想うこと、願うこと

人生のひと時、その時に想ったこと、こうありたいと願うことを書き残したい。

確定申告を前に想う

2006-01-29 14:50:53 | 社会との繋がり
 今年も確定申告の時期になり、近々税務署に出向する為の準備をしている。
 昨年(H17年)の収入はコンサルタント事業関係の収入は大幅に減り、年金と株取引による収入が主となるが、全体の収入は相当減っている。

 そして、確定申告の為の書類を作っていて、今年収めなければならない税金の額にビックリしている。
 即ち、今の小泉内閣になって消費税は上げない云々・・と言っているが、特に今年からの小生のような年寄りに対する課税が相当強化されていることが分る。

 最近新聞などにも掲載されているが実際に小生の場合について記してみても、
 ①年金(約300万円)の内、約180万円が課税対象所得とされ、これは昨年より約30万円増である。
 ②次に、課税控除についても昨年まで65歳以上の納税者に認められていた「老年者控除」50万円が今年からなくなった。
  実はこの2項目だけで昨年と同じ所得でありながら税金は課税所得の10%・8万円も増えるのである。
  
 仮に小生が年金の約300万円だけが収入であったとして、上記の通り課税対象収入約180万円となり、そこから国民健康保険料・介護保険料などや配偶者控除・基礎控除など約100万円を差引いても、最終的には80万円くらいの課税収入となり、その10%(=80,000)x0.8=64.000円を税金として支払うことになるであろう。これは昨年であれば殆ど0円で済んだわけであり、64,000円増税となっている。


 と言うことで、今年は昨年より収入が減っていながら、税金だけは10万円以上(地方税を入れれば)多く支払わなければならない。
 更に言えば、これらに伴って、国民健康保険料や介護保険料なども増えてくるため今年の生活は大変だというのが実感である。
 
  これらの増税案は財務省の御用委員会の財政審議会で検討・答申され、あっという間に国会で承認されたもので、国民は殆ど知らず、実際に税金を納める時になって初めて、気付き愕然とするわけである。
 
 これからはますます高齢者が増えるわけで、そういう意味では高齢者の税金を高くすることが国の財政を安定化するためには極めて重要であることは理解出来る。
 しかし、現状の政治家や公務員の待遇(給与や年金・公社公団への天下りなど)
の優遇された状況をそのままにしての増税は決して許せるものではない。
 
 国民がもっと声を大にして反対しないと益々政府や官僚の独走を許し、消費税の大幅アップなどが実行されることは必須である。

何とかならぬか、政官民格差

2006-01-28 14:41:04 | 社会との繋がり
 昨日の国会議員運営委員会で「国会議員の年金制度廃止法案」が議決された。
 しかし、その内容は今朝のTV(6Chのみのもんたの朝ズバ)で観て、詳細を知ろうと新聞(小宅は朝日新聞であるが)を見たが、4面に小さく掲載されているだけであった。

 即ち、民主党提出の完全廃止見直しの法案は否決され、与党が提出した「在職10年以上の現職議員については退職一時金か、現行制度の給付基準の15%減の年金、のいずれかが貰える様に変更した内容の案が「廃止法案」と称され、議決され、30日の衆院本会議に提案採決される見通しの由。
 
 これが廃止法案とはあいた口も塞がらないが、それにしても国民は舐められたものである。
 マスコミもライブドア問題やマンション欠陥問題など今の問題だけでなく、過去に大騒ぎした問題についてもしっかりと追究して欲しいものである。

 この案が通ると今度は国家公務員の共済年金の問題(厚生年金との統合問題など)も、又官僚の抵抗にあって大きく歪められるか、あるいは過去の様に検討します・・とそのまま放置されるかいずれかになろう。

