あっちもいいな、こっちもいいな

乳がんになって初めて気づいたこと

Oさんの弟

2008-07-21 00:59:34 | Weblog
7月21日

ガン友のOさんの弟さんがガンで亡くなった。

以前から、故郷で入院していて多分駄目だと言っていた。

Oさんはもう一人弟さんをすでにガンで亡くしている。

詳しいことは聞いていないのだが、Oさんの話しを聞いて、胸をつかれたのを覚えている。

それなのに、もう一人亡くしたなんて!

つらくてかける言葉もない。

Oさんは、あとお姉さまとお兄様が一人ずついる。

幸いなことにお二人とも健在ではあると聞いている。

Oさんは若くしてご両親を亡くされていて、お姉さま、お兄さまが親代わりのようだと話していた。

Oさんの話を思い出した。

Oさんの手術の説明の時は、ご兄弟が全員見えたそうだ。

しかし、彼女の手術は想像していたより早く終わったそうだ。

お兄さまは、これは手遅れだったと思い込み、術後の説明をされる部屋から逃げ出してしまったそうだ。

後から聞くと少々笑えるが、まるでドラマだ。

退院後も姪御さんがOさんの身の回りの世話をしてくれたそうだ。

兄弟の結束が固くなるのも止むを得ないのだろう。

そんな兄弟の一人が欠けるのは本当につらいことに違いない。

Oさんは仕事の合間に何度も故郷の茨城を訪ねていた。

その時お姉さまが彼女に言ったことがあったそうだ。

弟さんと自分を重ねないように、生きていかなくては駄目よと。

本当にそうだと思った。

しかし、つらいことだ。

しばらくOさんにはメールを控えることにした。

Oさんに返メールの負担をかけたくない。