日々是好日

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あれこれ雑記

九州の釣

2018-11-28 12:31:22 | 日記

昭和二四年一月二十日創刊発行されてた九州の釣という月刊雑誌が有りました。第一号から第六号までの合本が残っているだけです。当時は諸物資急迫の頃で、紙質も悪ければ、保存不良のため丁寧に扱わなければ本自体すら崩れ落ちてしまいそうです。
発行所は福岡市天神町岩田屋六階西日本鉄道事業所内九州の釣発行所内となっています。表紙その他の体裁は整っています。なにしろ紙質が劣悪なため無残な現況は惜しい気がします。
内容は随筆や挿絵ともに立派の一語に尽きます。なかでも「筑後川(宮之陣、日田間)鮠釣場案内図は釣場の詳細の説明と鮠釣の餌いろいろが図示してあることです。
特に創刊号一号は「釣技研究ハエ釣り」には、ハエの餌のいろいろの画と筑後川の釣場の詳細が図示されています。鮠釣などと思いますが、その当時釣仲間の熱い思いが伝わって
きます。随筆は秋山六郎兵衛、絵は伊藤研之その他の内容は充実しています。勿論各地の釣情報も詳しく記載され、各号の表紙絵やカットにしろ絵としても逸品であると思います。しかも広告には当時の企業盛衰の回顧資料としても興味があります。難を言えば紙質印刷インク不良で有ることです。

おとんぐらす

2018-11-27 16:07:13 | 日記

少々旧聞に属するかもしれませんが、一〇月二一日の朝日新聞デジタルに「文字を読み上げるメガネ開発 読字難しい「おとん」のため」という記事が載りました。
メガネ型の器具をかけると、文字を読み取って音声に変換してくれるのです。そんな器具を読字が困難な父上のために島影佳佑氏は在学中の二〇一三年来開発を始められました。そして来年には製品の本格販売を目指されているそうです。
かねがねローマ字や数字については読字開発の器具が、可能となるであろうと思っていましたが、日本語特に漢字交じりの文章の解読はなお一層困難ではなかろうか思っていました。考案者の島影圭佑さんの「おとん」の本格販売化の成功を念じています。

秋の陽光を浴びて

2018-11-23 13:03:54 | 日記

長崎空港は大村湾にあります。そこから車で五分も行けば、秋の陽光を浴びた色硝子の砂浜に出会います。
朝日紙夕刊に、長崎県環境保健研究センターの粕谷智之さんのお話とガラス粒の美事な浜辺の写真が掲載されていました。
アサリの幼生は約一ミリの粒に着底しやすいそうです。そこで家庭から出た空瓶でガラス砂を作り、県が2016年に六五〇〇〇万円で撒きました。今年1平方メートル当たり一八五個のアサリが確認されました。夕刊の小さな写真では四囲の風光と美事なガラスの砂浜のよさは判りませんが、いずれ観光客を魅了するでしょう。
加えて将来砂を噛んだ浅蜊の汚名をも濯ぐ事でしょう。

第三の男

2018-11-21 13:41:48 | 日記

淀川長治名作コレクションで「第三の男」を眺めました。映画もさることながら当時のウインの世情はちょっとしたものですね。
そこで思い出す言葉ではサッカリンやヒロポンなどの言葉です。そこで便利なウィキペヂイアの使用です。
この人工甘味料は、かなり古い発明品でしたが、第一次世界大戦争が始まり、砂糖が不足すると急速に普及したそうです。現在ではアメリカ合衆国と中華人民共和国などでは大量に使用されていますが、わが国においては食品への使用が制限されているそうです。敗戦後サッカリン・ズルチンなどの使用がかなり使用されて重宝していた思いがあります。
ヒロポンについては、実名は覚醒アミンと称するもので、直接脳に働いて興奮させるため、気分爽快、自信増加、疲労感軽減、眠気解消などが有るが、習慣性があるため、覚醒剤取締法で規制されています。当時は軍需工場への動員学徒や徴用工員などがやむなく用いたと仄聞しました。
これについては、戦後暫くは社会的に悲惨な事例が数多くありました。
第三の男は戦後を顧みる眼で見ると善いですね。サヨナラ・サヨナラ。

廿世紀の予言

2018-11-20 17:32:57 | 日記

明治三十四年は一九〇一年でもあります。一月二日の報知新聞には、廿世紀初頭に当たって予言が載せられています。露国との関係危機迫るの時期ではありましたが。それはそれとして予言は次のようです。
巻煙草形の機関車は大成せられ、列車は小家屋大にてあらゆる便利を備へ、乗客をして旅中にあるの感なからしむべく、つとに冬季室内を暖むるのみならず、暑中には之に冷気を催すの装置あるべ―速力は通常で一分時に二哩、急行ならば一時間百五十哩以上進行し(略)
動力は勿論石炭を使用せざるを以て煤煙の汚れなくまた給水のために停車ることなかるべし―云々 。
暴風を防ぐ 気象上の観測術進歩して、天災来たらんとことは一ヶ月以前に予測することを得べく、天災中最も恐るべき暴風起こらんすれば、大砲を空中に放ちて変じて雨となすを得べし(下略)
未来の予測が苦楽交々であるのは、いつの時代でも同じようなものですね。