Fool & the Gag

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ヤン・ファーブル『寛容のオルギア』

2009-06-30 00:41:03 | 雑記
観てまいりました。ヤン・ファーブル『寛容のオルギア』。これまでに僕が観たステージは「性差」だとか「血」といったテーマを抽象的に掘り下げてたような印象があったのです。が、今回は外にある「フェイク・オルガスム」というテーマを広げた感じで。総じてどんな印象だったかと言えば「SODのヌキにくい作品+BANKSYのグラフィティ+コンテンポラリー・ダンス」。まあ、何のこっちゃ?ですよね。このごった煮で、奇跡的に品があり。「21世紀のモンティ・パイソン」とあるのは、オープニングのスケッチのフォーマットや、あるスケッチが時をおいて回帰してくる感触のことだろうか? 風刺と笑い? 真顔でギャグ言うとき、その表情が真顔を超えた何かになってて、その不可解な表情の方が気になって仕方ないといった印象でした。「21世紀のモンティ・パイソン」ってキャッチコピー自体に「早くイカせる」感があるけど、とにかく、むちゃくちゃ面白かったですね。音楽の使い方にシビれました。

フジテレビではこないだ「白い春」が最終回。グレイト!!
久々に海外ドラマより面白い作品でした。

で、いよいよグラフィック折り紙ユニット「cochae(コチャエ)」による個展「紙nication!!!」が7/10に迫ってまいりました(僕もちょっとお手伝い)。昨日、チラシが届いたのですが、これがまたスゴいことになっています。ここにすぐに写真を載せたいのですが、まずは実際に手にして楽しんでほしいので、写真はもう少ししてから。折り紙という薄っぺらい立体物に、文章をどうやって載っけていくか、その折りの構造と文章をどうやって関連づけるかと考えるのはたいへんに厄介で楽しかったです。コチャエさんと、彼らとつなげてくれた山下陽光さんに感謝。

コチャエさんにいくつかお渡しした新しい文章の中に『普遍的なMJ』というマイケル・ジャクソンのことを書いたものがあったのですが、その後にあの報道。偶然にも、追悼作品に。

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折り紙ユニットcochaeによる、

紙+コミュニケーション=「紙nication!!!展」

会期:2009年7月10日(金)~2009年7月29日(水)
時間:9時~20時
会場:生活工房ギャラリー(3F)/三軒茶屋
※会期中無休、入場無料

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折り紙ユニットcochae
http://www.cochae.com/

生活工房ギャラリー(三軒茶屋)
http://www.setagaya-ac.or.jp/ldc/

楽しみな催し

2009-06-08 02:20:15 | 雑記
土曜、FATBOYのBIG BEACH FESTIVAL。
出発まで家でウダウダしたり途中で飯くったりの
グウタラ道中で現地に6時くらいに到着。
航空機ショー(広告)の後、FATBOY登場するも
ステージ前の広場をちょっと外れた方が実は音が良い?という
亜空間のなか、いつの間にかクライマックスの花火。
「季節外れな花火に場違いな拍手を贈り続けるさ」という
かせきさいだぁ≡風な、そんな気分なのでした。

航空機を用いた広告というのは、僕にとって懐かしく
幼少期を過ごした地元では、週末の昼頃になると
セスナ機が飛行しながら大音量で
中古自動車店の宣伝を放送してたものでした。
あれって、今でもやってるのだろうか?
なんか急に思い出しました。  

今月はQPの個展(@the LAST gallery)がやってるし、
ヤン・ファーブルの公演(@さいたま芸術劇場)もあり。
いずれも必見ですね。

で、来月は遊びのなんたるかを知ってる「紙nicator」、
グラフィック折り紙ユニット「cochae」の個展が開催されます。
cochaeの事は、以前、山下陽光さんのブログを通じて知ったのですが、
これがどんだけ紙と戯れたら気が済むのかという人たちです。
折り紙という遊べるものにまた遊びの要素を重ねたり、
伝承折り紙や手染め和紙などの古典的な素材・技術への目配せも忘れぬ
明るくクレバーな折り紙ユニットです。
2008年度グッドデザイン賞受賞の「FANNY FACE」(写真)は
折り方によって何百通りもの顔が出現。これ、楽しすぎる。

そんなcochaeの個展は「紙nication!!!」というナイスなタイトルで、
7月10日~29日の日程で三軒茶の生活工房ギャラリーで開催。
有り難いことに、僕も少しだけお手伝いさせていただくことになりました。
お時間のある方は是非とも足を運んで頂きたい催しです。


