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フォルクスワーゲン シャラン購入 Volkswagen Sharan

2014年08月30日 | Weblog
14年間家族の足として活躍してくれたトヨタ ガイアを引退させ、フォルクスワーゲンのシャランというミニバンを購入しました。

本当はガイアにはもっと乗ろうと思っていたのですが、いろいろと思うこともあり、また良い出会いもあり思い切って買い換えました。


5150-Ⅰ号と5150-Ⅲ号で記念写真を撮りました。

トヨタガイアはVAN HALENファンである私にとって5150-Ⅰ号車でした。
2006年に購入したダイハツコペンが5150-Ⅱ号車、そして今回のシャランは5150-Ⅲ号車となります。

実は、今回購入したシャランは新車ではありません。
一年間ディーラーで試乗車として使われていたものです。

フォルクスワーゲンというドイツのブランドは誰でも知っていますし、私ももちろん知っていました。
しかし、「シャラン(SHARAN)」という車名を知っている人はほとんどいないと思います、実は私も今年の7月まで知りませんでした(汗)。

ガイアに替わるミニバン探しを意識した時、国産車ではこれという車は見つかりませんでした、国産車のできが良いのは知っていますが、当然ですが「国内にありふれている」という事実は私に購入をためらわせるものでした。
また、国産車を購入すれば2~3年もすればすぐに新型が出てしまい、結果的に自己所有車がすぐに旧型になってしまうという危惧もありました。

(余談ですが、前所有車であるトヨタ ガイアは私が購入した直後に廃盤となり、新型は発売されませんでした。おかげで14年間旧型であることを意識せずに乗ることが出来ました。)

国産ではないミニバンを購入しようと考えて車を探した結果、最初に思い当たったのはフォルクスワーゲンのトゥーランでした。
ですが、トゥーランにはスライドドアが採用されていません、次の車には是非スライドドアの車を買いたいと考えていたので、トゥーランは見送りました。

さらに調べていくと同じフォルクスワーゲンでもシャランという車があり、トゥーランよりもワンサイズ大きく同時にスライドドアが採用されていることが判りました。

これだ!と思い、早速実車を見に行ったのですが、そこで思いもかけず良い出会いがあったのです。

それが、今回購入した「試乗車上がりのシャラン」です。
試乗車上がりとはいえ、走行距離はわずかに2500km弱、カーナビやバイキセノンヘッドライトなど、オプションもフル装備で、しかも支払額は新車を購入するよりも軽く3桁万円以上安いという条件でした、しかも一台限り。

実際に試乗して、問題無いことを確認して、即決してしまいました。
まぁ、正直に言うと勢いというものもあったと思いますが、何事も勢いというものは大切だと考えています。
また、新車同様の車がこれだけ安く買えるというのも、これまた運命というか出会いなのかなと思いました。



先月の納車後、約1000kmほど走らせましたが、大変気に入りました。

良い点
1、エンジンがコンパクトなのに大変パワフルかつスムースに回る。
最近のフォルクスワーゲン車はヨーロッパ風のダウンサイジングが進んでおり、シャランに搭載されているエンジンの排気量はわずかに1400ccです。それにスーパーチャージャーとターボチャージャーの両方を組み合わせ、1500rpmという低回転から24.5kgものビッグトルクを発生します。

街中では、2000rpmぐらいで余裕の走りです。1500rpmから最大トルクを発生するので、まるでディーゼルエンジンのようです。

そして、いざフルスロットルを与えると、実際にレッドゾーンの入り口である6500rpmまでキッチリと回るのです。これには参りました。

低回転はスーパーチャージャー、高回転はターボチャージャーという具合に上手く使い分けているのですね。さすがだと思いました。


良い点
2、運転席シートの調節幅に余裕があり、自然なドライビングポジションを取れる。
私の身長は182.5cmあるのですが、フォルクスワーゲンは欧州人の体格を基準に設計されているので、余裕で収まります。
ガイアの場合は、シートを一番後ろに下げて乗っていましたが、実のところあと2センチぐらい下げたいところだと思っていました。シャランに限ったことではないのでしょうが、欧州車は182cmぐらいを標準体型として設計されています。あくまでも標準と言うことなので、もっと大きな人でも余裕で座れるように設計されているのです。結果的に、私がベストと思えるドライビングポジションをとっても、まだまだ余裕があります。多くの国産ミニバンの場合は、トラックを運転しているかのような運転姿勢を強いられてしまいますが、シャランならば、まるでスポーツカーを運転するかのように手足を伸ばした姿勢でドライビングできます。

良い点
3、直進安定性がすこぶる良い。
流石ドイツ車!
参りました。
ドイツのアウトバーンには速度制限がないのですね。
一般道でも時速100kmは当たり前、アウトバーンでは出せる車は時速200kmを超える速度で走るのが日常と聞いてます。
そういう国で鍛えられた車だけ有り、足回りの安定感は別格です!
高速道路ではまさしく矢のように走ります。
取扱説明書には最高速度197kmと書いてありましたが、実際そのぐらい出そうな気がします。
速度計が240kmまで刻んであるのも、その気にさせてくれますね。

