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金融危機の影響を受けた世相を反映する世界の出来事

2009-04-26 23:50:46 | ヘッドライン
世界的な景気減速は大小さまざまな形で表れている。そのほとんどは気持ちを暗く
させるものだが、風変わりなものや人間の想像力を反映するものもある。
金融危機の影響を受けた世相を反映する各地の出来事を紹介する。

*米国の株主年次総会で、株主へのギフトを倹約する主要企業が増えている。
米金融大手シティグループや米複合企業3M、米菓子大手ハーシーなどを含む
大手企業が年次総会に出席した株主に配る景品を縮小している。
12月末が会計年度末の米国では、春に年次総会を開催する企業が多い。
ほとんどの個人投資家は総会に参加しないものの、無料ランチやギフト、音楽の生演奏などを目当てに出席する個人投資家も存在する。
最近ではサービスをしない年次総会もある。シティグループは先週開催した
年次総会で、これまでずっと提供してきたコーヒーや菓子パンを出すのをやめた。
同社のリチャード・パーソンズ会長はコーヒーなどを提供しようとすれば、
もっと大きな会場が必要になり費用がかさむと株主に説明。こんな時代には
節約するのは良いことだとも述べた。

*伝統的に安価な肉とされてきたウサギ肉の売り上げがイースター(復活祭)
シーズンの英国で前年比185%増となった。スーパーマーケット・チェーンの
ウェイトローズが発表した。たくさんの有名人シェフたちがウサギ肉を支持した
ことで人気が高まったという。第二次世界大戦中の英国では、ウサギ肉は安価で
豊富に手に入る肉とされていた。

*消費者の債務不履行が過去最高となっている米国で、ローンの集金代行業者は
債務回収のためにはどんなことでもするようだ。
イリノイ州在住でメルセデスを運転しているジェームズ・リコビーンさんは、
JPモルガン・チェース・チェースに雇われた取り立て業者が、
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のマイスペース上にある
リコビーンさんの娘のページに、父親の車の差し押さえについて5日以内に
連絡するよう要求する脅迫メッセージを書き込んだと明かした。
リコビーンさんは、取り立て業者とJPモルンガン・チェースを名誉棄損と不正行為、プライバシーの侵害で訴えた。

*経済的に厳しい状況の中、英国で映画館に行く人が増えているとのデータが
示された。英国のフィルム・ディストリビューターズ・アソシエーションに
よると、同国の2009年1─3月期の映画館のチケット売上高は2億5000万ポンド
(約356億3500万円)と前年同期比16%増となった。

*景気後退2年目に入ったアイルランドでは、「ケルトのトラ」と呼ばれた
経済成長期の浮かれた時代に購入したぜいたく品を処分しようとする人が
増えている。リストのトップにあるのは、ペットのポニーや馬で、ダブリンの
動物虐待防止協会の厩舎は受け入れの限界に達しているという。
同協会のゼネラル・マネージャー、ジミー・ケーヒル氏は「もう面倒を見たくない
という人たちから、馬をもらってくれという申し出を毎日受けるが、
毎週6、7頭を断っている」と話した。アイルランドは競馬が盛んな国として知られている。

*ニューヨークの名所の1つ、マンハッタンのペンシルバニア駅近くにある
24時間営業のファーレー郵便局が営業時間を短縮する。平日は夜10時まで、
週末の営業時間は平日よりもさらに短くする予定。営業時間外もロビーは開いているが、
夜遅くに訪れた利用者は機械を使用しなければならない。
5月からはシカゴにある郵便局が米国で唯一の24時間窓口サービスを提供する郵便局となる。
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