植物好事魔多し

植物を育てる、とある趣味家の備忘録兼管理ノートです。

kidney leaf - Cissampelos torulosa

2016-08-26 15:00:00 | Menispermaceaeツヅラフジ科
Cissampelos torulosaはツヅラフジ科の蔓植物の一種。
英名は“kidney leaf“、直訳すれば“腎臓(のような)葉“。
英名の通り、日本国内の植物図鑑でいう、腎形あるいは腎臓形の典型ともいえる葉の形をしている。
Flora of Zimbabweによれば自生地は南アフリカ、ザンビア、ジンバブエなど。



多肉植物ではないものの、「あわよくばコーデックスなら…」と思い種子を輸入してみた。
種子は平べったい、独特な形。



2016年6月19日播種、発芽は時間を要した。
恐らくは果実が鳥に食べられ、砂嚢で消化されることで発芽しやすくなるタイプだろう。
ヤスリか何かで種皮を傷付けると良いかもしれない。



2016年7月13日撮影。

葉脈が白いラインになっていて、おもしろい。
2016年8月24日撮影。

Dolichos sp.

2016-08-25 10:00:00 | Fabaceae マメ科
(2017年5月3日追記、越冬に失敗し枯死。耐寒性が低い?管理方法を再検討。)

今年南アフリカのSilverhillから輸入した種子の実生。
2016年7月7日播種。
マメ科らしい、典型的な三枚の葉。
特に情報はないものの、コーデックスになるのではと期待している。



location info.…お願いして種子袋に書いてもらった採集地によればNamibia産らしい。
何ともざっくりしたlocation…とはいえ単にsp.とするよりはいろいろロマンがある。
いずれ同定される(または私が同定できる)日が来るのだろうか?




種子は黒く、艶があり、ほぼ球状。
大きさはややアズキより小さいくらいだろうか。
全く予措(浸漬や種皮に傷を付けるといった前処理)をしなかったため、発芽がバラついた。
一番早かったもので播種後2週間ほどで発芽。
数日前の雨で一気に発芽が進んだ。
未処理でも時間は必要なものの比較的発芽率は良いようだ。

捨てる神あれば拾う神

2016-08-19 05:00:00 | Cucurbitaceae ウリ科
腕の問題や植物の特質として、種を播いてもまったく生えない、あるいは枯れる、腐るといったことは一定頻度ある。
中でも、特に生えないものは判断に迷う。
乾燥地帯や水の乏しい環境に分布する多肉植物が好きな私としては、多肉植物の種まきが増えるのは至極当然といえば当然。
厄介なことに、それら多肉植物、あるいは乾燥地帯の植物は生えないこともよくある。

生えない理由も多々あり、
環境がお好みでない
発芽阻害物質を含有している
そもそも発芽能力のないシイナ
見た目は異常ないものの腐っている
種が古くて死んでいるor強力な休眠状態にあるetc.

特に乾燥地帯の植物においては、限られたチャンスを待つべく、あるいは一度に発芽して全滅してしまわないように休眠に入るものもいるそうだ。



そんな理由から音沙汰のない鉢をしょうがなく放置することもままあり、上の植物もそのなれの果て。
恐らくはウリ科の何か。
残念ながら札落ちしている。
恐らくはCoccinia palmataと推測。
現在手持ちの種子を再度播いてCoccinia palmataがどうか確かめている。
しかしながら面白いことに、こういった予期せぬ発芽をした株はよく育つのは何故?

Didierea madagascariensis

2016-08-18 16:00:00 | Didiereaceae
2017年6月21日追記。枯死。耐寒性が低いか、幼苗期は耐寒性が低い可能性がある。冬季加温するか十分に成長させた上で冬を迎えるとよいかもしれない。





発芽は播種後数日で観察された。
しかし発芽率は悪い。
恐らくはシイナが多いか、もともと発芽率が低いのだろう。

播種は2016年6月30日と7月12日。
それぞれ20粒ほど播いて、生えたのはそれぞれ一つ。
それを一つの鉢にまとめ、後は水をやりつつ、ベランダで全日照。
それからおよそ一ヶ月経過して、かなり本葉が増えた。
ごく小さいものの刺も見える。