市販される2日前くらいに「八重洲ブックセンターに行けば買えます」って言われて、即買いに行った。見つけたときうれしくて2冊買った。発売された後は会社としてアマゾンで10冊。その後も何人かにプレゼントするために個人的に合計6冊買った (^_^;) 。
実はこの本にはウチの会社のことが取りあげられている。ページで言うと149ページから151ページ。166ページにもSNS導入成功企業として記述していただいてある。とてもありがたいことだ。
サンロフトがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を導入・稼働させたのは2005年4月。今から1年3ヶ月ほど前だ。自社開発したシステムを、自社導入してノウハウを蓄積してきた。そのノウハウを基に2006年6月から商品化したのが コンシューマー向けSNS「nanoty(ナノティー)」と企業向けのSNS「nanotyBP(ナノティービーピー)」なのだ。
この書籍のための取材を受けたときは まだ「nanoty」という名称はなくて、サンロフトは「社内SNS導入 成功企業」として取りあげられている。
すでに「SNS」と言っても広く、それは「メーカー」という言葉に近いような気がしている。この書籍では、ヤフーのようなポータル的な性質を持ち始めた「SNSコミュニティ」や企業のマーケティングツールとしての「特化型SNS」、さらに企業マネジメントのための「社内SNS」などを区分けして、わかりやすく解説してくれている。
今回 自分たちの会社が取りあげられたのが「社内SNS」のところだから というわけじゃないんだけど、第5章の「SNSを使った企業マネジメント」の記述は迫力満点だ。
社内SNSの導入事例を検証し、困難な課題も提示した上で、
SNSの導入によって最終的に企業内に起こるのは、その「風土の変革」である。これはSNSが直接影響を及ぼすのではなく、「コミュニケーション」、「情報共有」を行っていく中で、人の意識が変わるのである。
という結論に導かれていくところは説得力があり、導入企業としてはまさに「そうなんだっ」って感じ。実感していても、なかなか自分たちが言葉に表せなかったことを明確に代弁してくれていてとてもありがたく思った(筆者の在賀耕平さん、さすがです! どうもありがとうございます)。
それから最終章の「Web2.0時代のソーシャルメディア」というパートも必読。グーグルが「世界中の情報を整理し尽くす」と言っているけど、検索エンジンはデジタル情報化されない限り整理しようがない。一方 人中心のSNSでは デジタル化されない、でも企業や社会の中に必ず存在する暗黙知をコミュニケーションの中から浮き上がらせ、共有化できる可能性がある。
一人ひとりの頭や心の中にある暗黙知。企業で、社会で、仕事をし、生活していくときに 役に立つ暗黙知を、企業や社会の風土を改革しながら みんなで共有することができるとすれば、SNSは素晴らしい社会性をもつ仕組みになれると思う。
「SNSの今」が理解でき、効果・ねらいがわかり、さらに「SNSの普及とその先にある明るい未来」が見えてくる、有益で、希望に満ちた書籍です。
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で、SNSを含んだ新しい企画アイデアを出し、仲間と一緒に頑張っています。
敏孝さんがSNSをしていたと初めて知りました。いつかお話しできたら嬉しいです。
あと、僕も本を出したんですよ^^
話について行けてない私ですが、
勉強しなくちゃ
goodさん、出版おめでとうございます。「ぐっどうぃる博士の恋愛相談室 男が本当に考えていることを知る方法」、さっそくアマゾンで注文しておきました。遅くなってごめんなさい。
ぜひ一度お会いしたいですね。来週以降のぼくの予定とか、mixiからメールでお送りしておきますね。楽しみにしてまーす。
にゃんみーさん、SNSのことはさいたま市の講座でお話ししたじゃん。時間が押してしまってかなりはしょったけど (^_^;) 。
>話について行けてない私
んなこと言わずにぜひよろしくです。nanotyも会員登録してみて下さい。自分でSNSを運営してみるとなかなかおもしろいですよー。