Fool & the Gag

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アホリズム

2006-04-06 22:08:15 | 奇人作家
小説「アホリズム」
(「WB」vol.2/2006.01*)
 *早稲田文学フリーペーパー

魔法陣を組み合わせた「ONO陣」というモジュールに、大里俊晴「ガセネタの荒野」という本の目次を投げ込んで文字を組み換え「翻訳」するという実験。当初はマジメに書いていたが、実験があまりにバカバカしいためマジメなやり方はダメだと考え、ニセ引用などして小説と言いきった。元バージョンは詩の同人誌「オドラデク」に掲載。


早稲田文学HP
http://www.bungaku.net/wasebun/

鳩アカデミーへの手紙

2006-04-06 22:06:47 | 奇人作家
小説「鳩アカデミーへの手紙」
(熊野大学文集「牛王」vol.3*2005)

後藤明生の「蜂アカデミーへの報告」を下敷きに、ベランダに飛来する鳩との闘いと、熊野の思い出を絡めて書いた作品。様々な小説から鳩に関する記述の引用が多くある。なかにはニセ引用も混在。中上健次の故郷、新宮にあるオークワというスーパーのレシートの引用もあり。


熊野大学HP
http://www.kumanodaigaku.net/

東西南北線

2006-04-06 22:06:10 | 奇人作家
小説「東西南北線」
(「早稲田文学」2005年5月号)

ひとりで電車に乗り込んだ人物が読書にいたるまでを積極的な迂回で書いた原稿用紙30枚程度の作品。愛読しているカルヴィーノやバーセルミや藤枝静男や高橋源一郎、文芸批評家の前田塁へのオマージュ(のつもりで書きました)。フリーパーパー化を前にした最後の「早稲田文学」に掲載。


早稲田文学HP
http://www.bungaku.net/wasebun/

空飛ぶ蒲団

2006-04-06 22:05:23 | 奇人作家
小説「空飛ぶ蒲団」
(「早稲田文学」2004年9月号)

睡眠障害のマンション管理人が綴る、奇妙な日付の日記形式作品。縦組と横組のブレンドや、文芸雑誌の特色である広告欄に、ニセ広告を配すなど組版やレイアウト面でも実験を試みた作品。編集室にワガママを言って、著者自ら制作した組版データで入稿。


早稲田文学HP
http://www.bungaku.net/wasebun/

ロマン戦

2006-04-06 22:04:34 | 奇人作家
小説「ロマン戦」
(「早稲田文学」04年1月号)

二人の人物が、ひとつの小説を書こうとして往復書簡を交わす形式の作品。それぞれの思惑の差異により往復書簡はバトルと化してゆく。第三の人物がバトルの沈静化のためにむかえられるが、逆に、しっちゃかめっちゃかに。


早稲田文学HP
http://www.bungaku.net/wasebun/

カテゴリーガイド

2006-04-05 22:49:40 | カテゴリーガイド
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お知らせや日記的雑記、あるいは下書き。

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「路上出版会」名義でのプライベートな執筆・造本等の記録。

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《パッシヴアタック》
音やメッセージを発信するのではなく、発信されたそれらの受信を目的とする受動型BAND「パッシヴアタック」名義の記録。「表現」としての「受け手/観客」の記録。

《文字銀行》
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