ボツネタ経由。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007062901000112.html
中日新聞の引用記事によると、新司法試験の考査委員を務める大宮法科大学院の弁護士教員2人が、自ら出題・採点を担当した昨年の新司法試験問題を使って演習を実施し、学生に採点基準を示していたそうです。
慶應義塾大学の植村教授以外にも、試験問題や採点基準の漏洩疑惑があ . . . 本文を読む
このブログで何度か取り上げている旧試験論文試験の合格基準点について、これを根拠にして合格者の質を論じるのはおかしいというコメントが以前から散見されますので、この際に説明しておきます。
旧試験の論文試験については、平成14年度から合格基準点が法務省のホームページで公表されています。
旧試験の論文試験は6科目で、1科目あたり40点満点、6科目合計で240点満点ですが、採点の目安としては、30点 . . . 本文を読む
コメント欄でお知らせ頂いた記事です。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070623it01.htm?from=top
この記事によると、新司法試験の考査委員を務める慶応大法科大学院の植村栄治教授(行政法)が、既に問題作成を終えていた今年2~3月、同大学院で試験対策の答案練習会を7回開き、毎回、150~170人の学生に対し、「行政処分の執行停 . . . 本文を読む
6月22日付け朝日新聞の記事。
http://www.asahi.com/job/news/TKY200706220370.html
引用記事によると、法務省司法試験委員会は、平成20年以降の司法試験合格者数の目安について、以下のとおり発表したそうです。
新試験 旧試験
平成20年 2100~2500人程度 200人程度
平成21年 2500 . . . 本文を読む
新司法試験の短答式結果 76%が第2関門へ(朝日新聞) - goo ニュース
6月7日に法務省のHPで発表されたところによると,今年の新司法試験の択一式試験の結果は以下のようになったとのことです。
出願者数 5,401人(前年2,137人)
受験予定者数 5,280人(前年2,125人)
欠席者 673人(前年 34人)
受験者 4,607人( . . . 本文を読む
平成19年度新司法試験について,出願者数などのデータが既に出揃っていますので,ここでまとめておきたいと思います(なお,引用しているデータはすべて法務省のホームページに掲載されているものです)。
平成19年新司法試験の出願者数は,5,401人。
男性が3,786人,女性が1,615人となっており,女性がほぼ3割を占めています。最近の旧試験の合格者については,女性の割合は概ね2割程度で推移して . . . 本文を読む
事情により,過去の記事の一部を削除・修正しました。別に書いたことを後悔したりしているわけではありませんが,「立つ鳥後を濁さず」という言葉もありますんで。
前回の記事で紹介したみずほ総合研究所の報告書には,弁護士の大幅増員に関する中小企業関係者の意見なども載せられていました。それによると,弁護士の大幅増員に関しては,弁護士費用が安くなるなどと期待する声もあったものの,玉石混交になるのではといっ . . . 本文を読む
先日、事務所に弁護士会の会報(リブラ)の3月号が届きましたが、その同封書類のうちに、気になるものを発見しました。原文の一部をそのまま引用します。
司法修習生指導担当弁護士のご依頼(新60期)
昨年11月より、新司法試験合格者のための新司法修習制度が開始されました。当会においては137名が配属され、既に甲班(35名)、乙班(34)名が当会会員に配属され、実務修習(新修習では「分野別 . . . 本文を読む
このブログで法科大学院関係の記事を書くと,コメント欄がまるで2ちゃんねるみたいになってしまいますね。黒猫の批判をするくらいならまだいいけど,品のない書き込みが多すぎる・・・。
ちなみに,前々回の記事で引用したコメントについては,明らかに釣りであるコメントを取り上げて云々と黒猫を非難する人もいる一方で,彼女を作ったりするのは当然の権利だなどと書いている人もいるので,黒猫としては,現時点では一概に . . . 本文を読む
2月25日付けで書いた記事「61期以降の質は大丈夫か・・・?」については、ずいぶん多くのコメントが寄せられていますが、そのうち上から3番目と4番目のコメントに気になるところがあったので、引用します。
(3番目のコメント)
ロー生が遊んでいるって何の根拠があって言ってるんでしょうか。ロー生はかなり真剣に勉強していますよ。実績値で言えば、飲み会の数なんて1学期に10回くらいしかしてないですし、バ . . . 本文を読む
先日、法科大学院協会に対するヒアリングの感想を簡単に書きましたが、今回はその補足です。
法科大学院協会関係者の身勝手な言い分はここでは措くとして、今後新司法試験を経て法曹資格を得る人の質を判断するにあたり、よく読んでみると見逃せない発言がいくつかありました。
1 純粋未修者の問題
以前、ボツネタで取り上げられた記事に、純粋未修者(法学部以外の出身者で、法科大学院の未修者コースに入ってきた . . . 本文を読む
コメント欄で紹介されていた、2月22日法務省HP公表に係る、新司法試験の内容に関する法科大学院協会に対するヒアリング(↓)に対する感想です。
http://www.moj.go.jp/SHINGI/SHIHOU/061215-5.pdf
法科大学院協会の意見の要旨をまとめると、
1 法科大学院での成績と、新司法試験での成績はある程度の相関性がある
2 公法系・民事系を中心に、新司法試験の出 . . . 本文を読む
最近はあまり法科大学院関係のことは書いていませんが、以前このブログでは、徹底的に法科大学院批判を展開しており、法科大学院を卒業しても弁護士になるのは難しいということをかなり強調してきたつもりです。しかし、世間一般では、未だに法科大学院に入れば簡単に弁護士になれるものと「誤解」している人がかなり多いようです。
黒猫の近所では、以前司法書士の受験勉強をしながら途中で挫折したという女性が、今年某法 . . . 本文を読む
ボツネタ経由で発見した記事。
http://sls.cocolog-nifty.com/buchi/2006/11/post_14d8.html
四国LAW/Buchi研というサイトで、地方在住者は新制度により旧制度より損した面が多い、という意見が述べられているのですが、この人は旧制度の実態を本当に理解して書いているのか、という気がします。
以下、「 」内が記事の引用部分、それ以外が黒猫 . . . 本文を読む
落合先生のブログ経由。
http://www.asahi.com/national/update/1104/TKY200611040289.html
この記事によると、法科大学院の教授をやっている弁護士が、学生向けの教材に使うために公判記録のコピーをしようとしたところ、検察側から学生に見せないと約束しない限りコピーは認めないと主張される事案が複数発生しているようです。
弁護人となっている . . . 本文を読む