2006年10月6日『漂う電球』@本多劇場
作:ウディ・アレン
訳:鈴木小百合
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:岡田義徳・渡辺いっけい・高橋一生・伊藤正之・広岡由里子・町田マリー
・・・私、かなり好き、これ。
乾いたブラックな笑いと、夢と現実の多重構造がたまらん。
ケラさん、『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?』に引き続き、
演出のみ関わった作品も冴えまくってるわ。
「グッピー(←熱帯魚)は封筒に入らないからね。」
とかいう、本人いたって真面目に答えてるんだけど、どこかズレてる・・・
そんな会話が、もう私のツボで、ツボで。
ゲラゲラ笑うような作品ではありませんが、クスクス笑いが続きます。
自分自身友達と話するとき、真面目な顔して落としたがるところがあるんですよ。
そうするとどうなるかわかってて、あえて答えや間をズラしてみたり。
で、笑ってもらえると嬉しいんですね。
クールな顔して、人笑かしたいんです。
“明石家さんま”というより“関根勤”。
そんな私の笑いのツボにハマる舞台。(いや、さんまさんも好きだけどね。)
広岡さんがこれまた、たまらなく素晴らしい!
淡々とすっ呆けたことやったり、言ったりしてくれる。
広岡さんのちょっと疲れた雰囲気とか、この戯曲の笑いにピッタリ。
広岡さんを始め、役者さんは適材適所。
高橋一生君ってあれだよね?『我輩は主婦である』でクドカン的役だった人。
あぁしかも高橋克実×小林聡美の『新編・我輩は猫である』にも出演してる。
ややこしい。
ややこしいけれど、良い弟キャラ演じてました
役者さん達はそれぞれみんな芸達者だったけれど、
渡辺いっけいさん、やっぱ凄いな~自在に動ける役者さんだぁ。
キル初演の結髪をテレビで見て、どれだけ私がいっけいさんの演技に驚いたか・・・。
キルから12年、変わってない、いっけいさんは凄い。
夢→現実→夢→現実・・・
と、人の空想と現実の狭間をゆらゆら揺れる舞台で、その揺れが心地よかった。
明らかにこれは夢、今は現実。とわかる演出。
しかもちゃんと夢の世界では、観客にも夢見させてくれたんですよ。
広岡さんといっけいさんが良い感じな雰囲気になるんですが、
それは現実であるんだけれど、夢の世界。でも、甘い空気は伝わってきた。
その甘い夢の世界が、はかなく散った後に残った現実の残酷さ、
シュールさが、舞台に余韻を与えてくれました。
パンフレットを流し読みしたかぎり、どうやら1番救いのない戯曲みたいで・・・
でも、この救いのなさも結構面白かったですよ。
手品が舞台ではキーポイント。
手品というものも、見るものを鮮やかに騙すという夢を持ちながら、
実はタネが必ずあるという現実を持っています。
キーが手品。そっからして、全てが多重構造なんです。
手品も、私達が生活してる世界も、夢と現実の間で揺れてる。
そこにプラス、乾いた笑いです。
面白かったですね~好きだわー
でも、ウディアレンを見たいとは思わない。なんでだろ。
ウディアレン→ケラリーノサンドロヴィッチだったら、またいつでも見たい。
私、日本人の役者さんが好きなのかも。
邦画はたまに見たいと思うけれど、洋画に全く惹かれないんですよね。



舞台の感想じゃないところで、話が終わっちまった。
この辺まで読んで「面白かったわ」と思っていただけたら、クリックよろしくです。
ここから下は、イタイ宝塚話してみます。
気にならない方は、読まないでください。
話、かなり飛びますよ。漂う電球なんてどうでも良いや!ぐらい飛びます。
宝塚関係でいっつも覗いてるブログがありまして、
(生徒さんの激ウマな絵を描いてらっしゃるところ)
そこで、つい最近舞浜あたりの行楽地で、
タカハナ祭りがあったのを知ったんですね。(タカハナ祭り、てww)
チュロス目撃談とか読んで、ちょっとタカハナファンの気持ちがわかってしまった。
で、今日早速、大学の視聴覚室で『BOXMAN』見ちゃって。
しかも特別ヅカ好きでもない友達と二人で。
(予備知識としてチュロス話したら、友達もテンション上がってたわー。もう二人して大バカ。)
どの場面見ても頭にチュロス浮かんで、それがもう楽しくておかしくて仕方ない。
しかも、あのラスト!じゃれあってんじゃねぇ!素でしょ!?あれ!!ねぇ!?
