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8/30 コンドルズ ELDORADO

2006-08-31 10:01:37 | 舞台感想
コンドルズの事も、ヅカの事も書きたいことは、ほんのりと頭に浮かんでいるのにパソコンが繋がらない。
前にもこんなことあったけど、本当に止めてくれ。
辛い。

とりあえず、その場しのぎで携帯からコンドルズ見て来たことを書き残しておきます。
携帯からなんて辛いんだけど…

近藤良平はとにかく、かっこ良い!
何かを想像する人で、私が野田秀樹の次にオーラを感じるのが近藤さん。
嫌でも彼に目が行ってしまう。
いや別に嫌じゃないけど。
近藤さんがいない場合、次に目が行くのは頭もじゃもじゃの人。
彼はめちゃくちゃダンス上手いと思う。好みじゃないけど顔もカッコイイ!
で、彼もまたいなかったら次は筧さんに似ている人を見ます。
筧利夫が踊っているようで、見ていてなんだか不思議で面白いんです。
顔が筧さんに似ているからなのか、筧さんに似たちょっとばかり暑苦しいエネルギーが彼から出てます。

ダンス中心の舞台なんて、コンドルズ以外に見たことありませんが、
コンドルズの面々は個性が体から滲み出て、それぞれが輝っているように感じますね。
それで力強さ…生命力みたいなものも感じるし、だけどそれだけじゃなく、人を笑わせる。
なんか割とシュールに笑わせる。

『何がやりたいんだかわからないと言われる』
と、チラシと一緒に配られた紙に書いてありましたが、
冗談抜きに何やりたいんだかわかりません。
でも面白いのが事実。

終盤、音楽がピタっと止み、無音の中で近藤良平独りが踊る場面があったんですが、鳥肌立ちました。
赤い照明も綺麗だったし、踊る姿と響く足音に、ぐっと惹き付けられました。

こういう一瞬が見に来て良かったと思える一瞬です。

コンドルズ全く関係ないんですが、シアターアプルに来ると遊眠社を思ってしまいます。
なんかしらんけど、近藤さん宛に野田さんからお花も届いていたし、尚更。
『半神』のメイキング映像で役者さんたちが筋トレしたり、走ったりしているのは、たぶんアプルのロビー。
解散公演『ゼンダ城の虜』もアプルだったはず。
…思い出さずにはいられねぇ。
生の遊眠社は一体どんなものだったんだろう…今となっては知る余地もありませんが、今回のアプルとか、本多劇場に行くとどうしても
そこに野田さんや段田さん、上杉さんがいたことを想像してしまいます。
あーあ、切なっ。(笑)

普通に考えてこれから先、遊眠社を見て来た世代の人達より長く演劇を楽しめるだろうってことは、理解できるんだけど、
野田秀樹はもう二度と現れないのも確かなわけで、そこはやっぱり、『切なっ』ってなりますよ。

いつの間にやらコンドルズ全く関係ない話題が長くなっちゃった。
えーとにかく、4000円で彼らを見れるのは安いと思います!
これからもっと飛んできそうです、コンドルズは。
最近やっとこの存在に気が付いた私ですが、『どう飛んでくのか見てやろうじゃない』って気持ちでいっぱいです。

8/29 中村勘三郎襲名披露公演

2006-08-29 20:11:57 | 舞台感想
2006年8月29日 中村勘三郎襲名披露@松戸 森のホール21

一、 ほんちょうにじゅうしこう『本朝廿四孝』十種香

ニ、 十八代目中村勘三郎襲名披露 こうじょう『口上』

三、 新古演劇十種の内 みがわりざぜん『身替座禅』

祖母の家のある埼玉で夜の部を見たので、どうせなら昼の部も見るでしょ!
ってことで、巡業後半(西コース)初日の地元千葉の松戸公演を見に行ってきました。

あぁ、身替座禅が面白かった。これが見たかった。
弥十郎さんの玉の井の迫力ったらない。
酒に酔って頬が上気している右京も可愛らしい。
こんなこと今もあるある!!
と思わず笑みがこぼれてしまう演目でした。

でもね、とにかく私は勘太郎が・・・。
埼玉で見たときも彼がいないことが寂しくって、今日見てもやっぱり寂しくって、
なんだよ、もう・・・しっかり治して帰ってこいや!

