~東根中部小学校目の前、基礎から受験まで~

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えいちしんがくじゅく

ながら について

2014年04月11日 | 学習
 今日は皆さんが大好き?な

   ながら作業

についてお話しようと思います。

テレビを見ながら、音楽を聞きながら、というアレです。

 生徒諸君にはながら作業で勉強をしてはいけないと

言っておりますし、学校の先生や保護者の方も言うでしょう。

なぜ言うかといいますと、それは私たち大人の経験から勉強が

うまく行かないと予想できるからです。

しかしそれでは納得できませんね。というわけで理由を考えて

みましたので参考にしてもらえれば嬉しいです。

 みなさんは勉強をするとき、問題を解くとき何を考えていますか。

たとえば数学の文章問題ならば

   問題を読み、文章中の情報を覚えながら

   最終的な目標を確認してそれを意識しながら

   計算式の法則を思い出しながら

   計算式をたて、繰り上がりを覚えながら

   九九を思い出したりと計算するでしょう。

また、英語の長文読解などでは

   これまで覚えた単語と本文を見比べ、照らし合わせながら

   知らない単語は推理、予想しながら

   文法を思い出しながら意味を想像し、

   前後の内容を確認しながら内容を確かめて

   それらを把握しながら問題文を読み

   適切な答えを考えるのでしょう。

この様に、問題を解くという作業はすでにたくさんのながら作業

を凝縮させたものです。満点取れる生徒以外は上記の作業で

なにかミスがあるから答えを間違うということです。

つまり、大半の生徒の頭の中は問題を解くことで

いっぱいいっぱいということです。

故にながら作業をしている余裕はないと言えますね。

 しかし、ながら作業をして勉強をすることによって本番に余裕が

生まれる(本番では、ながら作業できないので勉強中より作業が一つ

減るからという理由)と反論する方もいるでしょう。

それに対しては『理想の練習』について考えてみてください。

スポーツや音楽、演劇など様々なものに練習が必要ですが

テストに向けての学習も練習と言えます。

練習は本番に近ければ近いほど良いもの、ということは皆さん

ご存知だと思います。

テスト中には当然テレビも音楽もありませんのでその環境を

作り出して勉強することが最も良いと言えるでしょう。

 というわけでちょっと読みにくい文になってしまって

申し訳ないのですが

みなさん、ながら作業をせずに勉強してもらえれば

成長しやすいですよ。がんばりましょう。

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