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あれこれ雑記

シカの資源利用

2018-05-06 16:50:08 | 日記

新幹線に初めて乗ったのは、四十年ほど前の事になる。安芸の宮島へお詣りした。そこで驚いたのは、境内にいる鹿が娘達に背後からのし掛かろうとしたことだった。鹿にはそのような性質が多分に有ることを知った。
図書館の書棚に「はじめよう!シカの資源利用 丹治藤治先生著 農文協」があった。シカが増えて困っているそうでそうである。去年(2016年度)の農作物への被害額は、イノシシ36%シカ46%とイノシシを上廻っている。勿論当地での場合はイノシシを越えることはあるまい。1オオカミの絶滅2森林環境の変化3地球温暖化による影響4対策の遅れなど、挙げられている。何れも延いては都市住民にとっても関心を持たざるを得ないもののはづである。
福島県二本松市熊本県山鹿市に養鹿場がある。どちらも昭和六一年二本松市では台湾からマダラシカを導入し、山鹿市ではニホンシカ外一〇品目を導入している。二本松市では幼角製品化により地域興しに取り組み山鹿市シカ肉や幼角製品を開発し、観光福祉に連携、また農業高校とも連携している。
一方中国では、秦の始皇帝には兵士たちの体力強壮剤の原料としての利用があったそうである。中国では多品種のシカが生息し、資源としての利用は多様である。1970年には国策として養鹿の産業化が進められている。

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