あ、そうそう弥十郎さんの玉の井は古田新太に似ている。
絶対似ている。
コクーン歌舞伎『桜姫』を見たときも思ったけれど、やっぱり似ている。

松戸は自分の範疇ではないんですが、それでも電車ですぐの場所。近い。
こんな身近に勘三郎さんが来てくれるなんて、なんだか嬉しかったですね。
きっと、各地で、たくさんのお客さんが勘三郎襲名に拍手を送り、
勘三郎さん自身はその拍手に真摯に答えてくれて・・・
そうやって、日本全国に十八代中村勘三郎の名前が広がっていくんだろうなぁ。
こういう地元密着型の公演って、おばちゃんが多いような気がするんですが、
おばちゃんたちに名前を覚えてもらうって強いと思う。(笑)

私ももちろん拍手してるんですが、観客みんなの拍手があたたかくて嬉しくなりました。

そうそう、3階の安い席で見たんですが、一番後ろの席に小学生がいっぱいでした。
なんか、市の企画とかで、ちびっこに歌舞伎を見せたのかな?
幸せものだな~あの子達は。
きっと初めてだろう歌舞伎観劇が勘三郎襲名だなんて。
終演後
「面白かったね☆」
「うん♪」
という、些細な女の子二人の会話が聞こえてきて、やっぱり嬉しくなりました。


西回りコース、これから観劇される方。
弥十郎さんの古田新太っぷりを是非確かめていただきたい。
明日は、シアターアプルでコンドルズ!
少しでもお気に召しましたら、クリックお願いします

8/28 小鹿物語 2回目

2006-08-29 02:59:59 | 舞台感想
2006年8月28日『小鹿物語』@シアターコクーン 2回目

作:輿水泰弘
演出:水田伸生
出演:明石家さんま・真矢みき・生瀬勝久・温水洋一・中川祐一朗
   八十田勇一・水沼健・森下じんせい・新谷真弓


良い意味で・・・
「よくも騙しやがったな!!!!」
と、言ってやりたい。

本日2度目の小鹿物語。
どこからどこまでがアドリブで、どこからどこまでが芝居なのか確認するつもりで
見に行ったんですが、全部芝居じゃないですか。

げろ君が(名前やばいな、やっぱり。笑)靴間違えて履いてきてテンぱるのも、
私の大のお気に入り“ドラえもん生瀬(←押入れで寝てるだけ。)”に2度ツッコミいれるのも、
しのぶさんとの色々も、生瀬さんの「ぁっつ!!」も・・・
とにかく全部、全部、全部、芝居なのね。
ったく、1回目見たときは全然、わからなかったし。

2回見た事で1回目、どれだけ自分が騙されていたのか知りました。

でもね、客なんて騙されてなんぼ。

むしろ、いっつも騙されに劇場に行ってるようなものですよね。
素に見えたあの笑いも、その笑いも全て仕組まれたものでした。
にっくいなぁ・・・(笑)

ということで、24日に見た際と変わっている点は特になく、たいして笑えませんでした。
ただただ、感心するのみ。
正直1回見るだけで止めておきゃ~良かったとも思いましたが、
たまには、騙されていたことを知るのも悪くはないかな。

真矢さんの琴子がかなり好きです。ええ女や。

31日、千秋楽のチケットも手元にあるので(笑)
「騙してくれてありがとね」ってな気持ちで楽しく見てきたいな。

そうそう、今日は偏屈な父と一緒に見てきたんですよ。
「チケット余ってるんだよね~」とそれとなく『買え』という命令を匂わせた発言をしたら、
はじめて「じゃあ、行ってやるよ」と言い出しまして、一緒に行くことに。
父は初舞台観劇、しかも“俺さんま嫌いなんだよ”と前々から公言している、
この舞台を見せるにはかなり問題ありな人物。
笑いのツボが違ったようですが、温水ネタの食い付きは良かったので、ちょっと安心。