 何べんも書いているように政治家も、官僚も、自分達を規制する(?)「法律」を作ることが出来る。
 即ち、法律は全国民を規制するもので有るが、しかし、国会議員(公務員)の定員を何人にするかとか、議員(公務員)の報酬を幾らにするとか、今回の問題の年金制度をどうするかなど、身分や報酬に関することも法律で決めることが出来る。

 このことをある意味で悪用して、自分達に有利なことを勝手に決められる特権を持つのが議員と官僚である。

 したがって、議員は「我々国民の代表として選んだ人であり、その人をクビにするには「選挙で落とす」以外は何にも方法がない。

 一方の公務員については一度採用してしまえば、犯罪を起こさない限り首には出来ない為、もっと始末が悪い。
 
 本来であれば良識の府と言われる参議員議員を改革し、少人数でも格式と見識のある院として、その構成メンバーが法を犯す人を裁く司法権限ではなく、それこそ、良識で国と国民の為に一番良い判断をしてくれれば良いと思うのだが。

 まあいずれにしても、今「勝ち組、負け組」の二極化が話題となっているが、政治家や官僚が勝ち組で、国民が負け組みとされぬ様にしたいものである。

 それには、国民が政治家や官僚に任せきりにせず、常に政治や政策に関心を持ち続けることが大切であると思う。

日本の将来を想う

2006-01-13 15:34:33 | 社会との繋がり
 今年9月の小泉退陣を前にポスト小泉は誰か・・、これからの日本はどうなるのか・・・などがのマスコミを賑わせている。
 色々な意見が飛び交うことは歓迎するが、しかし、政治家とマスコミ(一部評論家)の言葉遊びの、無責任なものはもう沢山である。
 本当に国民一人一人がこの国がどうあって欲しいのか、そのためにどういう考え方や努力等をしないといけないのか・・などを真剣に討議してほしいものである。
 
 そこで、小生のこうあってっ欲しいと思う日本であるが、大戦後に得た民主主義に基づく、「平和で、民主的な国であること」が基本となることは当然である。
 しかし、現在の日本は余りにも豊かになり過ぎたためか、ハングリー精神がなくなった。
 
 そして、国民の多く、特に若い人達は権利のみ主張し、義務を忘れてしまっておる様に見えて仕方がない。若者達は夢を持てずにいるし、凶悪な殺人事件が毎日のように報道されていることは周知の通りである。
 
 これ等は、お金が最も重要視される拝金主義と他人とのコミニュケーションが軽視される結果、一昔前の日本人独特の優しさ、思いやりがどこかに行ってしまっている為であろう。 

 前回記した熟年離婚など・・、その離婚したい理由は我が侭以外のなにものでもないのでは・・と、小生には想われる。
 長年一緒に暮らして来た中での「性格(=性ということもある)の不一致や、家庭内暴力など離婚して当然と言うものは離婚の原因として否定するものではない。 しかし、独りで自由に暮したい為に離婚したい・・というのはいただけない。
何の思いやりも持たない、我が侭な行動としか考えられないのである。
 年齢が若いからと言って、年齢の上の人より何時までも元気でおれると言う保証はなく、奥さんが先に病気になる事だって十分に有りうるわけである。
 
 更に、夫婦間だけでなくご近所の人達や地域社会の人達の間に夫々思いやりの気持があれば、今の介護保険のように赤字が雪ダルマ式に増えると言うようなこともないのではなかろうか。

 今盛んに取り上げられているが、我々が今迄に経験したことがない高齢者人口が増加し、反面、若年齢者を含めた総人口が減少する時代を迎えようとしている。
 その結果、わが国はどうなるのか・・・。

 特に官僚・政治家は責任を取らないくせに、国民に不安を与え、増税など自分の都合の良い方向に世論を誘導しようとする傾向が強いため、労働人口の減少や年金制度の崩壊など・・マイナス面ばかり強調されているように想う。
 
 しかし、国土の狭い日本としては耕作できる土地が増え、あるいは大規模農業が出来るようになり、結果として食糧の自給率が向上するというプラスの効果が出ることも考えられる。
 