花總まりが本気で可愛かった。
和央さんに後ろから軽く抱きしめられた時の、あの笑顔は何?
漫画の顔か??
見終わって、やっぱり私としては、久世さんと風花ちゃんのが好きだ。
っていう思いは残ったけれど、
タカハナファンの気持ちが少しわかっちゃった。
『BOXMAN』を一気に見たいが為に、1時間授業サボるし、
その後友達とお昼食べながら、イタイトーク連発だし・・・
ってか、イタイトークについてくる友達も友達だ・・・
全く・・・楽しかった。(楽しいのか!)
花總まりの「ぅん」っていう一言が良かっただの、
「俺達結構、深刻だったよな。」とかいう台詞が好きだっただの・・・
同じレベルで話せる友達が隣にいたもんだから、理性ぶっ飛んだね。
良くない傾向じゃん。ヤバイ。
特別ヅカファンではなかった友達は、
「1週間はチュロスが頭から離れない気がする。」
とか、訳わからないこと言い出したので、
「じゃあ、久世さん見なよ。ビデオ貸すから。」
と、私も訳のわからない応答。
友達、久世星佳にも興味津々。
よし、若干引きずり込んであげようじゃん。
『BOXMAN』正塚晴彦繋がりで『バロンの末裔』を貸すか、
わかりやすい面白さ重視で『CAN-CAN』を貸すか・・・どーしよーかなぁ~
ストーリー重視なら『バロンの末裔』だよな。
雉撃ちの場面と、ラスト近くバルコニーに佇むエドワードの姿とか、たまらなく好きだ。
はぁ、ここまで来ちゃうと止まらないな、もう。
どーせ私はこういうのも楽しめちゃう人だし、潔くマニアな自分を認めて楽しもう。
作:ウディ・アレン
訳:鈴木小百合
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:岡田義徳・渡辺いっけい・高橋一生・伊藤正之・広岡由里子・町田マリー
・・・私、かなり好き、これ。
乾いたブラックな笑いと、夢と現実の多重構造がたまらん。
ケラさん、『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?』に引き続き、
演出のみ関わった作品も冴えまくってるわ。
「グッピー(←熱帯魚)は封筒に入らないからね。」
とかいう、本人いたって真面目に答えてるんだけど、どこかズレてる・・・
そんな会話が、もう私のツボで、ツボで。
ゲラゲラ笑うような作品ではありませんが、クスクス笑いが続きます。
自分自身友達と話するとき、真面目な顔して落としたがるところがあるんですよ。
そうするとどうなるかわかってて、あえて答えや間をズラしてみたり。
で、笑ってもらえると嬉しいんですね。
クールな顔して、人笑かしたいんです。
“明石家さんま”というより“関根勤”。
そんな私の笑いのツボにハマる舞台。(いや、さんまさんも好きだけどね。)
広岡さんがこれまた、たまらなく素晴らしい!