『全くもってつまらなかった。』という感想をもたれますと、
舞台を愛してやまない私としては、今後ちょっと困る。
『あんなつまらんものを高い金払って見るのか?』と、しつこく嫌味を言われるハメになるので。

割と的を得た辛口コメントを残しましたが、どうやら嫌味を言われる心配はなさそうです。
だいたい父は、人を褒めるということを全くしない人なので、
辛口コメントの中から、好感を持ったのかどうかを見極めることが必要なんですね。

「さんまの舞台だな。」
「あの弟(生瀬さん)とハゲたヤツ(温水さん)がいないと芝居として成り立たないだろ。」
「生瀬っていうのか?あいつは認めるな。」
「真矢みきは、見てみれば顔知ってるけど、好みじゃない。」
「1回見りゃ十分だろ。」
(私「役者さんが実際そこにいるっていうのが凄いってわかったでしょ?
 9000円でおつりが来るような舞台もあるんだよ。」)「そりゃそうかもな。」
「りえちゃんのを見せろよ。」

などの、コメントを残しました。うん、そうね、一部を除いて、正しいかもしれない。
“りえちゃん”とは宮沢のりえちゃんです。野田地図『ロープ』のチラシを見せたら言いました。
絶対言うと思ったんだ。サンタフェ買った父だし。
真矢さんが、あなたの好みかそうじゃないかは、娘の私の知ったこっちゃありません。

以上のコメントの中では「そりゃそうかもな。」というのが、1番好意的かな。
舞台ってどういうものか、ちょっと父にもわかってもらえた気がしました。

父に見せるということで、なんだかいつもとは違う緊張感がありましたが、
まぁまぁ成功って感じでしょう。温水さんと生瀬さんがいてくれてホント良かった。


今日は大竹しのぶさんが見に来てたらしいです。それであのネタ・・・マジかよ!?(笑)
良かったらクッリクお願いします
・・・ん?クッリク?素で間違えた。クリックだ。面白いから残しとこ~

ヅカ成長日記7

2006-08-28 12:04:05 | 演劇関連

たぶん、この先も細々と続いて行くだろう、成長日記7。
今日もサブタイトルをつけるとしたら

“・・・い、いつの間に”。ってところでしょうか。

なんか知らん間に、私、今日の写真の方々の名前を言えるようになっていました。

下列左から、瀬奈じゅん・朝海ひかる・(ベルばらの原作者さん)・湖月わたる、春野寿美礼
上列左から、水夏希・貴城けい・安蘭けい・霧矢大夢・大空祐飛

ほらね、ほらね
あってますよね?
誰に問いかけてるかって、偶然にもここを見てくれた、ヅカファンさんに問い掛けますよ。

本当につい1ヶ月ぐらい前までは、“宝塚”と言ったら、
天海祐希・真矢みき・大地真央・黒木瞳
ぐらいしか、知らなかった私が・・・

いやぁ、成長したもんだ(笑)

だいたい私は、現在の宝塚よりも過去の宝塚。
しかも特に興味津々なのが剣幸さん~久世星佳さんまでの月組という、
なんというか、真正面からではなく、斜めから入ってきた人間のような気がしているんですが、
それでも、このメンツは自然と覚えたっていうところが、凄い。

宝塚、恐ろしや

これから先どうしようかなぁ
「ヅカファンになった」と、友達にまじまじと公言するのはちょっと恥ずかしい。
いやいや、ブログに書いちまったら公言してるのと変わりはない。
むしろ、口で言うより影響力は大きいぞ。わかってて書いてるんだい。(笑)

ということで、たぶん私、結構ファンになってます。
もう、開き直って認めてやるよ。

私は、宝塚が好きです。

どうだ、まいったか。まいっているのは私自身か?

