本年度最大の衝撃!
漆黒の闇を疾走する
戦慄のクライム・サスペンスの傑作、誕生。
上映時間 125分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開(クロックワークス=アスミック・エース)
初公開年月 2009/05/01
ジャンル サスペンス/アクション/犯罪
映倫 R-15
【解説】
デビュー作にして韓国の映画賞を席巻し、すぐさまハリウッドでの
リメイクも決定した驚異の新人ナ・ホンジン監督による衝撃の
クライム・サスペンス。
風俗店を経営する元刑事と連続猟奇殺人犯との緊迫の攻防を、
巧妙な脚本とパワフルかつスピーディな演出でスリリングに描き出す。
主演は「ヨコヅナ・マドンナ」のキム・ユンソクと「絶対の愛」の
ハ・ジョンウ、共演に「連理の枝」のソ・ヨンヒ。
【ストーリー】
デリヘルを経営している元刑事のジュンホは、店の女の子たちが
相次いで失踪する事態に見舞われていた。やがて最後に会ったと
思われる客の電話番号が同じ事に気づくジュンホ。そして、
その番号は直前に送り出したデリヘル嬢ミジンの客とも
一致していた。
ほどなくミジンとの連絡が取れなくなり、心配したジュンホは
ミジンの行方を追う。すると、通りで不審な男と遭遇する。
そして、男が問題の電話番号の持ち主であることを突き止めた
ジュンホは、格闘の末に男を捕縛、2人はそのまま駆けつけた
警官に連行されていくのだが…。
<このポスター観ているだけでも、怖い>
【感想】
<>
かなり前に観たのですがσ(^◇^;)、感想アップが遅くなって
しまいました
気がついたら、もう5月の半ば、昨日から「天使と悪魔」も
公開していると言うのに、今頃、チェイサーの感想アップで
しかも5月に入ってから1本目の映画感想です
あはは・・・
1週間以上も前に観た映画ですが、映画のいろいろなシーンが
今も目に浮かぶほど、怖い映画でした
劇場で観た韓国映画は、あまり多くはないのですが
スカーレットレターと言い、オールドボーイと言い
この作品といい、本当に重くて後味が悪いです・・・
ですが、後味が悪いからと言って、良くない、つまらない作品と
言うわけではなく、役者の演技も含めて、作品としては、緊迫感にあふれた
凄い作品だとは思います
ただ、好き嫌いはわかれそうですし、万人向きとも言えない作品
であることも事実かな・・・
イケメンがひとりも出ていないし(笑)、主演の役者さんの
名前すら知らない・・・それなのに、最後まで、怖くて
ドキドキしながら、また、罪の意識皆無の犯人やメンツばかり
考えているおマヌケな警察に対して、イライラしながら、
そのもどかしいストーリーにも引きつけられて、
観入ってしまいました。。。
追跡劇なのに、早々と犯人を捕まえることができて、本人も
アッサリ犯行を認め・・・あれっ?展開早いなあと思ったのですが
そこから、二転、三転、最後は衝撃の結末となりました
血や死体、画面から異臭が漂ってくるようで、現場に自分も
いるような感じがしました。また、犯人が使う凶器も異様で、
逃げ惑う被害者の恐怖や絶望感、痛みも伝わって
きて、観ていてしんどかったです
雨のシーンや夜のシーンが多く、暗いトーンが猟奇事件とあいまって、
この作品をよりいっそう不気味で恐ろしい感じに仕立てていました
キャストは、知らないかたたちばかりでした。
主要なキャストです
ジュンホ・・・デリヘルの元締めをしている元刑事、デリヘル嬢たちには陰でゴミと言われている。
犯罪者を追い詰めるのが、正義のヒーローではなく、欲得のために動き出すと言うところが
も白い。かなり暴力的でもある。
彼の心情は徐々に変わって行くところも見どころ・・・
ミジン・・・シングルマザーのデリヘル嬢。風邪で寝ていたところを無理やり
仕事に行かせられ、事件にあう。心配する娘に「すぐに戻るから」という
言葉が虚しい・・・
彼女の恐怖が、伝わってくるシーンは目を伏せたくなりました・・・
ヨンミン・・・一見穏やかで、物静かな青年。どこにでもいそうな普通の人間に見えるのだが・・・
人間的な感情はないのか、その残虐的な行為には目をそむけたくなる・・・
