Fool & the Gag

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ワセブン復刊☆

2007-04-27 20:20:38 | パッシヴアタック
さあさあ「早稲田文学」復刊準備号☆

川上未映子の初の中編を巻頭に、青木淳悟、青山真治、鹿島田真希、斎藤美奈子、スガ秀実、仙田学、寺山修司、中原昌也、久松健一、向井豊昭、森達也、横田創、渡部直己ほかの執筆者。W表紙のリバーシブル?なZineのデザインも面白いです。限定1000部だとか1500部だとからしいので、なくなる前に。黄金週間を前に。

早稲田文学HP
http://www.bungaku.net/wasebun/

ハルムス! 福永信!

2007-04-27 18:35:35 | パッシヴアタック
待ってました! オベリウの中心人物、ダニイル・ハルムスの邦訳本『ハルムスの小さな船』(長崎出版、2007)が出た! まとまった形での翻訳本ははじめてでは? 私がハルムスの翻訳を読んだのは、風間賢二『快楽読書倶楽部』(創拓社、1995)に収録されていた3篇(「ブルー・ノートブックNo.10」「落ちていく老女たち」「レジ係」)で、その初期の中原昌也の短編に近似した、乱暴で可愛い感じに、やられる。

以降、事あるごとに探すも、翻訳本はあまり見つからず、わずかに絵本『ウィリーのそりのもがたり』(セーラー出版、1996)と、雑誌『飛ぶ教室』(光村図書、2007冬No.8)に収録された3篇(「トルボチュキン教授」「おとぎ話」「ある男の子に尋ねました」※レイアウトが良い!)が見つかったのみでした。

『ハルムスの小さな船』には23篇が収録されています。また、イラスト(西岡千晶)やフォントやレイアウト、紙や造本などデザインも非常に凝っていて、モノとしても魅力的。長崎出版のまわしものではないですけれど、これは買いです。とにもかくにも、長崎出版に心をこめてありったけの感謝を伝えたいです。こんな本を待ってました! ありがとうございます。

また、福永信の単行本『コップとコッペパンとペン』(河出書房新社、1996)も出た! こういう本が読めるのはほんとうに幸せ。

※あと、翻訳待ちの物件は、
(1)マグナス・ミルズ「Three to see the King」。
DHCから出ている翻訳本『フェンス』と『オリエント急行戦線異常なし』がやたらと面白かったので。あと、
(2)マーティン・ミラー『Suzy, "Led Zeppelin" and Me』。
2002年に出ている『ミルクから逃げろ!』(青山出版)が面白かった。2005年に出た『ニューヨークに舞い降りた妖精たち』(ソニー・マガジンズ)のほうは未読ですが。

と、あれこれ本を待ちつつ、暮らす楽しさ。

ユキチ・コード

2007-04-26 19:17:09 | 奇人作家
小説「ユキチ・コード」
(「早稲田文学」第十次0号、2007年4月)

日本の紙幣にまつわる自作「都市伝説」。
「早稲田文学」復刊0号に掲載。


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