7月15日
パソコンを活用した狛犬展示会でした。
パソコンのお陰で私と高助さんが出会い、ここまでお付き合いしてきました。
こんなに身近な優れた道具（パソコン）はそうはありません。
そして多くの方々は利用したくてもできない方が多いのです。
高助さんとの出会いが亡くなった現在も続いています。
最後だと思いながらの展示会もその現れです。
私は特別な知識も技術もありません。
パソコンに対する興味と「これは面白い」だけだった気がします。
いつしか、それが高じて、素人向けのパソコン講習会を始めてしまいました。
５７才（１９年前）定年前のことです。
大好きだった、スポーツの指導をやめて空白の日々が続いていたころです。
土・日の空白を無為に過ごしていた私が気づいたことがありました。
それは「何かを始めないと自分自身がダメになる」という自覚でした。
その何かを求めてしばらくの間、試行錯誤していたようです。
ふと気が付いたのがパソコンの趣味でした。
趣味のスポーツでや仕事で使い慣れていたパソコンならできると考えました。
資格や技術や能力など素人の域を出ませんでしたが数だけは何倍もこな。していました
素人の私にもできることって体験の多さでした。
それに気づいてから行政などにボランティアでできる処を探して回りました。
パソコン講習会などの補助員としてボランティア参加したかったのです。
残念ながら私の希望に合う処は見つかりませんでした。
時は無駄に過ぎ去りこのままでは何もできないまま終わってしまいます。
それがあって、自分の力で「パソコン講習会」を始めようと決めたのは・・・。
これには妻（てるてる）の協力が必要でした。
講習会を開くには単独では無理があるからです。
パート先でパソコンの操作も妻に指導以外の部分を担当してもらいました。
準備に１年を計画して半年後の秋から講習会を始めました。
地域の新聞に「パソコン講習会」の募集を掲載していただきました。
募集５名でしたから４０名もの希望者にこちらがビックリでしたね。
申し込まれた方には「順番です、３回目になります」と受講の連絡を入れたほどでした。
あの当時はWinXPの時代でした。
まだ個人でパソコンある方など皆無に近かった環境でした。
第一回は足利市民活動センターを会場で「超初心者向けパソコン講習会」始めたものです。
ミニ講習会ですから生徒は５人、学習は5回で終了、但しパソコンは持ち帰り自宅学習付きでした。
WinXPのサポートが終わるまで（５２回）講習会は続きました。
その４９回（2013－7月）に狛犬をやっていた高助さんが参加しています。
ここから高助さんと、狛犬とのお付き合いが始まったのです。
高助さんはご自分の狛犬を整理するのに必死でした。
結果的に私もパソコンを教えながらのお手伝いになった次第です。
当時、高助さんがこう言っていました。
「パソコン、使わない人は勿体ない」と。
確かにこんな優れたマシンは身近になかった時期でした。
最近はやはりスマホですね。・・・でも能力が足りません。
その意味ではパソコンは道具としてはかなりの能力がありますね。
今回の展示にもパソコンなければ無理だったでしょう。
高助さんの写真も、回想記録も、すべてがデジタルだからです。
印刷もそうですね。
パソコン、こんなに役に立つ道具は身近にありません。
使えることは計り知れない恩恵を受けることができます。
が、多くに方々はこれを享受できないでいます。
私はそんな方に「遊びながら使い方覚えよう」と言います。
凄いことではなく極々普通の生活の中で使うための覚え方です。
生活の中で役に立ち、社会活動に役に立つ道具です。
そのように声高に呼びかけても反応がありません。
残念ですが私の呼びかけもお終いになります。
もうそろそろ私も限界を迎えることになるでしょう。
パソコンを活用した高助さんは私も活用してくれたようです。
感謝しながらの「高助さんの狛犬展示会」でした。
７月末に作品を片付けたら狛犬からさようならです。
最後になっててるてるが手伝ってくれました。
そして、「狛犬って可愛い」と言いました。
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