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折り紙ユニットcochaeによる、

紙+コミュニケーション=「紙nication!!!展」

会期:2009年7月10日(金)~2009年7月29日(水)
時間:9時~20時
会場:生活工房ギャラリー(3F)/三軒茶屋
※会期中無休、入場無料

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折り紙ユニットcochae
http://www.cochae.com/

生活工房ギャラリー(三軒茶屋)
http://www.setagaya-ac.or.jp/ldc/


天使と悪魔

2009-05-25 20:48:03 | 雑記
「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの「天使と悪魔」。
小説を先に読んでいたからついていけたのか、
あるいは読んでいなかったらもっと面白かったのか。
まあ比べるものではないですが小説と映画、
「同じで別のもの」両方ともに接したときに
いつもこの変な感覚になるなあ。
とにかく今回はアンビグラムがおもろい。
原題の"Angels & Demons"も現地の装丁では
アンビグラムのようですね。
グラフィティアーティストが
日本語でアンビグラムをやらないかなあ。

グラフィティというのはロケーションも大切で
この場所にこのグラフィティが!って驚きがあり。
神楽坂で見たのは力士?の顔が筆っぽい線で書いてあるやつで
神楽坂っていうロケーションとはまっててシビレた。
何かの本で読んだけど、QPのものらしく(真偽不明)。
ロケーションに寄せたりズラしたりのさじ加減。

新宿三越で、ライオンのブロンズの横を通って、
COACHの店の前を通ってエスカレーターに乗り、
6階、ジュンク堂にたどり着くと、
山下陽光さんのフェアがやっています。
ディスプレイの具合がロケーション込みで面白い。
必見です。

上の写真は、その山下陽光さんのフェアに
参加させてもらっている拙作の手作本「8枚の鏡を見た君」。
印刷してある鏡文字に鏡をあてて読む本です。
鏡にも文字が刷ってあり、鏡文字と組合ったりします。
下の日記の写真「何色問題」のオマケ付きです。






エンタクシーと美術手帖

2009-05-11 02:52:07 | 雑記
いま本屋さんにあるエンタクシーと美術手帖。
まだご購入していない人はすぐに買わないと。
それぞれ、山下陽光さん(トリオフォー/PR学園)の
小説と特集が載っています。必見です。
とにかく山下陽光さんってのは面白い人で、
彼を中心に(トリオフォー/PR学園)など
周辺に才人が集まっているのですね。
以前からもそうなのですが、
これからもその活動から目が離せない人物の一人です。

上記の山下陽光さんと、あと、佐藤梟が
個人的に注目している人物です。

佐藤梟はデリシャスウィートスなる集団に所属する
人物なのですが、そのステージングの面白さといったら!
過日中野の駅前自転車置場付近の広場で
デリシャスウィートスのステージをやってて
そういえば去年も見たのを思い出して、
やたら面白い人がいたなあってことで見てみたら、
やっぱり面白かった。何気に歌上手いし。

とそんなオモシロ才能にあふれる人々の活動を横目に
私はテレビ見たりDVD見たりのまたっり生活ですが
テレビドラマは阿部寛主演「白い春」が面白い。
阿部寛×尾崎将也といえば「結婚できない男」を
思い出すわけですが、あのドラマでは
阿部寛がヒュー・グラントみたいだった。
あとフジのドラマで「BOSS」というのがあって
カメラの撮り方が、微妙に揺れてたり、急な寄り引きがあって
海外ドラマの「ボストン・リーガル」にちょとだけ似ています。
特筆すべきはオセロ松嶋と町山の番組がオモシロ過ぎます(絶対に必見)。

テレビライフのあいまに何かせにゃいかんなあと
「何色問題」という小ちゃい本を作ってみた。
折り開きが無限に続く形状で、この形状を利用した
面白いグラフィックのものは結構あるのですが、
これを文字でやったら面白いのではないかしら?
てことで作ってみましたが、文字のつながりと
面付けが難しく、頭がおかしくなりそうだった。
内容は色についての無限にループする小説です。

向井豊昭個人誌『Mortos』(終刊号)

2008-08-15 03:51:53 | 雑記
●『Mortos終刊号』

向井さん、『Mortos終刊号』は勿論面白かったですし(特に「新説国境論」)、「WB」の「わっはっはっはっはっは!」も『島本コウヘイは円空だった』も面白かったです。向井さんの本をわたしはこれから何度も読むだろうと思います。

