きこのおと

嬉しいこと 感じたこと お気に入りの小さなノートに綴るように

本当にありふれた日々の音に耳をすましていたい…

初めての初釜

2012-01-22 22:17:28 | お茶

 

茶道を習い始めて 初めての初釜のお茶事に行ってきました。

昨年 初釜の後で お茶に通いだしたのでした。

そろそろ一年・・・・ 思えば何も分からずじまいのお稽古でした。

先生のやさしく丁寧なご指導で 毎回 本当に楽しいお茶席なのですが

あまりに自分の覚えが悪く、落ち込むことしばしば・・・

しかし、せっかくいい先生にめぐり合えたのですから

今年はもっと精進しよう、と思っています。

 

お正月のしつらえは 「春入処々花」 の お正月らしい掛け軸に 結び柳。

お懐石は和やかで 随所 先輩のお弟子さんに作法を習いながら

美味しく いただきました。

先生がお濃茶を立ててくださる その優雅で無駄の無い流れるような所作に

本当にうっとりとしてしまいました。

ぴんと張り詰めた緊張感のある雰囲気は すごく心地良いものでした。

お茶碗も 嶋台 と呼ばれる お茶碗の内側が金のものと銀のものの

二つのお茶碗で振舞ってくださいました。

聞いたことのない専門用語が ちょこちょこと出てくるので

ナンノコトダロウ&ソレッテナニ?????、と 混乱しっぱなし。

 

主菓子は お決まりの 花びら餅をいただき、

お干菓子は 縁起ものの おめでたい茄子のお菓子が出ました。

一瞬、くわい?と思いましたが、なすびなのよ、と先生に教わりました。

なるほど 一富士 二鷹 三なすび の・・・。ふうむ、そうかぁ。

冬に夏野菜のお菓子、とは 思ってもみなくて。

しばしば そういう深い趣きを お茶のお稽古や先生のお話で聞かせていただきます。

これは 山形のお菓子だそうです。

珍しくて 美味しいお菓子も いろいろと教えてくださいます。

 

さて なんとか無事に初釜のお茶事が終わり、最後に 先生が くじ をどうぞ、と

持ってきてくださいました。

当たった人へのお年玉、みたいなものなのかしら、と 引きましたら

「梅」という文字が。

当たりくじを引かせていただいてしまったようです。

なんと、縁起物の 干支の色紙 をいただいてしまいました。

「瑞気新」(ずいきあらた) 

おめでたい気、新しい瑞気が満ちている という 書。

 

本当に 最後まで いろんなサプライズの連続でした。

うちに年男がおりますゆえ、彼に家宝として持たせようか、と思いました。

 

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