ここのところ、家でごそごそ仕事してるので、
あまり人と話す機会がない、
そうすると自然と独り言が増えてくる、
そうなると自分では思いもつかない言葉がでてくる。
「ばびゅーん」
42歳で、ばびゅーんはないだろう、
いったいこの言葉に意味はあるのか?
「ば」 これはもう仕事が進まずやりきれぬ思いが
鼻濁音として発せられたと思われるが、
問題は「びゅーん」である。
たとえ今の子供でも、新幹線に乗って「びゅーん」とは
あまり言わないであろう、
「びゅーん」
そうこれは、日々の煩い事から開放されたい、
心の雄叫びなのだ、
心の迷宮からウルトラマンが変身する時の
あの効果音さながらに、
そう、身体を伸ばすように、竹中直人のように、自由に、
「ば、びゅーーーーーーん!」
朝の7時45分にワイドショー見ながら何言ってんだ、
と、自分につっこんみてもいたしかたない、
真剣に生きなければ、
ああ、何度この台詞を祝詞のように言ったであろう、
幸ありなん。