※パブリックな場で向井さんを追悼する機会はわたしにはないだろうから、わたしなりのやり方というか、向井さんを手本にしたやり方でする計画です。


●『文藝』(夏号)

すでにバックナンバーとなっているのですが『文藝』(夏号)「作家ファイル」でアンケートに参加させていただきました(って、いつの話なんだか)。ご依頼ありがとうございました。しかし「自分」のことって恥ずかしいっすね。写真も回答も嘘じゃないけど人工的です。


●詩誌『酒乱』(創刊号)

詩人の谷口(哲郎)さんから詩誌『酒乱』の創刊号を頂戴いたしました。これがクオリティのある詩誌であり、かなり面白かったです。二号目はいつ頃出るのでしょうか? 楽しみです。谷口氏や廿楽順治氏の詩、稲川方人氏に関する詩論(谷口氏/森川氏)など興味深く読ませていただきました。ぜんぶ面白かったです。



●『テルテルポーズ』(創刊号)

連載させていただいている『エクス・ポ』の編集担当でもあり、あと『路字』なども編集されている、編集チーム「奔屋」の藤原ちからさん主催の新しい同人誌『テルテルポーズ』に参加させていただきました。「一握の砂漠」という掌編小説を寄稿させていただきました(例によって紙幣モノ)。クリアファイルにペラ紙を入れただけというオフィスワーク的?仕様でありながら(レイアウトもなんと全部、藤原さんひとりでこなされています)、内容はそれとは遠く。藤原さんが楽しみながら、変える/変わる契機をここから生み出してくれそうな予感。わたしも何かしないとね。というかやります。面白いので、ぜひ読んで欲しいです。吉祥寺のブックショップ「百年」で、500円(限定100部?)で販売中です。よろしくお願いします。

●『牛王』(5号)
先頃、和歌山は新宮市で開催された熊野大学の文集「牛王」の第5号がまもなく完成、発行されるようです。今回は特集「熊野」。原田芳雄氏のインタビューを巻頭に、熊野にまつわるエッセイや熊野ゆかりの作家の作品が掲載されている模様。柄谷行人「中上健次への手紙」、中上健次「柄谷行人への手紙」も。あと個人的に一押し、ぜったいに読んで欲しいのは、仙田学さんの小説「乳に渇く」。ウディ・アレン「性科学を研究・実験している医者や研究所の発見は正しいのか?」や、手塚治虫「ペックスばんざい」もビックリな、シュールな怪作です。マジ必読。正式に発行になったらまたアナウンスする予定でございます。

※今回わたしには、ちと敷居が高い(&ここのところわたしは熊野大学に不参加だし、この文集は熱心な参加者/運営陣に支えられているものなので、そういう人々のためにあるべきだと思う)ので寄稿は控えさせていだきました。わたしは表紙等のデザインを担当させていただきました。もちろんボランティアですヨ。というか仕事があれば激安で対応させていただきます!とか言ってみたり(笑)。


●読んだ/読んでる本(ピックアップ)

日高敏隆『チョウはなぜ飛ぶか』←日高敏隆はマイブーム!面白い!
石川忠司『衆生の倫理』
柏木博『「しきり」の文化論』
油谷勝海『パワーデザイニング』
澤村経夫『熊野の謎と伝説』←これ、谷川健一『青銅の神の足跡』と併読すると面白いかも!

いやあ暑くても読書は楽しいですね。

今日から北海道。ライジングサンで遊ぶ予定。私事のゴタゴタからやっと解放されたので、ちょっと羽休め。来月はモンティーパイソンの舞台『スパマロット』を観る予定。楽しみです。

連載「似せ金図鑑」@早稲田文学webサイト

2008-02-02 03:31:49 | 雑記
早稲田文学WEBサイト内の「WWW」で連載させていただけることになりました。誠に有難いかぎりです。仙田学氏、キョウ ミナヲ氏の連載もありますので早稲田文学のサイト、要チェックでお願いいたします。芥川賞でおなじみ川上未映子氏関連の「早稲田文学」のセット販売などもありますよ☆

