ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

向島「志”満ん草餅」で草餅を買う

2024年04月26日 | グルメ

明治2年(1869)に隅田川の渡し舟の客向けの茶店としてはじまった『志゛満ん草餅(じまんくさもち)』。名物は香り高いよもぎを使う草餅。前から食べたいと思っていたが、そのエリアはあまり行く機会が無いので今まで食べてなかった。この日は歌舞伎観劇の帰り、日が長くなってきたので、車で寄ってみようと思いついた。

店は墨堤(ぼくてい)通り沿いにあり、その前は何度も車で通ったことがある、電車では東武スカイツリーライン東向島駅からも曳舟駅からも徒歩10分程度。

実はこのあたりは先日行った長命寺さくら餅や言問団子など、和菓子店が点在する和菓子好きにはたまらないエリアらしい。ただ、電車で行くには少し駅から歩くし、車で行くには駐車場を探すのが一苦労な場所だ。今日は店舗隣接のTimes駐車場に入れたが、マンションの中庭のような場所にあり入りにくかった。

さて、志゛満ん草餅であるが、創業した当時は、墨堤のよもぎを手摘みして草餅を作っていたそうだ、そして、志”満ん草餅で使用している「よもぎ」は創業当初からこだわりで、「生のよもぎ」を使用している。

また、この志゛満ん草餅という名前だが、店のホームページには特に書いてないのでChatGTPで調べてみたら、諸説あり、中国の詩の中に「志満」があり、これは植物のライチョウをさし、それを名前につけた、或は、日本の奈良時代の僧侶が発見した薬草「志満草」に由来する、とある。


上が「あん入り」、下が「あんなし」

草餅は「あんいり」と「あんなし」の2種類あり、俵型の「あんいり」には北海道十勝産小豆でつくる自家製のこし餡が入る。餅7に対して餡3とやや少ない割合になっているが、これは主役の草餅を楽しんでほしいからということらしい。

「あんなし」の方は、真ん中がくぼんだユニークな形をしている。「渡し船を模したのでは」という説もあるが、店主は渡し船の客が食べ歩きしやすいよう工夫した形だろうと述べている。大きなくぼみに白みつときな粉をかけて食べる。

この草餅はデパートなどでも何カ所か買えるところがあるが、曜日が限られていたり、浅草松屋では7個の箱入りからしか買えなかったりと制約があるが、ここでは1個から買えるので有りがたい。今日は「あんなし」と「あんいり」と3つずつ買った。今日は4時過ぎに行ったが最後の10個くらいしか残っていなかった、売り切れ次第終了なので偶然とは言え、在庫が有ってよかった。

生菓子なので賞味期限は当日中だが、経験では翌日午前中までなら大丈夫だ。帰宅して夕食のデザートとして食べてみたが、本当においしかった。

ご馳走様でした。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