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あれこれ雑記

煮干しの解剖教室

2017-04-20 20:35:05 | 日記
仮説社から標記の小川真理子先生の児童書を買ってきました。老輩は以前玄海灘の潮風の下、呼子町で煮干しには大変お世話になりました。もっともカタクチイワシよりマイワシに傾きますが。鰹も鰤も血合いに美味寄ります。ですからどうしてもマイワシにカタクチは敵ないません。スーパーマーケットの鮮魚棚にはマイワシは並んでもカタクチは姿を潜めています。乾物として重宝されてはいますが。今日は丑の日だとしてありました。しかし鰻ばかりではありません。土用に脂がのるのは、鰯も同様です。脂ののりはマイワシの煮干しにとっては好くないのです。それは乾物屋の商品として身肉が脂で脆くなるからです。
解剖教室は、煮干しを丁寧に説明し解剖します。脳・目・耳石・鰓把・鰓・心臓と次々と解体し、体を二分して腑分けします。実にこと細かに調べて行きます。細部に渉って解剖するのですが、緻密な観察眼がなければ、到底納得出来ない内容です。そして煮干しも人間も脊髄動物との共通である点を教え指導して行くのでしょう。