大人計画が好きで、宝塚も好き。
なんて人はもちろんいるだろうけど、あんまり多くはないだろう。
興味を持った舞台を、片っ端から見て、
その中で自分の好きな系統の舞台を見つけて行こうと日々過ごしていたら、
松尾スズキも、宝塚も引っかかった。
ただ、それだけの話。

ここ最近で、演劇に対する興味の幅がぐーーんと広がった気がします。(笑)


ちなみに気になるジェンヌは大空祐飛。(笑)
とか言っときながら、今日も『小鹿物語』を見てきます。幅広いでしょw
「イタイなぁ、この子」と思いつつ、この成長を見守ってくださる方、
いらっしゃいましたら、1クリックよろしくお願いします


らしい行動をとる。

2006-08-27 10:49:23 | 日常生活/ひとりごと

今日は特に日本中の堤ファンだとか、蜷川ファンだとかと戦う予定はありませんが、
12時からまたバイトです。
バイト行くまで暇だから、更新してしまえ。と。

昨日の夜は、なんだか自分の通っている学部的に“らしい”行動を取ってから寝ました。
シェイクスピアの『十二夜』読んだんです
レポートの課題だから。←これがなきゃ、ちょっと頭よさそうなのにね。

500円前後だろうと、高をくくってレジまで持っていたら
「700円でございます。」
と、言われ、「・・・高い。」と友達共々ビビった松岡和子訳の文庫本サイズの十二夜。

大体の話は大地真央主演、野田秀樹演出の十二夜と、
去年?歌舞伎座で上演されたNINAGAYA十二夜を実際見てるのでわかってる。

半分ほど読んだんですが、

戯曲読んで声出して笑える自分がいるぞ

それだけのことだけど、ちょっと嬉しかったり
『小鹿物語』『噂の男』ときて、『十二夜』っていうのは、良いかもしんない。
十二夜も、物事には裏表がある。
というようなことを恋愛がらみで描いた作品だろうし。

最近、舞台の感想をちゃんと書き出したからかなんなのか、
人気blogランキングの順位も急激に上がり一時的にでも25位って凄いよ、あんた。
アクセス数もgooブログの中で854位(621590 BLOG中)ということで、

おい、マジかよ。

的な。
ね、うん。ありがたい。
昔っから、成績表とか目に見えて表れる結果で喜びを感じてしまう人間だったので、
やっぱり嬉しいです。
あと「変わってるよね~」とか、「面白いね~」とかそんなこと言われても嬉しい。

・・・やっぱり、変わってるわ。“変わってる”言われて喜ぶ20歳ってなに?

人と違うことをやっていたかったりとか、人を笑わすのが結構好きだったりするなぁ。

見た芝居の感想を書いておく。というのは私にとって、
一つ一つの舞台と向き合う上で、絶対的に必要なことのようが気がするので、
誰に読まれようが、読まれまいが、このブログは続けて行くんだろうね。

その上で読んで下さる方々。どうぞよろしくです


ちょっと面白い文章書きたい。
とも思って、ブログやってるけど、自分じゃ自分の文章がよくわからない。
「まぁ、割と面白いんじゃない?」と感じていただけましたら、クリックよろしくお願いします。
目安にしてます。


バカ正直、大バカ正直、略して大バカ。

2006-08-26 21:22:25 | 演劇関連

今日のバイトは元々10時30分からだったんですが、

『日本中の人間と10時から戦わなきゃいけないから、12時からにしてくれ。』

と頼みこみ、12時から働いてきました。

チケット取るのは神経をすり減らし、単調作業を繰り返す退屈さとの戦いです。
これは、電話やネット販売のみの場合かな。単調作業とはリダイヤルのことです。

店頭発売があるときは、主に

眠気と外気との戦い

でしょうか。
暑いときゃ暑くて死ぬし、寒けりゃ凍え死にそうになります
それでも、見たいんです。

「どうやったら人気公演のチケットが取れるんですか?」
と聞いてる方をネットでたまに見ますが、

執念。

としか答えようがないと思います。

どれだけ見たいか。その見たいという気持ちをどれだけ行動に表せるか。
チケットが取れるか取れないかは、この違いだと私は感じるなぁ。
知り合いに関係者さんとかがいれば、それにこしたことないんだろうけど、いないしね。