早稲田文学WEBサイト
http://www.bungaku.net/wasebun/

自分は「似せ金図鑑」と題しまして短いものを書かせていただきました。「ロマン戦」のスピンオフ的な内容です。つって「ロマン戦」ってば、4年くらい前の小説なので、それとは関係なく読めるように書いていますので、楽しんでいただけたら幸いです。『エクス・ポ』での連載「¥our Voice」と併せ、よろしくお願いいたします。どちらも「貨幣モノ」ですが。

で『エクス・ポ』といえば「群像」に佐々木氏と戸塚氏が登場。同人誌という括りでの座談。それが同人誌かどうかは、読むときあまり意識しないかも。面白ければなんでも。同誌には前田塁氏の「犬身」論もあって。読んでいたら、途中で前田塁氏の単行本の広告発見。青土社からは同時期に『 LINERNOTES 』(佐々木敦氏)と『 小説の設計図 』(前田塁氏)が出るらしく。楽しみです。

本業のあいまを縫って、読んだり書いたり。情報収集に本屋めぐったり。本屋めぐりのなかで一番の収穫は、タコシェの古本コーナーで見つけた『Papers』という「雑誌」。1990年代前半に出ていたらしいのですが、これが面白い。「NON EDITORIAL」をコンセプトに、寄稿者のワープロ原稿のコピーをダブルクリップで束ねただけの「雑誌」。コンセプトも凄いですが、寄稿者も、安斎肇、天久聖一、いとうせいこう、岡崎京子、桜井圭介、ナンシー関、みうらじゅん&カーツ佐藤、松沢呉一、宮沢章夫、三木聡などとひじょうに豪華。これも、ある意味「同人誌」的なものだったのでしょうか。

初連載小説@新雑誌『エクス・ポ』

2007-12-23 22:36:16 | 雑記
批評家・佐々木敦氏が編集の新雑誌『エクス・ポ』が「HEADZ」より創刊されました。僕はなんと、その『エクス・ポ』で小説を連載させていたいております。コンテンツ、圧縮率、デザイン(そのレイアウトも勿論のこと、プロセス4色+ニス版での印刷を効果的に活かす大胆かつ細やかなデザインワークに脱帽)や、それ自体のありようや販売経路をひっくるめ、とびっきり新しい雑誌です。その瞬間に立ち会えたことをハンパなく幸福に思います。オンライン注文し現物が届きましたが、これ、凄い圧縮率で、ふだん、紙の大きさに対し標準的につまっている文字を読む時間の感覚が、圧縮のために、紙に流れる時間が大きくずれ、ゆさぶられて、くらくらします。いま、読んでいますが、16ページなのに、予想以上に読みきるのに時間がかかります。へんな感覚です。

『エクス・ポ』の詳細は、佐々木敦氏のブログ「How It Is」に。
http://unknownmix.exblog.jp/d2007-12-14

購入はヘッズオンラインショップで。
http://www.faderbyheadz.com/onlineshop/shop_index.html
僕も数冊、買いました。
上記サイトで販売されている『VECTORS』等も必読。

「早稲田文学」と「WB」以外でやったことは、これまで(自分の作風等を顧みれば当然なのですが)まったく無かったので焦りました。が、小説を書ける機会というのはそう多くない(というか、イイ小説を書く人がたくさんいる)ので、こういう機会は大切にしないきゃいけません。「¥OUR VOICE」と題し、以前から仕込んでいたネタを下敷きに書きました。楽しんでいただけたら幸いです。ある意味では、拙作「ユキチ・コード」(『早稲田文学0』掲載)の「つづき」です。よろしければ『早稲田文学0』もあわせてお願いいたします。

『エクス・ポ』は新創刊で、はじめて目にする誌面だったので、文字の大きさ等がようやく把握でき、この誌面で出来ることと出来ないことが見えてきました。次回なにかもっと面白いことができたらいいなと思います。この誌面でしかできないことがきっとある筈なので。


雑誌名:エクス・ポ/ex-po
発行:HEADZ
編集発行人:佐々木敦(HEADZ)
デザイン:戸塚泰雄(nu)
定価:1000円(税込)
2007年12月20日創刊(隔月刊)

