ようちゃん@ちばらき

ちばらきは千葉県と茨城県の県境地域。利根川と地平線の向こうに見える筑波山が郷愁を誘う今日この頃。

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2008年01月31日 | つぶやき
日本の医療が危ない
川渕 孝一
筑摩書房

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医学・医療の進歩と少子・高齢化、経済成長率1~2%という現実によって、
今後医療費は確実に増加する。厚生労働省は、2025年には国民医療費は
現在の2倍以上の69兆円に達すると予測している。
特に、老人医療費の伸びは大きく、半分のシェアを占めるという。

かりに、医療・介護・年金といった社会保障費用の増大分をすべて
保険料で賄うとして、著者らが政管健保をベースに推計したところ、
2025年時点の年収に対する保険料率は低く見積もっても32.3%。
出生率が少し上がって総人口が増え、現在の給与水準を維持すると
なると33.8%にも上る。(2003年現在で22.67%)
これだけ負担が増えると、現役世代が働く意欲さえ失いかねない。

かといって、たびたび議論されている社会保障・目的消費税も問題は多い。
給付費の増加分をすべて目的消費税で賄おうとすると、2025年に
必要な目的消費税率は15.3~16.1%。これに現行の消費税率5%を
加算すると、消費税率は20.3~21.1%となる。二桁台の消費税率への
移行は容易ではないだろう。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
医療崩壊 (あsd)
2008-02-06 22:27:22
私は医療者ですが、もう殆ど日本の医療は崩壊してますよ。現時点では医療者の善意のみで成り立っているというのが実情。医療費抑制かつ権利意識の増大で感謝の気持ちが失われている。実はこれまでも医療者の自己犠牲のもとに最低の医療費で最高の寿命を達成していたのが、医療者に感謝されないのなら給料分働けばいいや、とボランティア精神が無くなってきた。それは医療者だけの責任ではなく権利意識を振りかざす患者にも問題がある。そのような中で今のような医療を受けようと思えば、高負担は仕方がない。低負担・低福祉。高負担・中福祉(寄生する人がいるので高福祉は難しい)。これは当たり前。貧乏人は死ね、というのが役人の気持ち。彼らは特権階級で虎ノ門病院で死ぬまで高福祉を受けられます。
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