と、いうことで、私が今日何の為に戦ったかというと、これしかないでしょう。

タンゴ・冬の終わりに

無事、初日、千秋楽を含めチケットGETです

にしても、どぎまぎさせられたなぁ。どぎまぎなんて言葉久しぶりに使ったよ。
だって、せっかくあと1クリックで決済完了まできたのに、
しかもそれ千秋楽公演ですよ?
「時間切れたからトップページに戻れ。」
って言われたんすよ。そういった内容の文章が画面上に出たの。
戻れってあんたそんな簡単に・・・
嫌だよ。うん。嫌だ。
まぁ結局取れてたんですけどね。決済完了画面がでなくとも望みを捨ててはいけない、ということを学びました。

提示されていた席番に向かって
「そこ私の席や~!!!!誰にもわたさねぇ!!!!」
叫んでもみましたね。

まさしく危ない。

そんなこんなで危ない人格も表れましたが、それは置いといて11月はもう安心です。
どさくさに紛れたのか、元々どさくさしてなかったのか、
阿佐スパのイヌの日も買っときました。やっぱりこっちは結構スムーズ
実はちょっと前に森の石松も買ってみました。
つまるところ、ちょっとでも興味のあるものはなんでも見たいんです。

結局、こんな遊んでられるのって大学時代ぐらいだろうし、
幸いウチの学部の教授は「勉強しなくていいから、とにかく舞台を見ろ。」と言ってくれてる。
“バカ正直、大バカ正直、略して大バカ”な私はその言葉を真に受けます。


↑こんな台詞を書いちゃうケラさんと、大バカなルーファス(堤真一)がいたからこそ、
こんなに舞台にハマっちゃった自分がいます。
こんなブログを面白がっていただけたら、クリックよろしくどーぞ


8/25 噂の男

2006-08-26 00:29:54 | 舞台感想
2006年8月25日『噂の男』@PARCO劇場

作:福島三郎
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:堺 雅人 橋本じゅん 八嶋智人 山内圭哉 橋本さとし

『噂の男』と『小鹿物語』セットで見るときっと面白い。
私、幸運にも2連続で見ましたが、この2つはまさに裏表。

『小鹿物語』は戦争(悲劇)の対極にあるお笑い(喜劇)の物語。
『噂の男』はお笑い(喜劇)の対極にある人間(悲劇)の物語。
・・・噂の男の方はちょっと無理あるかな。(笑)

とにかく偶然にも同時期に公演中のこの2つの舞台、私の中では綺麗にリンクしました。
たまにあります、こういうこと。
全く別の作品なのに、行きつく先が同じというか・・・
自分自身が先に見た舞台に影響を受けているから、っていうものあるかもしれないけどね。
いや~面白い。

今日はなぜだか最前列で観劇。
(2列目は何度かあるけど、こういう劇場で最前ってもしや初??おぉ~すげぇ~)
役者ファンにはたまらないだろう最高のポジションでした。センター上手寄り。
が、特に私、誰のファンでもなく・・・すんません。
でもね、やっぱドキドキかも。
だって私の目の前にじゅんさんが、ヤッシーが、堺雅人が・・・
しかも、自分の前に他人の頭がないってのが良いじゃない。
「私の為だけに演じてくれている」というような錯覚に陥れて。
えぇ、錯覚です。

2時間30分、休憩なしのぶっ通し。これも2日連続。(笑)
でも今日はお尻痛くならなかったです。
コクーンの椅子より、PARCOの椅子のが相性が良いのかな、私のお尻は。

ケラさんの演出で、このメンツだから見に行きましたが、
脚本もケラさんなんじゃないの?っていう感じ。
不条理さは薄いけれど、光があって影がある。その影を浮き上がらせるというか。
まぁ、似た部分があるから演出を引き受けるんだろうけどさ。