心底怖かった・・・
<この役者さん、この演技で評価が高くいろいろなところからオファーがあるようです・怖くて不気味なんですが、時折、お笑いのやるせなすの石井ちゃんに見えてしまった私でした>
正直言って、こんなに残酷で救いのない、救われない映画はあまり好みでは
ないのですが、映画としての出来は、素晴らしいのだと思います。
観終った後、どよ~んとして、かなり後味が悪く、でも、
いつまでも、後を引く映画という感じでしょうか・・・
<このシーンでは、ドキドキハラハラ、あ~~おばちゃん、その男に、それ以上
しゃべっちゃだめ~~って心の中で叫んでました・(T.T)>
ミジンが最後にかけた電話・・・辛すぎます
携帯のその留守電を聞くジュンホのシーンに
すぐさっきまで生きていたミジンのことを思うと
涙が出てきてしまいました
レオナルドデカプリオがリメイク権をすでに買っており、
ハリウッドでも映画化されますが、きっとこのような
クライムサスペンスは作れないような気がします。
ディパーテッドより、インファナルアフェアーのほうが
はるかに素晴らしい作品でしたので(^^ゞ
<パンフレット¥700クリックで公式サイトへ>
<まだ35歳で、これだけの脚本を書き、監督するのって凄い>
『なぜ、こんな惨たらしい事件が起こったのか。
私は自分の怒りを伝えるためにこの映画を撮ったのです』
この作品のもとになっている事件、私は何となく覚えています。
韓国でもそんな事件が起きるんだなあと驚いたことと
何となく犯人の映像(警察?の階段を降りて行く?)
もなぜか覚えていました。
もし、その事件を知らない方は、以下をお読み下さい。
パンフレットより抜粋しました。
《韓国を震撼させた実際の連続殺人事件》
映画『チェイサー』が生まれるきっかけとなったのは、
2003年9月から2004年7月までの10カ月間に
21人を殺害した韓国の連続殺人鬼ユ・ヨンチョルの事件である。
最初の被害者は大学名誉教授夫妻で、ユ・ヨンチョルは夫妻の
住むソウル市内の一軒家に侵入して殺した。以後裕福な高齢者
など8人を次々と殺害。やがて、マッサージ嬢やテレクラ嬢と
いった女性を狙うようになり、証拠隠滅のために、遺体を
バラバラにして山中に埋めたりした。確認された被害者は
21人だが、ユ・ヨンチョル本人によればもっと多い数になる。
当時、この残虐な殺人事件は韓国を震撼させたが、警察も
さまざまな批判を浴びた。警察は2004年7月にユ・ヨンチョル
を逮捕する以前に、2度も逮捕するチャンスを逃していたことが
発覚するのだ。結局、逮捕のきっかけを作ったのは警察ではなく
マッサージ店の店長らだったと言う。また、逮捕後も警察は、
監視をゆるめたすきにユ容疑者に一時逃亡されるという失態を
犯している。
韓国マスコミに「殺人機械」と呼ばれ、殺人と死体遺棄、
強盗などの罪で起訴されたユ容疑者は、2005年6月に
死刑判決を受けた。
mixiチェック <script type="text/javascript" src="http://static.mixi.jp/js/share.js"></script> | シェア<script src="http://static.ak.fbcdn.net/connect.php/js/FB.Share" type="text/javascript"></script> |
そんな記事にコメントありがとうございます
小米花さんは、この事件ご存知なかったですか!
私はこの事件は知っていてかなりの衝撃を受けたことを覚えています
>その後ハリウッドリメイクの話しはなくなったのでしょうか・・・。
どうなったんでしょうね~
ハリウッド俳優の誰がどの役やるのかなって言うのは
ちょっと興味がありますが、この作品ほどすごい作品は作れないと思います
私は公開当時、韓国映画興味なくて、チェックさえしてませんでした。
まして、この事件があったことなど全然知らなくて、ビックリでした。
その後ハリウッドリメイクの話しはなくなったのでしょうか・・・。
もっともリメイクはいらないですけどね~。
そのうち、出てくるのかしらネ。