｢吉祥寺砂場」で蕎麦を食べる

正月ムードが吹き飛んだ昨日の北陸その他日本海側の大地震、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

さて、昨年の年末だが､中央線の沿線に用事があったため､昼食は吉祥寺でとることにした。さて、どこで食べようか。思案の結果、今まで一度も行ったことがない駅前のサンロード沿いのビルの地下にある吉祥寺砂場に行くことにした。一度訪問したいと思っていたところだ。

開店まもなくの時間に訪問してみると､直ぐに入れた。4人掛けの席に案内され、嫁さんと一緒にメニューを見る。私は鴨南蛮そば2,200円、嫁さんは天ざる1,950円にした。天ざるの天ぷらはかき揚げか海老か選べるがかき揚げにした。また、天ざるのつゆは温かいのか冷たいのか選べるので暖かい方にした。

しばし待つと､でてきた。私はざるよりも暖かいかけそばの方が好きなほうだ。鴨南蛮には刻みネギとゆずが一切れついている。早速食べてみると､鴨肉の脂がつゆにしみこみ､これに焼きネギの香りが加わり､実においしい味を出している。鴨肉は完全に火が通っているものが出されたが､柔らかかった。店によっては鴨肉に火を完全に通すと硬くなるというので､ミディアムレアのような火の入り加減で出すところもあるが、私はどちらも好きだ。鴨肉に加え､鶏つくねも一個入っていた。

店は吉祥寺近辺のお金に困っていない方々が来ている雰囲気であり、店内は満席になっても落ち着いていた。ここのホームページを見ると､店主の挨拶として､

随筆「蕎麦」の中で「ひとりで町を歩いていてひとりで酒をのみたくなったら私はまず蕎麦屋でのむ」という使い方ができる蕎麦屋です。蕎麦屋の定番のあてで一杯やるのもよし旬のあてで一杯やるのもよし､しめは江戸前蕎麦そんな老若男女がくつろげる店でありたいと思っています。「平凡の極み」が好きです。是非、御来店をおまち申し上げます

と出ていた。いいではないか､こんな蕎麦屋がまだあるのがうれしい。今度はゆっくりそば前を楽しみに来てみたい。

ご馳走様でした。