登場人物全員が、お笑いになんらかの形で関わっていた人物。
しかし、物語の進む場所は、スポットライトのあたる舞台ではなく、その袖の奥のボイラー室。
そこからして、なんだか良い。ボイラー室にも客席の笑い声が聞こえるんだ。

光のすぐ裏にあった、人間の様々なドロドロした感情が見える舞台でした。

人間関係は言葉で説明するには複雑すぎます。
皆さんそれぞれ、ホモだったり、芸人の息子だったり、
アル中だったり、実は殺人者だったりしてました。酷いですね。
ただでさえ複雑な人間と状況が絡み合って絡み合って、最後、悲劇へ。

でも、すぐそばで人が笑っている。

ボイラー室の中では、何人も人は死んでいるのに、笑い声が聞こえてくる。
その演出がシニカルでとても良かったです。

ダブル橋本が元お笑いコンビという設定なのですが、この2人の漫才が実に面白い。
コレ書きながら父が隣でNHKのお笑い番組見てましたが、
間違いなくじゅんさんと、さとしさんのがテンポも良くって面白いわ。
ってことで、本当のお笑いコンビみたいでした、2人は。
2人が、仲違いしていくところから話はこんがらがって行くんですが、
終盤、やっぱり良いコンビだったんだとしみじみ思わせる場面があって、
いやなんか、上手いな~と感心してしまいました。

過去と現在が微妙に交差する展開も、徐々に混乱して行く人間関係と重なって効果的。

最前列だったせいなのか、なんなのかよくわかりませんが、
集中途切れることなく、2時間30分見ることが出来ました。

悲劇があるから喜劇がある。
喜劇があるから悲劇がある。

2日間で、物事全てに裏と表があるんだなぁ。
などということを、実感してしまいました。なんかシェイクスピアじゃん。


客席に中村獅童さんがいたような、いなかったような。・・・新撰組、か。
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小鹿物語 雑感

2006-08-25 13:05:19 | 演劇関連

今日になっても小鹿物語で笑った自分を、良い感じで引きずってます。
たぶん今年NO,1の舞台になるだろうな、“笑う”という点では。
でもそれは、話の流れが面白いのではなくて(←つまらなくはないけどね)、
明石家さんまという芸人がずば抜けて面白いんだと思う。
笑ったのは、ほとんどさんまさんの喋りがキッカケだったから。

生瀬さん好きとしては、押入れで寝るドラえもん生瀬に、
「何本気で笑っとんや!!」
とツッコミ、ふすまを閉め、間を空けて
「今油断したやろ!!」
と再びツッコミをいれてくれたのが本気で嬉しかった
生瀬さん、さんまさんと中川さんのやり取りをずっとニヤニヤして眺めてて、
私はそのニヤニヤしちゃってる生瀬さんをそれとなく見ていたわけですよ。
楽しそうだなぁと。
そしたら、抜群のタイミングでさんまさんが突っ込んでくれてさ。
本当にどうもありがとう。(笑)

家に帰って、パンフレット(1800円はちょい高いに目を通し、
明石家さんまのプロ意識にちょっと惚れました。(笑)

めちゃくちゃカッコイイでこの人

野田さんといい・・・
私、趣味が大竹しのぶさんと被るの??(爆)
いやいやいやいや

1955年生まれ、強いですね。
ちょっと調べました。

渡辺えり子・所ジョージ・鳥山明(ドラゴンボールのね)・ラサール石井
中村勘三郎・野田秀樹・明石家さんま
などなど

みなさん、1955年生まれです。
カッコイイ年代だなぁ。

小鹿物語は戦時中の喜劇芸人のお話。
そこで、座談会の中での生瀬さんのお言葉を
「さんまさんはすごい悲劇を見るほど、これはすごい喜劇になると考える。」
あぁ、だから戦争?
だから温水さんの頭髪をネタにするの?悲劇?温水さんの髪は。

