理由が分かればしないこと

先日、とあるご婦人と話しをした

初孫のことで心配があるらしい・・

買い物から帰ってみたら、びっくり！孫が毛布にくるまって動けない状態だった！！

初孫の父親となった息子に問いただしたら「動き回って危ないから」と、危ないからこうしているのに何を怒っているのか？と言い返されたらしい・・その場はおばあちゃんのお叱りで、もうしません、とはなったらしいが・・

あの子、私がいなくなったらまたやるんじゃないかと心配で心配で

ということだった。まだ若いその父親は小さな赤子の息子を大事に可愛がってはいるという。お嫁さんの話はとても良く聞いてくれるいい旦那でもあるという。つまり、心配ごとは、毛布にくるんで動けないようにしてはいけない、ということがちゃんと分かってもらえればいいのだ、ということを私は理解した。

そこで、お嫁さんに℡をして、私が代わってお話しをさせていただいた。

あのね、赤ちゃんね毛布でくるまれた状態でね、顔が下になっちゃうと鼻と口がふさがって息が出来なくて死んじゃうんだよ、うつ伏せ寝にして保育園でも死んじゃう事件がよくあるでしょう。あーれは危ないないんだよ。それとね、赤ちゃんってハイハイしたりよく動くでしょう。あれね、まだ心臓が小さいでしょう、体を動かすことで体じゅうに血液が流れて体も心臓もちゃんとできていくんだよ、だから動き回ると危ないからって動けないようにするのは逆に危ないことなんだよ。わかるよね、これ、旦那さんに教えてあげてね。

と、いつもは短気で愛想もそっけもない私であるが親切丁寧に言葉も優しくお話しした。

その娘さんは℡を代わったご婦人に、ありがとうと喜んでくれたらしい。

私もここしばらく、若い娘さんとお話しなどしたことがなかったから、なんだか嬉しかった。

℡を終えたご婦人に、理由が分かればもうしないよ、もう大丈夫だと思うよ、と言うと「そうね、ありがとう」といつもの明るい顔に戻った。