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「アンヌ・ケフェレック ピアノ・リサイタル」を聴く

2023年03月23日 | クラシック音楽

BS放送で「アンヌ・ケフェレック ピアノ・リサイタル」を録画して聴いた。場所は王子ホール、2022年6月。

アンヌ・ケフェレックはパリ生まれのピアニスト、父は有名な作家アンリ・ケフェレック、弟ヤン・ケフェレックは作家、その妻のブリジット・ゲンゲラーはピアニストだ。5才でピアノを始め、1968年にミュンヘン国際音楽コンクールで優勝、それ以来国際舞台で活躍している。今年75才だ。ピアノソロ、室内楽の演奏で有名。

テレビで見た姿は痩せ型で白髪、上品なご婦人という感じて、やさしような人だな、と言う印象を持った。

演目は

ピアノ・ソナタ 変ロ長調D960から第1楽章、第4楽章(シューベルト)
ピアノ・ソナタ 第32番ハ短調(ベートーベン)

アンヌ・ケフェレックは、この2曲とも作曲家が死ぬ前に書いた最後のピアノ・ソナタであり、2人の作曲家がたどり着いた「音楽の旅路」を自分も共に歩いて行きたいと強く思ったと、インタビューで語っている。

シューベルトは好きな作曲家で、D960も好きな曲だ、全部の楽章が聴けなくて残段だ、ベートーベンももちろん好きな作曲家だが、彼の最後の3つのピアノ・ソナタはどうも好きになれない、と言うかよく理解できない。この3つのピアノ・ソナタをたたえる人は多いし、その理由を読んで理解できるが、曲として純粋に聴いたとき、自分の身にしみこむように入ってい来ないのだ。こればかりは仕方ないが突然その良さがわかることもあるので聞き続けたい。

 



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