このところ情報のインプットがfacebookにかたよっていて、でも現時点では日本ではナンバー1ソーシャルサイトは圧倒的にmixiなんだし、mixiのメディアビジネス本部長の辻さんの話しが聞けるとあっては、もう連チャンになってもいくしかないでしょう。ネット&モバイル 通販ソリューションフェア。今日も超満員でした。
「ミクシィのソーシャルグラフがもたらす新しいコマースの可能性」。話しが明快ですごくわかりやすくてよかったです。参考になりました。今注目の3つのソーシャルグラフ、twitterとfacebookとmixiの特長を、バサッと一言で表現してくれたのがよかったな。
twitterは「インタレストグラフ」 有名人が中心の数百名のつながり
facebookは「パブリックグラフ」 同僚や友人が中心の150~200名程度のつながり
mixiは「プライベートグラフ」 親しい友人や知人が中心の数十名のつながり
これ、わかりやすいでしょ。あたってる。twitterって全然知らない人からフォローされて、勢いでこちらもフォローしてみても、結局そういう知らない人のつぶやきを読んでるほどヒマじゃないし、結局読むのは友人と有名人のつぶやきが中心になってしまう。ドラッカーのボットをフォローしていたりして(これが、さすがにいいことを言う。当然だが)、でもそれならドラッカーの本、読めよって感じで、バーチャルとリアルがゴチャゴチャで、あんまり心地よくないんだよね。
その点、facebookとmixiの方が「リアルな人間関係をネット上に再構築する」というコンセプトが明確で、わかりやすい。で、facebookの方が実名で仕事より、mixiの方は匿名でプライベートな感じ。ソーシャルグラフはこれから自然な形でマーケティングに活かしていくんだけど、そのためにはまず、それぞれのソーシャルグラフの特長を知らなければいけないけど、これで一発でわかった感じ。
で、「なんでこれからはソーシャルなのか」っていうところなんだけど、インターネット上での「情報取得経路が変化」しているんだよね。つまり、「ポータル全盛の時代(代表企業はヤフー) → 検索全盛の時代(代表企業はグーグル) → ソーシャルの時代」と変化している。ネット上での情報が明らかに過多となり、情報取得経路が「友人・知人から」に変化している。ま、これはソーシャル側の人たちの意見で、実際にはまだまだ検索は強いと思う。リアルな人間関係をネット上で再構築するって、年代によっては口で言うほど簡単じゃないし、検索の代役がつとまるほど友人を集められる人はまだまだ限られる。でも、「検索からソーシャルへ」の流れで進んでいることだけは間違いない。
それに合わせてコマースはどう変わるのかというと、まずは「mixiチェック」ボタンを使ってほしいと。これはタダで、簡単に設置できるし、知名度アップ、集客に効く。それからfacebookの大きな特徴となっているファンページ。これと同様のサービスをmixiも始めるらしい。ファンの囲い込みとブランディングに使えそうだ。将来的には決済サービスの提供なんかも視野に入れているみたいだ。ということは、ECサイト構築のプラットフォームにmixiが浮上か、って感じだけど、このあたりは今後の動向に注目だ。
で、twitter、facebook、mixi、これからどこが隆盛になっていくのか。というか、上述のようにそれぞれ特長が違うから、それぞれ盛り上がっていくのかな、と。ただ、ソーシャルはスマートフォンとの相性がいいので、スマートフォンを征するものがSNSを征するんじゃないか。そんな感じのお話しだったと思う。
読み返しもしないまま、一気に書いてしまったので、ちょっとこわいけど、時間がちょっとアレなので、このまま投稿してしまおう。とにかく、とても参考になりました。辻さん、どうもありがとうございます。
ぼくらのサイト制作事業にも、こういう発想を取り入れていかないと。特にECサイトの場合は重要。求人サイトなんかにも応用が効きそう。「時代はソーシャル」、この週末はそのあたりをじっくり整理してみようかな。
出店ブース。中心には「ソーシャルコマース」の文字。その上には「スマートフォン」。やっぱ、そこですね。
今週末は来期(4月から)の経営方針をまとめるけど、その前にこのお話しがきけてよかったです。
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