Fool & the Gag

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向井豊昭個人誌『Mortos』(終刊号)

2008-08-15 03:51:53 | 雑記
●『Mortos終刊号』

向井さん、『Mortos終刊号』は勿論面白かったですし(特に「新説国境論」)、「WB」の「わっはっはっはっはっは!」も『島本コウヘイは円空だった』も面白かったです。向井さんの本をわたしはこれから何度も読むだろうと思います。

※パブリックな場で向井さんを追悼する機会はわたしにはないだろうから、わたしなりのやり方というか、向井さんを手本にしたやり方でする計画です。


●『文藝』(夏号)

すでにバックナンバーとなっているのですが『文藝』(夏号)「作家ファイル」でアンケートに参加させていただきました(って、いつの話なんだか)。ご依頼ありがとうございました。しかし「自分」のことって恥ずかしいっすね。写真も回答も嘘じゃないけど人工的です。


●詩誌『酒乱』(創刊号)

詩人の谷口(哲郎)さんから詩誌『酒乱』の創刊号を頂戴いたしました。これがクオリティのある詩誌であり、かなり面白かったです。二号目はいつ頃出るのでしょうか? 楽しみです。谷口氏や廿楽順治氏の詩、稲川方人氏に関する詩論(谷口氏/森川氏)など興味深く読ませていただきました。ぜんぶ面白かったです。



●『テルテルポーズ』(創刊号)

連載させていただいている『エクス・ポ』の編集担当でもあり、あと『路字』なども編集されている、編集チーム「奔屋」の藤原ちからさん主催の新しい同人誌『テルテルポーズ』に参加させていただきました。「一握の砂漠」という掌編小説を寄稿させていただきました(例によって紙幣モノ)。クリアファイルにペラ紙を入れただけというオフィスワーク的?仕様でありながら(レイアウトもなんと全部、藤原さんひとりでこなされています)、内容はそれとは遠く。藤原さんが楽しみながら、変える/変わる契機をここから生み出してくれそうな予感。わたしも何かしないとね。というかやります。面白いので、ぜひ読んで欲しいです。吉祥寺のブックショップ「百年」で、500円(限定100部?)で販売中です。よろしくお願いします。

●『牛王』(5号)
先頃、和歌山は新宮市で開催された熊野大学の文集「牛王」の第5号がまもなく完成、発行されるようです。今回は特集「熊野」。原田芳雄氏のインタビューを巻頭に、熊野にまつわるエッセイや熊野ゆかりの作家の作品が掲載されている模様。柄谷行人「中上健次への手紙」、中上健次「柄谷行人への手紙」も。あと個人的に一押し、ぜったいに読んで欲しいのは、仙田学さんの小説「乳に渇く」。ウディ・アレン「性科学を研究・実験している医者や研究所の発見は正しいのか?」や、手塚治虫「ペックスばんざい」もビックリな、シュールな怪作です。マジ必読。正式に発行になったらまたアナウンスする予定でございます。

※今回わたしには、ちと敷居が高い(&ここのところわたしは熊野大学に不参加だし、この文集は熱心な参加者/運営陣に支えられているものなので、そういう人々のためにあるべきだと思う)ので寄稿は控えさせていだきました。わたしは表紙等のデザインを担当させていただきました。もちろんボランティアですヨ。というか仕事があれば激安で対応させていただきます!とか言ってみたり(笑)。


●読んだ/読んでる本(ピックアップ)

日高敏隆『チョウはなぜ飛ぶか』←日高敏隆はマイブーム!面白い!
石川忠司『衆生の倫理』
柏木博『「しきり」の文化論』
油谷勝海『パワーデザイニング』
澤村経夫『熊野の謎と伝説』←これ、谷川健一『青銅の神の足跡』と併読すると面白いかも!

いやあ暑くても読書は楽しいですね。

今日から北海道。ライジングサンで遊ぶ予定。私事のゴタゴタからやっと解放されたので、ちょっと羽休め。来月はモンティーパイソンの舞台『スパマロット』を観る予定。楽しみです。

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