《創刊号の内容(25コンテンツ)》

●連載
古川日出男「異種格闘技連続対談フルカワヒデオプラス」「第1回:iLL aka ナカコー(中村弘二,exスーパーカー)」
吉田アミ&雨宮まみ「アミ&まみのお悩み相談室」
西島大介「マンガっちはアニメが大好き」
中原昌也「親指王子ケイ勺イ日記2」
松江哲明「あんにょん由美香」
鈴木謙介「うろ覚えの"J"ポップ時評」
福永信「福永信の、この常設がすごい!」「福永信の、この饒舌がすごい!」
ジムオルーク「シネマ・ユリイカ」
冨田明宏「アニソン〈裏〉入門」
大谷能生「さよならの言い忘れ」
青山真治「3弦と4弦の間にバスタムを」
生西康典「中心の行方」
藤井仁子「また歌うために」
岡田利規「チェルフィッチュ岡田利規の超口語批評」
豊崎由美×仲俣暁生×佐々木敦「新刊小説書評鼎談プロフェッショナル読者論」

●連載小説
荻田洋文「¥OUR VOICE」
富永昌敬「シャーリー・テンプル・ジャポン・パート7」
円城塔「後藤さんのこと」

●スペシャル
山本精一「画展]誌上ギャラリー
宮崎誉子「ランダムケータイレビュー」
榎本俊二(『ムーたち』)インタビュー
七里圭(『眠り姫』『ホッテントットエプロン・スケッチ』『マリッジリング』)インタビュー
渋谷慶一郎×東浩紀×佐々木敦「音楽、モダン、ポストモダン」

●マンガ
スズキロク「アンドハニー」
宇波拓/泉智也「クレーターに咲く花」

The Last Laugh

2007-07-09 00:03:35 | 雑記
さあさあ。三谷幸喜「笑の大学」のイギリス版=「ラスト・ラフ」。ロンドンに先駆けての日本公演だそうです。久々に舞台のチケットを取りました。最近あんまり舞台を観てなかったなあ。思えば、ヤン・ファーブル、後藤ヒロヒト、それと、天才ブルースカイの「レミゼラブ・ル」と、あとは毎年恒例のシティーボーイズぐらいしか観ていなかったのですが、ひさびさに、これ楽しみです。なんてったって、役者のひとりがマーティン・フリーマンだかんね。「The Office」のティム役の人ね。これは観るしかない!

おそらく、いい意味で超ウェルメイドな舞台だと予想。構築と技術。しかもそれが目立たないくらいに自然な。と、観る前から期待しまっくってます。でも、その期待がなかったら、舞台のチケットって買えない。だって高価ですから(面白かった場合は、安いと思うんすけどね)。舞台のチケットに払うのは、お金でなくて「信用」です。つって、わたし、ぜんぜん英語わかんないんですけど(恥)。とにかく、肉眼でマーティン・フリーマンが観てみたいのです☆ 楽しみだ。

で、イギリスでの舞台といえば。

聖杯伝説にはさほど興味はないものの、すこし前に公演していた(今もしている?)舞台「SPAM ALOT」。これ、是非観たい。日本公演なんかあったら、すごく嬉しいのだけど、まあイギリスまで行かないとダメかしらん。じっさい、うちのコメディ・マニアの同居人はイギリスまで観に行ってたし。Tシャツやらスパムやらのグッズを買ってきてくれたけど、嬉しいような悔しいような。ステンシルも生で観たって言いながら、Banksyの写真集を買ってきてくれたが、これも、うらやましいほうがでかかった。

追悼・バックウォルド

2007-01-26 04:04:49 | 雑記
 アメリカのコラムニスト、アート・バックウォルド氏が死去していたのをニュースサイトで知った。ユーモア交えながらの、政治や社会を風刺したコラムは一級品でした。ささやかながら、追悼のために『バックウォルド傑作選1~5』(文芸春秋)をぱらぱら再読。やっぱり間違いなく名著ですよ、これ。

 たとえば、バックウォルドは「だれがアメリカ大陸を発見したのか」という問いの代わりに、すでにその大陸に先住していたうちの「だれがコロンブスを発見したか」という問いを「発見」します。(コロンブスの上陸を先住民のだれが目撃したのかという意味です)

 ユーモアとインテリジェンスはほとんど同じ言葉のような気がしてきます。いま、ひろく読まれて欲しいバックウォルドです。

文芸誌「牛王」発売中!

2006-12-02 22:42:23 | 雑記
熊野大学の雑誌「牛王」第四号発刊!
~中上健次生誕60年記念号~

豪華寄稿陣
瀬戸内寂聴、宮尾登美子、勝目梓、北方謙三、立松和平、紀和鏡、渡部直己、高澤秀次、いとうせいこう、青山真治、中上紀、辻本雄一、唐澤るみ子

中上健次最期の小説「青い朝顔」
中上健次未発表発言等。


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