サンロフトでは毎年期の始めに「キックオフミーティング」という決起集会風のイベントを実施してきました。今期は4月8日(水)に、去年と同じ場所、会社のスグ近所のリッチモンドさんで行う予定にしていました。今日、今期のキックオフミーティングの中止を決定しました。本当に残念です。
先期のキックオフミーティングの様子。2019年度の経営方針を発表しているところ。
これも先期の写真。ゲストをお招きして、パネルディスカッションを行いました。おもしろかったし、勉強になりました。今期も東京から素晴らしい講師に登壇をお願いしていたのですが。。。
去年は立食パーティー形式でした。
みんな喜んでくれました。
全社員が集まっての、記念撮影も、ずっと何年も連続で行ってきました。
先期の4月初旬は、自分は入院中で、キックオフミーティングの参加は危ぶまれていたのでした。参加することができてうれしかったです。もっとも入院中もワリと元気で、病棟の一角で、お見舞いという名のミーティングが頻繁に行われていて、本当にありがたかったです。
そんな、思い入れのある、大切なイベント、キックオフミーティングですが、新型コロナウィルス感染防止のため、今期は中止にしました。
・講師が感染拡大地域在住の方だったので、講演会は中止
・終了時間を早める(12:30終了予定とする)
・出入口でアルコール消毒、各テーブルにもアルコール消毒を設置し、こまめに消毒
・各テーブル6名ずつ、できるだけゆとりをもったレイアウトにする
・換気は充分に配慮(悪天候でなければ窓を開けての状態で実施)する
・施設スタッフはマスク着用でOKとする
・料理はビュッフェ形式ではなく個別でペースも早めにしてもらう(45分程度)
なんとか実施するために、上記のような対策を考え、準備にあたってくれた社員の皆さん、講演の講師の先生、リッチモンドさん、楽しみにしてくれていた社員の皆さんには、本当に申し訳ありません。
サンロフトではこれまで「在宅勤務希望者には即承諾」や公共交通利用者には「社用車乗り合い出勤」、「県外出張は申告し、総務部長の許可なく禁止」等、新型コロナウイルス対策を打ってきました。もちろんZoomでのテレビ会議も、これはもう「コロナ以前」から毎日フル活用しています。
Zoom専用の小さな会議スペースも作りました。ほとんど相対で話しているのと変わらない感覚です。
それでも多くの社員は、通常通り出勤し、会議室で会議なども行なっていましたから、その現状を考えれば、キックオフミーティングだけを中止しても、感染防止対策としてはさして意味があることにはなりません。ただ「万が一、キックオフミーティングで新型コロナが発症したら」、その時の風評的リスクは現時点でも極限まで大きくなっています。そのリスクを回避するために中止しました。
新型コロナウイルスのことで、テレビ等で流れる内容はほとんど東京のことで、感染者数ゼロの焼津市にマッチするとは思えませんし、現実問題として東京の企業と焼津の企業では、危機感はだいぶ違っています。東京では社員を「出社禁止」にするケースも多くなっていますが、焼津の企業で「出社禁止」というのは、今のところ聞いたことがありません。もちろん、仕事がなくなってしまったので、自宅待機になっている、というのはまた別の話です。
今期の経営方針や中期計画は別の形で伝えたいと思います。何より全社員の一体感の醸成やモチベーションアップのために、別の形、みんなが喜べるタイミングを考えます。
今後の仕事の進め方について。月1回の全体ミーティングや、商談室での会議等は密集度が高まります。「不要不急の会議をひかえる」というような表現の対策でいいのかどうか。そこは要検討。「出社禁止」は、少なくとも現状の焼津の企業としては「在宅勤務希望者には即承諾」ということでいいのではないか、と自分は思っています。在宅勤務者の情報セキュリティー対策はとても大切で、会社としてのルールを決めて運用しています。
Zoomの利用を推奨していますが、「社員やお客様やビジネスパートナーと、しかるべき資料をスムーズ提示しながら、時に表情や笑いを共有しながら、議論を進める」というスキルを身につけて実践することが、現状では1番大事なことのように思えます。若いIT企業が全員自宅から「テレビ会議で入社式、イェ〜イ!」みたいな使い方を投稿していたりしますが、それは自分はあまり好印象をもちません。
地元と会社の現状を冷静に考え、本質的な感染防止対策つながる制度を早急に考えて、社員、お客様、ビジネスパートナーにお知らせしていきます。必要に応じて適宜変更していきます。「コロナが納まった以降」も有効な、効率的な働き方制度を創り出す機会にしていきたいと思います。
いろいろなことが、どうにも思うようにならず、憤まんやるかたない気持ちですが、それでも気分を変えて、前向きに考えて、仕事していきます。