笑ったあとに、戦争がもたらす傷跡だとかも考えさせられて、
ちょっとしんみり。その辺は話の持つ力でした。

辛い世の中だから、せめて自分が触れられる範囲にいる人には笑顔でいて欲しい。

戦争という笑顔と対極にあるものが、物語の裏にあったから、笑いが引き立つのね。

生も死もなにもかも、比べるものがないと実感として受け入れることができない。

舞台としては、笑って笑って最後しんみりさせられるというのは、ある意味気持ちが良いです。


さんまさんの凄さを実感できる舞台
今日は噂の男見てきます!
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8/24 小鹿物語 1回目

2006-08-25 00:41:57 | 舞台感想
2006年8月24日『小鹿物語』@シアターコクーン 1回目

作:輿水泰弘
演出:水田伸生
出演:明石家さんま・真矢みき・生瀬勝久・温水洋一・中川祐一朗
   八十田勇一・水沼健・森下じんせい・新谷真弓

あの、帰り道にガム踏んだんですけど、
それすら笑って許せるぐらい幸せ~な気分になれました。

笑う。って素晴らしい!!!!

話の筋はまぁそのグダグダではありましたが、
さんまさんのアドリブ炸裂は、一見・・・二見ぐらいの価値あると思います。

なぜ2度見たほうがいいか、って、どこからどこがアドリブなのかわからないから。

テレビで見たまんま、とにかく明石家さんま、喋り続けてます。ツッコミし続けてます。
ツッコまれるのは主に、中川さんと温水さん。何度2人は頭をはたかれた事か・・・。

さんまさんは、『人はこうすると笑う』。
っていうツボを知りぬいているお方です。生の舞台でツボを的確に押してくるなんて、流石!!
痒い所に手が届く人。
ここツッコミ入れて欲しいなぁ~と思ったら必ず、ツッコんでくれるし、
もう1回ボケが必要だと思ったら、やっぱりボケてくれる。
客席の笑い声は時間と共に大きくなる一方でした。
こんなに笑えることって、そうそうない。

三谷幸喜の『12人の優しい日本人』見たときもそうだったんですが、
笑って笑って笑って・・・一定のライン超えると、笑えてる自分が楽しくて、嬉しくてしょうがなくって、
涙出てくるんです、私。
あの、別に笑い過ぎて目に涙がたまるとか、そういんじゃなく。(笑)
今回もそんな状態になれました。幸せっすよもう。

さんまさんは、“明石家さんま”で舞台に立っているときと、
“塙小鹿”で舞台に立っているとき、両方あるような気がします。
日本全国津々浦々、知らない人はいないだろう、大竹しのぶさんとの色々を
「人から聞いたんだけどな」と言いながら、永遠話してくれましたね。
客席にいた誰もが、頭にしのぶさんを浮かべていたはず。だからもう爆笑。
まぁ、これで爆笑する私達もどうだろう、って感じですが、しょうがないでしょ。

小鹿で上にいるときは、たまに背中から哀愁感じるんです。色っぽいわ~
空から降る一億の星、再び!みたいな。
背中、注目ですよ。

さんまさんは生瀬さんが隣にいてくれて、すごくやり易そう。
アドリブにも対応してくれるし、芝居もできるし、目も出てるし。
生瀬さんは芝居をわかっている人、って感じですね。
遊んで良いところは、一人でニヤニヤしたり、
あえてさんまさんにツッコまれる言動をしてみたりなんですが、
笑う場面から、芝居の筋に流れを戻さなければいけない場面では、
ふっとした表情や声の見事な演技を見せてくれます。

真矢さんも良かったですね~
元花組トップスターの歌と軽いダンスとウィンクありましたよ。
今の私には、ちょっと嬉しかったし。(笑)
小鹿に惚れぬいているっていうのが、芝居が進むに連れ見えてきて、
そこに女性的な包容力も感じる。しかも、こざっぱりしていて、見ていて気持ちが良い女性でした、琴子は。

琴子が小鹿に惚れぬいていたのは、かなり伝わってきたんですが、
小鹿がどれだけ琴子を愛しているか・・・こっちももうちょっと強く見えてもいい気がします。
フラフラ女遊びもするけれど、琴子の元に返ってくる小鹿。っていうのが可愛いしね。