淡々とすっ呆けたことやったり、言ったりしてくれる。
広岡さんのちょっと疲れた雰囲気とか、この戯曲の笑いにピッタリ。
広岡さんを始め、役者さんは適材適所。
高橋一生君ってあれだよね?『我輩は主婦である』でクドカン的役だった人。
あぁしかも高橋克実×小林聡美の『新編・我輩は猫である』にも出演してる。
ややこしい。
ややこしいけれど、良い弟キャラ演じてました
役者さん達はそれぞれみんな芸達者だったけれど、
渡辺いっけいさん、やっぱ凄いな~自在に動ける役者さんだぁ。
キル初演の結髪をテレビで見て、どれだけ私がいっけいさんの演技に驚いたか・・・。
キルから12年、変わってない、いっけいさんは凄い。
夢→現実→夢→現実・・・
と、人の空想と現実の狭間をゆらゆら揺れる舞台で、その揺れが心地よかった。
明らかにこれは夢、今は現実。とわかる演出。
しかもちゃんと夢の世界では、観客にも夢見させてくれたんですよ。
広岡さんといっけいさんが良い感じな雰囲気になるんですが、
それは現実であるんだけれど、夢の世界。でも、甘い空気は伝わってきた。
その甘い夢の世界が、はかなく散った後に残った現実の残酷さ、
シュールさが、舞台に余韻を与えてくれました。
パンフレットを流し読みしたかぎり、どうやら1番救いのない戯曲みたいで・・・
でも、この救いのなさも結構面白かったですよ。
手品が舞台ではキーポイント。
手品というものも、見るものを鮮やかに騙すという夢を持ちながら、
実はタネが必ずあるという現実を持っています。
キーが手品。そっからして、全てが多重構造なんです。
手品も、私達が生活してる世界も、夢と現実の間で揺れてる。
そこにプラス、乾いた笑いです。
面白かったですね~好きだわー
でも、ウディアレンを見たいとは思わない。なんでだろ。
ウディアレン→ケラリーノサンドロヴィッチだったら、またいつでも見たい。
私、日本人の役者さんが好きなのかも。
邦画はたまに見たいと思うけれど、洋画に全く惹かれないんですよね。



舞台の感想じゃないところで、話が終わっちまった。
この辺まで読んで「面白かったわ」と思っていただけたら、クリックよろしくです。
ここから下は、イタイ宝塚話してみます。
気にならない方は、読まないでください。
話、かなり飛びますよ。漂う電球なんてどうでも良いや!ぐらい飛びます。
宝塚関係でいっつも覗いてるブログがありまして、
(生徒さんの激ウマな絵を描いてらっしゃるところ)
そこで、つい最近舞浜あたりの行楽地で、
タカハナ祭りがあったのを知ったんですね。(タカハナ祭り、てww)
チュロス目撃談とか読んで、ちょっとタカハナファンの気持ちがわかってしまった。
で、今日早速、大学の視聴覚室で『BOXMAN』見ちゃって。
しかも特別ヅカ好きでもない友達と二人で。
(予備知識としてチュロス話したら、友達もテンション上がってたわー。もう二人して大バカ。)
どの場面見ても頭にチュロス浮かんで、それがもう楽しくておかしくて仕方ない。
しかも、あのラスト!じゃれあってんじゃねぇ!素でしょ!?あれ!!ねぇ!?
花總まりが本気で可愛かった。
和央さんに後ろから軽く抱きしめられた時の、あの笑顔は何?
漫画の顔か??
見終わって、やっぱり私としては、久世さんと風花ちゃんのが好きだ。
っていう思いは残ったけれど、
タカハナファンの気持ちが少しわかっちゃった。
『BOXMAN』を一気に見たいが為に、1時間授業サボるし、
その後友達とお昼食べながら、イタイトーク連発だし・・・
ってか、イタイトークについてくる友達も友達だ・・・
全く・・・楽しかった。(楽しいのか!)
花總まりの「ぅん」っていう一言が良かっただの、
「俺達結構、深刻だったよな。」とかいう台詞が好きだっただの・・・
同じレベルで話せる友達が隣にいたもんだから、理性ぶっ飛んだね。
良くない傾向じゃん。ヤバイ。
特別ヅカファンではなかった友達は、
「1週間はチュロスが頭から離れない気がする。」
とか、訳わからないこと言い出したので、
「じゃあ、久世さん見なよ。ビデオ貸すから。」
と、私も訳のわからない応答。
友達、久世星佳にも興味津々。
よし、若干引きずり込んであげようじゃん。
『BOXMAN』正塚晴彦繋がりで『バロンの末裔』を貸すか、
わかりやすい面白さ重視で『CAN-CAN』を貸すか・・・どーしよーかなぁ~
ストーリー重視なら『バロンの末裔』だよな。
雉撃ちの場面と、ラスト近くバルコニーに佇むエドワードの姿とか、たまらなく好きだ。
はぁ、ここまで来ちゃうと止まらないな、もう。
どーせ私はこういうのも楽しめちゃう人だし、潔くマニアな自分を認めて楽しもう。