きこのおと

嬉しいこと 感じたこと お気に入りの小さなノートに綴るように

本当にありふれた日々の音に耳をすましていたい…

花弄香満衣

2012-04-15 23:52:55 | お茶

 

お茶のお稽古に 先週、今週と続いて 行ってきました。

お軸が この「花弄香満衣」なのでした。

花を弄(ろう)すれば 香りが衣に満つる

すなわち 花のたくさん咲いているようなところに行くと

知らぬ間に 身につけている衣服に花の香りがつく、の意。

今の季節 花が一斉に咲き始める頃にかけられるお軸で

そのままの文字の意味を解釈してもいいのですが、

掘り下げた意としては その人の環境、身の置き所として

よりよい影響を受けるところにいなさい、ということ・・・とか。

朱に染まれば赤くなる、というものかしら。

ふむ~ 戒めですね、この言葉も。禅の言葉は またも奥深い・・・

 

お花は 先日京都の義母の庭からいただいた 珍しい椿を持っていきましたら

早速 使ってくださいました。

これは 孔雀椿 という お茶花には 少し派手らしいのですが

それも一興ということで・・・

備前の緋襷の花器に 椿はとても良く似合います。

 

私は吉野棚の薄茶平点前のお稽古をしていただきました。

桜の季節に 吉野の棚を、ということですね。

お道具もいつも ステキでしゃれています。

 

先生のご自宅である教室は マンションなので 炉は置き炉です。

炉のお手前に やっとほんの少し慣れてきましたのに、

来月は もう風炉に変わってしまいます。

柄杓の扱いが 決定的に下手くそなのです・・・わたくし^^;

 

花を弄すれば 香り衣に満つ・・・の写真。 (Photo by 娘)

 

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