日本の国内では、そんな速度を出す機会はないのですが、そういう使用状況も視野に入れて設計されているせいでしょうか、あらゆる場面において余裕を感じます。

良い点
4、実はワインディングロードでのハンドリングも良い。
今日、六甲山のワインディングを走ってみたのですが、全幅1910mm重量1830kgとは思えない軽やかな身のこなしと加速減速でした。

(六甲の登りワインディングには苦い思い出があります。今から30年近く前大学生だった私の当時の愛車は日産スカイライン1800TI-Lだったのですが、この車は本当にパワーが無く六甲の登りでは全く走りませんでした。いちど無理して高回転まで引っ張って夏に走らせたら、オーバーヒートしてしまいました。これがトラウマとなり、車を買い換えるといつも六甲の登りでテストをするようにしています。)

エンジンもパワフルで、またハンドリングにも余裕があります。下りのカーブでハンドルを切り増すような場面でも破綻することなく、アンダーステアでもなくオーバーステアでもなく、まさしくオンザレール感覚で走りきりました。これには驚きました。

良い点
5、2列目3列目シートを倒すと2メートルを超える真っ平らなスペースを得られる。
本当に真っ平らで広いです。

寝袋を積んでおけば、私でも余裕で眠れるでしょう。
実際寝袋を積んでます(笑)。

まだ寝てませんが、今後楽しみです。

良い点
6、ドアが分厚い!
コペンと比べると3倍ぐらい、ガイアと比べると2倍ぐらいの厚みがあります。

なんというか、頑丈な鎧を身にまとっているような感じで、大変安心感があります。
事故がないことを祈りますが、少々ぶつかっても安全に守られそうです。

良い点
7、シートが堅い!
国産ミニバンのシートはソファを目指しているような感じがします、要するに柔らかいのです。
しかし、シャランのシートはまさしくシートという感じ、堅いです。

飛行機のシートを想像して下さい。イメージ的にはああいう感じです。

コペンには堅いRECAROシートが搭載されていることもあり、この堅さには共感できます。
運転していても疲れず、嬉しい限りです。

良い点
8、DSGトランスミッションが素晴らしい!
いわゆるオートマティックとは全く違います。
6速のギアと二枚のクラッチを自動で操作してくれて、滑りのない滑らかなギアチェンジを実現してくれています。
変速ショックが全くと言っていいほど無い。
必要なトルクとパワーを引き出せる適切なギアを自動で選択してくれます。
これは良いですね。

高回転が必要であればスポーツモードを選べば自動で引っ張ってくれます。

大きな車を軽々と振り回せるのはある意味快感です。

さて

!気になっている点!

気に入らない点はあまりないのですが、どうしようもなく不便な点が一つあります。

それは「方向指示器とワイパーが国産と逆」と言うことです。

私はコペンとシャランを所有しています。


コペンでは方向指示器はハンドルの右
コペンのワイパーはハンドルの左です。

しかし外車であるシャランでは方向指示器はハンドルの左
シャランのワイパーはハンドルの右です


う~む、どうしようもないのですが、ハッキリ言って間違えます。

コペンとシャランを乗り換えると必ず間違えてしまい、天気が良くてもワイパーを動かしてしまいます。

シャランだけ!とかコペンだけ!であれば、すぐに慣れて、間違えることもないでしょう。

しか~し!

私は、平日の通勤にはコペンを使っており(シャランはもっぱら家族用のため)、土日になるとシャランを運転することになります。

コペンに慣れた頃にシャランに乗り換え、シャランに慣れた頃にコペンに乗り換えるという日常です。
間違えない方がおかしいでしょうね。

こういうのは国際的に統一できないものかと、心から願っております。




また、日本国内で使うには少々大きすぎる車幅も気になるところです。
シャランの全幅1910mm、コペンの全幅1480mm。
シャランはデカイです。

出先でのコインパーキングなどでも場所を選びそうです。

サイズはどうしようもないことなので、早く慣れたいと思っています。




最後に一言。

世界的に販売されたシャランとしては二代目となります(私は初めて買いましたが)。
先代シャランは日本ではほとんど売れなかったのですが、欧州では15年間もモデルチェンジをせずに生産されていたそうです。

この型式のシャランが発表されてからまだ2年ぐらい。
順当に行けば、あと10年ぐらいはモデルチェンジしないかな?と期待しています。

いつまでも「現行型」として乗り続けたい、そう期待しています。



コペンとシャラン。

コペンは国産の軽自動車で超小型のオープンカー、シャランはドイツ生まれの大型ミニバン。

両極端の二台を長く楽しみたい。

車をポイポイと乗り換えるのは趣味ではありません。

人生には何が起こるか判りませんが、長いつきあいをしたいと思っています。

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