シェイクスピアの『ヴェニスの商人』とかけた、話のちょっとしたどんでん返しがありました。
それがわかって「自分、だてに1年大学通ってないわ。」なんて思ってちょっと嬉しかったり。(笑)

もう、ホントとにかく笑わせていただきました。
ラストはしんみりなんですが、余韻として、それはそれでいい。
2回目のカーテンコールで真矢さんが「毎日毎日笑いっぱなしで、しわが増える!」と
おしゃっていたので、たぶんもう一度見ても笑えるんだろうな。
楽しみです。

3公演分チケット取れてしまって、『しまった。』と正直思ったんですが、
実は正解だったかもしれません。次の観劇は28日。その次は千秋楽31日と見ます。
これは、千秋楽盛り上がるぞ~。
いつもなのかわかりませんが、上演時間2時間35分の張り紙は嘘だと思っておいたほうがいいかも。
さんまさんのテンション次第で5分前後、伸び縮みしそうな感じです。



しのぶさん話がやたら長かった。(笑)
楽しんでいただけたら、1クッリクよろしくお願いします!

ヅカ成長日記6

2006-08-23 16:32:28 | 演劇関連

今日は試写会行かないし、特にこれといった出来事もなさそうなので、
また、ヅカ関連の話でも・・・
今日の副題は

“同郷出身のスターに、日記に親近感”。

でも明日は、シアターコクーンで小鹿物語ですよ!!
ヅカから離れる予定です。いや、真矢さん出てるから微妙に関連するのか?(笑)
翌日はまた渋谷、PARCO劇場で噂の男でございます。

まぁそもそも、なんでこれといった出来事のない1日になっちゃうかって、
バイトが夕方から入っているからじゃないかと。
昨日みたいに、午前中からバイトなら、午後出掛ける予定が組めるけど、
18時からじゃ家にいるしかない。

家にいるしかない=なんかビデオ見るしかない

方程式がね、成り立つわけですよ。
ヅカだけに限らず、昔のドラマなんかも見出して、ビデオ三昧。

はぁ~ダメかも、こんな毎日。

ちなみに今日はきらきらひかる見てました。
昨日フラガール見ちゃったから、松雪さんの月山紀子が見たくってね。
このドラマ、見た事なかったら、ビデオレンタル半額DAYなんかに、
全部大人借りして見ることを、高らかにオススメします。

バイトに行くまでそんなこんなで、お暇なのでブログも更新しちゃうんです。
ダラダラしてますが、良かったらお付き合いくださいませ。

最近ネットで宝塚の情報もちょびっとですが、調べるようになってきた私ですが、
ちょっと前に雪組の次期トップスターが水夏希さんに内定したことを知りました。

出身地“千葉県”


に、軽く喜び、強く親近感を感じる私。
千葉県民として、ちょっと注目してみよう、水さん
他に千葉出身のトップさんとかいたのかな。今度調べてみっか。

まだまだ暇な時間は続くので、「どこまで暇やねん。」と心の中でツッコミ入れながら、
今度は久世星佳さんの日記を一気読み。

そっか、久世さんも野田さんの舞台好きなんだ
赤鬼大絶賛じゃん。時期的に『贋作・罪と罰』も見てるのか~これは?
確かに野田さんの舞台を見た後は、神経がちょっと尖るかもなぁ。
うん、うん、わかるわかる。

ってことで、また親近感を覚える私。危ない傾向だ。

そうそう日記の中に登場した事務所の先輩Dさん・・・
彼今日NHKの番組に出てましたね。
偶然見れて嬉しかった~
でもHDDに録画して他のことしてたら、途中で容量残量なくなって録画切れてた。
微妙にショック
あぁでも、段田さんの声聞けて、癒されたよ、昼から。元気も出た。
獏のゆりかごタンゴ・冬の終わりに楽しみにしてますよ~

さ、バイト行く準備しよ


芝居を見るためにバイトに励みます。
励まないと破産だ、本気で!!
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