平成21年4月17日、「法曹養成と法曹人口に関する緊急提言」が、『法曹養成と法曹人口を考える国会議員の会(高村正彦会長)から公表されました。
全体としては、国会議員もやっと問題に気付いてくれたかという印象を受けるものですが、提言内容の各論については、若干物申したいところもあるので、以下全文を引用の上、コメントを加えることにします。
「<現状の分析>
「理想-幻想-」と「現実」の乖離 ~制度 . . . 本文を読む
4月13日、以前黒猫が勤めていた事務所、隠しても意味がないので言ってしまうと、弁護士法人いちご綜合法律事務所の千川健一弁護士が、東京弁護士会から業務停止4月の懲戒処分を受けました。知人から話は聞いていましたが、昨日、弁護士会館の公告で直接確認してきました。
懲戒の理由は、要するに、受任した債務整理事件を約3年間にわたり放置したというものらしいです。黒猫の知らない事件に関するものなので、懲戒請求 . . . 本文を読む
最近、ブログの更新が停滞気味になっていました。
理由は単純で、入院して元気になったと思ったうつ病が再発して、最近は仕事にも出られない状況になってしまっているので、近いうちに再入院を余儀なくされているということです。
もともと、黒猫の担当していた事件は一種の集団訴訟ですが、一般的には弁護団を組んでやるような事件であり、しかも集団訴訟は弁護団でやっていても心労により心身に故障を来す人が少なくない . . . 本文を読む
最近になって知りましたが、今年の3月頃、自民党内で法科大学院を中心とする法曹養成制度と、法曹人口年間三千人増員計画の実態と問題点を議論し、あるべき姿へと見直しを行うための議員連盟「法曹養成と法曹人口を考える国会議員の会」が、多数の法務大臣・文部科学大臣そして法曹資格者を含む自民党国会議員およそ50名の発起により結成されたそうです。
黒猫としては、やっと国会議員も動いてくれたかという感じですが、 . . . 本文を読む
最近、民法(債権法)改正検討委員会が、「債権法改正の基本方針」をとりまとめたようです。内容は、検討委員会のホームページで公表されるのかと思いきや、4月29日に開催されるシンポジウム(参加自体は無料)の資料として、税込み3000円で販売されるそうです(5月1日発売のNBL904号に掲載されるので、そちらで参照することも出来ます)。
民法改正研究会に続き、こっちでも資料を手に入れるのに金を取るんで . . . 本文を読む