3つの話
1.調査委員会
10月5日に水害調査委員会第二回会合が開かれたと、さる新聞茨城地方版に載っていました。今回も全国版にはなし
それで国土交通省のHPを見ました
決壊の原因は事実上越水であるとしています
報道では堤防の下に水がしみ込んで内側に吹き出すパイピングの可能性があるとかなんとか言ってましたし、この報告でも紙数を冗長に費やしていますが、妥当な結論です
記者向け資料では
○鬼怒川では、堤防が必要と考えている区間の約4割しか完成堤防がありません。
○今回の決壊箇所を含む約500m区間における堤防の高さは、施設計 画上の堤防高さと比較して、約0.25m~約1.4mの間で、おしなべて低い状況でした
4割しか完成していない? なんやこれ?
設計より低くなっていた原因は何か? これを確かめるのが委員会の責務ではないのか?
人為的に削った?地盤沈下?
決壊のすぐそばの家から撮った川の様子。テレビで中継されたヘリで3-4人救出された家、救出直後に濁流に流された家の人の画像でしょうか
色々と思い出してきました
私が30年前につくばに転勤で来たとき聞いた話
2.鬼怒川の人柱
昔々、鬼怒川は洪水で人々を苦しめてきました
そこで人柱に若い女の子を入れて、龍神様の怒りを鎮めたとか
これはウェブ検索したらいくつか出てきました。たぶん実話なんでしょうね
3.あのあたりの川の堤防は右岸左岸でわざと高さに差をつけてある
片方の堤防が低くなっているのは、江戸時代に片側が天領で、洪水になっても天領のほうに水が入らないよう高さに差がある………という話
これは検索が難しいせいもあってウェブでは見つかりませんでした
実際は明治維新から150年たった今、その名残が残っているとは考えにくいです
でも土地の人の話であるにせよ、転居した人が釣りか何かで高さに差に気づいたにせよ、
けっこう認識されていたのでしょうね
それが放置されていたのは人災とまで言わなくとも、怠慢災というべきことです
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