植物好事魔多し

植物を育てる、とある趣味家の備忘録兼管理ノートです。

Ruschia intricata (N.E. Br.) H.E.K. Hartmann & D. Stüber

2017-06-16 19:00:00 | Aizoaceae ハマミズナ科
Ruschia intricata (N.E. Br.) H.E.K. Hartmann & D. Stüber

syn.
Eberlanzia ferox (L. Bol.) L. Bol.
Eberlanzia intricata (N.E. Br.) Schwant.
Eberlanzia munita
Eberlanzia persistens (L. Bol.) L. Bol.
Eberlanzia puniens (L. Bol.) L. Bol.
Mesembryanthemum intricatum N. E. Br.
Mesembryanthemum munitum L. Bol.
Mesembryanthemum munitum L.Bolus
Ruschia ferox L. Bol.
Ruschia puniens L. Bol.


輸入種子の実生。
2016年9月16日播種。
棘をもつメセン(マツバギクの仲間)。

まだ草丈は10cm程度だが、棘が出来た。


棘は柔らかい。
次第に硬くなるのだろうか。

中国のコーデックス

2017-06-15 14:00:00 | Menispermaceaeツヅラフジ科
Stephania sp. aff. yunnanensisとして、国内業者より入手。
輸入株らしいが詳細は不明。
中国雲南省産らしい。
Stephania sp. aff. yunnanensisとは、Stephaniaステファニアの一種でyunnanensisに近似の種の意味。






ひとまずはStephania yunnanensis H.S. Loを調べてみることにした。
Flora of Chinaによると、現地名は云南地不容 yun nan di bu rong(云南Yunnanは雲南の中国名)、茎と葉は赤い樹液red juiceを含むとある。
確かに茎や花は赤い(紫色)。



TropicosのType-Protologue(浅学ゆえいまいち意味がわからない。タイプ標本の由来という意味か)には"China: Yunnan: Kojiu, Ka-fang People's Commune, Changwan, 6 Aug. 1978"とあり、GoogleMapでいう長湾(Changwan, Honghe, Yunnan, China)と思われる。
雲南省紅河ハニ族イ族自治州の長湾は雲南省の東南部に位置し、ベトナムに近い地域。
KojiuとKa-fang People's Communeは調べ方が悪いのか、行政区や名称が変わったのかうまく検索がヒットしない。
Wikipediaの雲南省によれば、"東部は石灰岩台地で、カルスト地形の深い峡谷を川が流れる景勝地である。"とある。
長湾も地図上は雲南省東部(どちらかというと中央部よりではあるが)で、前述のFlora of Chinaにも石灰岩の丘陵"Limestone hills"とあることから推測は正しいと考えて良いだろう。
しかし、長湾とその近隣の地域の気候は今ひとつヒットせず、このアプローチからの栽培管理方法の推測は現状断念となった。
紅河ハニ族イ族自治州は緯度や高度で大きく気温が異なること、雨期と乾期がはっきりしているらしいことは複数のwebサイトにある。
ちなみに「紅河ハニ族イ族自治州 天気」で検索してみると今は雨期らしく、最高気温が25℃~30℃程度で推移している。
ひとまずは今後も調査を続けることにする。

サボテンの花

2017-06-15 09:00:00 | Cactaceae サボテン科
すべて国内業者(ホームセンターや園芸店含む)で入手した株。
一度咲いてしまえば、客観的あるいは主観的な"難物"でなければ毎年のように咲いてくれる。




Rebutia minuscula K. Schum.
いわゆる「宝山」。
個人的にはレブチアやスルコレブチアが好みだが、気をつけてもこれらは徒長気味になってしまう。
原因を探求中。



Echinocereus pulchellus (Mart.) Seitz
ラベルによればEchinocereus pulchellus v. amoenusだが、GBIFではシノニム扱いになっている。
ラベルにはMesa246.703ともあり、かのMesa Gardenのリストには246.703-pulchellus v amoenus /16/ flat stem, large magenta pink flがあるので、この種子由来と思われる。
昨冬は屋外放置したところ、花で頭頂が覆い尽くさんばかり。



Rebutia heliosa Rausch
棘がないように見えて棘があるタイプで、思いっきり掴んで痛い目に遭った。
これは継ぎおろし株。



Echinopsis chamaecereus H. Friedrich & Glaetzle
強健と名高い「白檀」。
人家の庭先でしばしば見かけるほど寒さに強い。
ただし買おうと思うと意外と見かけない品種。



Echinopsis cv. 'Misuzuhime'
Chamaelobivia cv. 'Misuzuhime'
Chamaecerus × Lobivia cv. 'Misuzuhime'
カマエロビビアの「美鈴姫」として入手。
恐らくは上述のEchinopsis chamaecereus H. Friedrich & Glaetzle白檀を交配親とする交配種と思われる。
花色は蛍光色がかったワインレッド。


Loxostylis alata Spreng. ex Rchb.

2017-06-03 08:00:00 | Anacardiaceae ウルシ科
Loxostylis alata Spreng. ex Rchb.

ウルシ科の常緑性の木本。
Plantz Africa URL:http://pza.sanbi.org/loxostylis-alataによれば、Eastern Cape東ケープ州とKwaZulu-Natalクワズールナタール州の林縁、川岸、石英や砂岩の露頭に自生する。
本種のみでLoxostylis属を構成する(一属一種)。

写真の株は2016年7月7日に播種したもの。
輸入種子の実生。

上記のwebサイトにある通り、発芽は容易だった。
種子は黒い糊状、タール状(英名のTarwoodはこれに由来すると思われると前述webサイト)の果実らしいものが付着していたが、無処理で支障はない。