東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。





もう今から4年以上も前になるんだけど、トーマツベンチャーサポートの前田さん(当時)にお越しいただいて、「地方創生の成功事例とその構造、焼津の可能性」というタイトルで講演していただいたことがあった。自分の中では今でも記憶に残る名講演で、地方創生だけじゃなく、産業のインキュベーション、活性化ということを考えても、これほどの適切でヒントの多い講演はないんじゃないかと思っています。その中で、最重要キーワードとして登場するのが

集積

です。ホントにそう思う。集積。これが大事。そもそも焼津が水産のまちって言われるのは、そんなに広くないエリアにこれだけの港と水産関係の会社があるからで、こういうエリアは全国でもそう多くない。船のエンジンの会社もあれば、船に油を供給する会社もある。県立の水産高校は全国でも確か3つしかないと思ったけど、その1つが焼津にあって、素晴らしい研修船もある。お寿司屋さんも多いと思う。活性化する、させるためには集積が大事。もちろん他にもすごくヒントになることをたくさんお聞きした。今日、ふとそのことを思い出したのでした。

で、水産業、水産加工業ということじゃなくて、地域活性化とか、観光的飲食(最近、「美食のまち焼津」という言葉をよく使う)という視点で考えると「徒歩で行き来できるレベルの集積」というのがキーになるなぁ、と思っている。

いずれにしても「集積」。これ大事だと思う。そういう意味では焼津駅前はおもしろいことになっている。若い力は本当にすごい。西焼津駅前もこれからなんとかしたい。そんなことを思った次第。


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