ようちゃん@ちばらき

ちばらきは千葉県と茨城県の県境地域。利根川と地平線の向こうに見える筑波山が郷愁を誘う今日この頃。

牛にひかれて善光寺参り

2012年09月22日 | じょんのび
遠くとも一度は詣れ善光寺 助け給うぞ弥陀の誓願

昨日は厳しい期末の会議でした。もう後戻りはできない状況です。
そんな気持ちに喝を入れるために、そして祈願成就するために善光寺まで
行って来ました。

ところで、善光寺の山門に掲げられている額に善光寺と書かれておりますが、
この「善」という文字、なんと牛の顔に見えるんですね。
また、この三文字の中に鳩が5羽隠れているそうです。分かるかな?
日光輪王寺から贈られた額だそうです。
 
ご本堂は実に大きいです。江戸時代に火事で焼失してしまった本堂を1707年に復興したそうで、
現在は国宝になっています。

実は、今朝5時半に起きてやってきました。善光寺に行くと言ったら、「お朝事(おあさじ)」
を受けてくると良いという前情報をもらっていたからです。
 
この「お朝事(おあさじ)」は、毎朝本堂で行われるお勤めで、
住職が昇堂時と退堂時に通る時間に合わせて、本堂正面手前の参道で待っていると
頭に数珠をちょこんと乗せて下さいます。これを「お数珠頂戴」と言うそうです。
予約なしの無料なので、朝から沢山の人が集まっておりました。
もちろん私もあやかって参りました。
 

 
ご本堂の向かって左側にご経蔵があります。こちらも重要文化財だそうです。
中には仏教教典を網羅した「一切経」が収蔵されているそうです。手前にある輪蔵に付属している
腕木を押し回すことでこの『一切経』を全て読んだことと同じ功徳が得られるといわれています。
もちろん回してきました。いつもよりたくさん回ってます。
 

 
ぬれ仏と六地蔵。六地蔵は、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の6つの世界で
我々衆生を救ってくださる菩薩様です。手前の地獄界のお地蔵さんだけ左足が出ています。
 
時代なんでしょうか、リラックマの絵馬がありました。ご利益あるのかな?

ご本堂の右側には鐘楼があります。この鐘は、長野オリンピック開会を世界に告げた鐘で
今でも時を知らせるために鳴らされているようです。
 
さて、参拝も終わりましたので帰るとしましょうか。
善光寺から長野駅までは、ずっと下り坂なので歩いて帰りましょう。

 
仁王門を抜けると宿坊が軒を並べております。善光寺には39の宿坊があります。
精進料理を頂いたり、お朝事に参拝したりというなんだか宿坊に泊まるのも
面白そうですね。
 

 
善光寺の参道には、おしゃれなカフェやレストランなんかもあって、
そぞろ歩きするのにいいですね。郵便局なんかも昔風?でした。
 
長野オリンピックの時の聖火台(レプリカ)が突如現れました。
こういう発見も面白いですね。
 
若者向けのファッションビルやロンドンバスを改装したカフェなどがあったり、
参道からの景色が変わってくると長野駅に近づいた証です。
まだ8時前ですが新幹線で新潟に帰ります。
 
朝からおやきをおつまみにして、長野の地ビールオラホビールをいただきました。
空きっ腹にはしみますねえ。
お土産はもちろん七味唐辛子ですよ。