いよいよ公開した『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』を、渋谷シネアミューズにて初日に観てまいりました。
【ご注意】これから見る予定がある方は、あまり予備知識を持たない方がよいと思われ、以下、読まないほうがいいかもしれません。たいしたことは書きませんが【ご注意】
いや、非常にクオリティの高いコメディでした。スケッチが筋にいやらしくなく絡み、場面が変わる度ごとに笑いがおこる。常識をひっくり返す作法にモンティ・パイソン以降の伝統的風味もあったり、疑似ドキュメンタリー的方法は『the Office』を連想させたり。ロードムービー的展開に『水曜どうでしょう』の「アメリカ横断」も連想され。いちいち「間」がいいし、小さなクスグリも効いてて、細部まで凝りに凝っている。が、その凝り具合が、さりげない。その余裕が、ちょうどいい。笑いました。
スクエアに、政治的に正しい態度を貫こうとすれば、もちろん笑えない訳(例えば、カザフスタンの身になれば)ですが、それはあまりに無粋というものでしょう。
『ボラット』と『アリG』を同じ人物が演じているとは信じがたく、サシャ・バロン・コーエンの演技力を実感。海外の良質なコメディ映画がこうして観られるのは嬉しい限り。どんどん入ってくるといいなあ。
【ご注意】これから見る予定がある方は、あまり予備知識を持たない方がよいと思われ、以下、読まないほうがいいかもしれません。たいしたことは書きませんが【ご注意】
いや、非常にクオリティの高いコメディでした。スケッチが筋にいやらしくなく絡み、場面が変わる度ごとに笑いがおこる。常識をひっくり返す作法にモンティ・パイソン以降の伝統的風味もあったり、疑似ドキュメンタリー的方法は『the Office』を連想させたり。ロードムービー的展開に『水曜どうでしょう』の「アメリカ横断」も連想され。いちいち「間」がいいし、小さなクスグリも効いてて、細部まで凝りに凝っている。が、その凝り具合が、さりげない。その余裕が、ちょうどいい。笑いました。
スクエアに、政治的に正しい態度を貫こうとすれば、もちろん笑えない訳(例えば、カザフスタンの身になれば)ですが、それはあまりに無粋というものでしょう。
『ボラット』と『アリG』を同じ人物が演じているとは信じがたく、サシャ・バロン・コーエンの演技力を実感。海外の良質なコメディ映画がこうして観られるのは嬉しい限り。どんどん入ってくるといいなあ。