人生は挑戦である。

スペイン留学も終わり、就職も無事決定。
日々残業との闘いに身を投じます。
可能な限り毎日更新がモットー。

ムルシアで震度5

2011-05-13 02:38:56 | 日記
現地時間 19:30



昨日スペインのムルシア近く、ロルカという街を中心に地震が発生しました。
ムルシアでのマグニチュードは5.5(うろ覚え)。
死者も出たとのことです。

日本の大震災に比べてしまうと規模が小さく、日本人の感覚からすれば、
「それくらいなら問題ないでしょ?」
と数日で1面から消えてしまうような地震ですが、
スペインの場合は話が違います。

想像してみて下さい。

日本では多くの建物が耐震設計になっていたり、震災時の対応が細かく決まっているのに対し、
スペインの建物はレンガ積みのような状態かつ、今回の地震、スペインとしては50年に一度の規模だそうです。
(ムルシアに限って言えば500年に一度あるかないかという話!!)
これで被害が少なくならないわけはありません。

掲載した新聞の一面を見ても分かる通り、建物が倒壊しています。
この写真も十分悲惨な写真ですが、新聞をめくるとさらにひどい写真もあります。
(それこそ閲覧注意を警告しなければいけないほどグロかったり…)
写真だけ比較すれば、日本の大震災となんら見ための違いはありません。
とても日本の物差しで測れるものではありません。

特にロルカでの被害はひどいようで、
教会の鐘が落ちて人が下敷きになり死亡した、という話もあります。
スペインのどこに、耐震設計を施した教会や大聖堂があるっていうんでしょう?
スペインには地震に対する備えの必要性がなかっただけに、(ゼロじゃないんでしょうが…)
結果的にこのような惨事になってしまったということです。


私はこの震災について、最初全く無関心でした。
日本人だからなのか、この程度の地震なら問題ない、そう思っていました。
しかし、スペイン人の人にとっては大きな衝撃であることを知り、考えを改めました。
震災の被害を受けた人々にとって、震災の大小は関係ないということ。

われわれ日本人は今回の東日本大震災で多くの国々から支援を頂きました。
ならば今度は我々が支援する番なんじゃないでしょうか。
日本という国からは支援できる余裕はないかもしれませんが、
私個人という意味でもし何か出来ることがあるならば、一所懸命に彼らの手助けをしたい、
今はそう思っています。


とりあえずこれから自分が出来ることを模索しようと思います。
…なんかカッコつけすぎたな…。