ばくち帳面

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「こんな文章が高校入試に使われるのか」とちょっと怒る

2013-01-26 07:01:10 | Weblog

 昨日の山形新聞。
 無断転載ですが個人ブログだから許してね。





 「実力養成 中学生講座」と銘打ってあり、国語の問題でした。
 読解という分野なのかな?
 読解は大人になっても必要だから入試問題にしてもいいと
思うんだけど、蟹蔵は「詩」の類を入試問題にするのは納得がいかない
輩です。自分が解けないというのもありますが。
 「詩」って個人の勝手な思い込みだと思うんだよね~
 だから、回答の選択肢に蟹蔵が感じた記述がないと、「俺はこう感じたんだ!」
と書きたくなっちゃう。
 で2者択一くらいにしかならず結果間違い、みたいな。
 純文学や文壇と呼ばれる世界には、それなりの鑑賞ルールがあるんだろうけど
「わがんね」。


 で、今回のお題。
 論説文なので(よく読んだら「エッセイ」のようでした。)何かを論じているんだろうけど、
「詩」みたいで納得いかない。
 個人ブログと同レベルの書きなぐりではないか! 
 こんな文章を入試で取り上げるのか!
 などとプチ怒りを覚えました。
 国語嫌いはなおんねーな~。ごめんね海老名先生。



 では、この文章の最初と最後を抜き出してみましょう。


 ひとは食べずには生きていけない。そして食べるには、食べるものを
作らなければならない。

 (ずっと略)

 誕生や病や死は、人間が有限でかつ無力な存在であることを思い知らされる
出来事である。(※1)
 (略)
 そういういとなみが「戦後」という社会のなかで次々に外部化(※2)していった。
そして家庭内にのこされたそういう種類の最後のいとなみが調理だった。(※3)

 ひとは調理の過程で、じぶんが生きるために他のいのちを破壊せざるをえないと
いうこと、(略)を身をもって学んだ。
 そしてじぶんもまたそういう生き物の一つでしかないということも。
そういう体験の場所がいまじわりじわり消えかけている。見えない場所に隠されつつある。
このことがわたしたちの現実感覚にあたえる影響は、けっして少なくないとおもう。

(鷲田清一『普通をだれも教えてくれない』による)




 結局、「昔の生活はよかった」ということなんですか?
 今、何をすればいいとお考えですか?
 結論もあいまいです。 
 単なる書きなぐりじゃあないんですか?

 ※1 断言するんだー
 ※2 外部化?はじめて聞いた言葉だな。内部化という言葉と対比させている
    ようだけど、言葉遊びに感じてしまうなあ。
    路地の共同調理場って江戸や明治も普通だったのかなあ?
    農村って普通に家でご飯作ってたんでないんだっけ?
    話の起点が戦時中なのかな???
 ※3 本当か???

 その他にも、
 「火がしばしば文明の象徴とされるのも、おそらくそういう理由からであろう」
 →前段で「疑いない」と言っていて「おそらく・・あろう」と弱気に。
 「正確な数字情報はもっていないけれども、どうもたしかな事実のようである」
 →こんなことを科学者が言ったら頭おかしいと言われてバイバイキーンだな。
  調べてから書けよ!と思ってしまう。
 あと、何かいい気になっているのか、ひらがな多用も受けつけないなあ。
 「残された」「営み」「自分」「与える」「決して」「確かな」→漢字でダメなんですかね?

 個人の日記ならまだしも、こんなんで本になって売れてるんでしょうかね???
 鷲田氏って何者?
 ググるしかないな。

 まあ、こんな風に怒りながら問題解いてたら、国語も面白かったかもな~
 時間なくなって0点かもしんないけど。
 0点にならないために、「コイツはこんなん思ってんのね~」って
文章には入り込まずに、漢字から回答して棒線部分は後ろか前から探して回答して
ってことになるんだけど、「詩」だけは前述のとおりダメでした。
 蟹蔵的には道徳の読み物がもっと嫌いで、いつも先生に食ってかかって
たな。「道徳心」を養うのはいいんだけど、「偽善」はやなんだよね~




 ★ググった結果

京都大学→大阪大学総長→大谷大学 
  哲学博士
  この文章は98年出版
  
  
  溜息・・・・

  

  なんだろ、98年っていったらバブル崩壊後
 蟹蔵が奉職した年だ。
  公共事業費がバンバンついてた頃だ。
  ボーナスが直近では一番もらえてた頃だ。
  当時5.25カ月分でした。
  今は4カ月割ってます。
  
  まあ、蟹蔵が思うのは、未来を担う若者の人生を決める
 試験問題に、過去と今を比べて、「今は問題だなあ」という
 論調(そりゃ年寄りはそう思う人が多いのかも)よりも、
 「今は今で結構やれることもあるし、こんな点は戦前よりも
良くなっているよ!」という論調の方が、読み解いていても
気分が高揚して、「あ、オレらゆとりとか言われてダメな世代
だと思ってたけど、結構イイのかも!よし!次の数学は苦手科目
だけどがんばっぺ!」ってなるかもよ。

  国語の入試問題なんて全く興味なかったけど、
 今年の山形県の入試問題はどんな文章が選択されたのか注視して
 みよう。
  あ、新聞の社説だけは取り上げないでほしいけどさ。



 







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