 したがって、政治家も、官僚も自分のことだけではなく、他人(国民)のことを第一に考えてくれたら、国民も我慢すべきところは我慢すると思うのだが。

 兎に角、「我々はこの世にワケあって生かされている」と謙虚になり、「それ故に自分独りだけではなく、皆が協力してよい社会造りをしよう」と考えることも必要ではないか。
 その為んも、お互いを思いやる気持を大切にすることを心掛けたいものである。

 そして、特に子供の教育現場では徹底して教え込んで貰いたいと思うものである。

熟年離婚

2006-01-11 15:15:28 | 雑記
 以前にも一寸記したことがあるが、最近特にTVで多く取り上げられており、今日も8チャンネルで「2007年問題」の一つとして取り上げられていた。
 
 正直な処、実情としたら我が家も同じ様なものだと思うが、メインキャスターの小倉さんが終始主張していた通り、「離婚は当人間の問題であり、何か世間的な風潮として取り上げているのは感心しない」と思う。
 
 今日は2007年に年金が夫婦間で了承すれば夫婦平等に分割して支給されるようになることから、2007年まで離婚するのを待っている奥さん(女性)が多いと言う趣旨であった。
 これは過日発表された厚生労働省の統計調査でも2004年の離婚件数はそれまでの増加傾向がストップしたと言う結果が出ており、その原因として年金の分割問題が影響しているとのコメントガあった。
 
 そして、離婚を密かに決意している奥さん方にその理由をいろいろ聞いて放映していたが、小生のように現役を離れているものは別として、殆どの旦那は仕事でこんなTV番組は観ていないであろう。 
 それにしても奥さん方の言い分は小生から見れば実に勝手な言い分であると思う。
 (もっとも、常日頃、我が女房も曰く、「もっと経済的な余裕があれば直ぐにでも離婚したい」と。)
 
 しかし、小生にすれば「何不自由なく暮らせるのは誰のお陰か良く考えて見てくれ・・・」と言いたい。ところが女房にとってはそういう考え方(気持)が問題で、どうせ自分がやっていることを理解して貰えないのだから、これから一緒にいてもろくなことがないし、独りでやりたいことをやって暮らしたい・・・ということになるようである。

 そこに、第三者の行政が奥さんの働きを評価して、年金を分割して支給すると言うことを提示した。これで、少しは経済的な心配も少なくなる・・・と言うわけである。
 
 しかし、これからは一層年を取るばかりの夫婦の将来がどんなものか誰も予想できない。今までのように健康で、体も自由が効く、・・・など良いことばかりではないはずである。
 現在50歳以上の(団塊の世代以上の)夫婦の場合は男性の年齢が上(それも5歳以上)と言う場合が多い。
 と言うことは旦那が奥さんに面倒を見て貰わなければならないケースが多いことは容易に推測できる。
 それ故、熟年離婚は男性にとっては大きなダメージを受けることになる。
 
 しかし、奥さんの方はこれ以上の面倒は嫌だ。自分の好きなことをして余生を送りたいと言う気持はそれはそれで分らないことはない。
 従って、そこに夫婦にしか分らないお互いの絆と言うか、信頼関係が有るわけで、それを他人がとやかく言うのは間違いであろう。
 
 結局、夫婦ケンカと同じで、他人が干渉せず、当人同士でとことん話合い、時には冷却期間をおく為に別居をするのも一つの方法ではないかと思う。
 
 いずれにしても、「熟年の離婚」が何か現代の流行の様に扱われ、皆が流行に後れてないように自分も・・・と考える様な風潮だけは作って欲しくない。
 旦那を含め他人の為ということでなく、自分のために、もっともっと冷静に考えて欲しいと言うのが実感である。

新しい年を迎えて

2006-01-08 16:40:40 | 雑記
 新しい年を迎えて今日は九日目、そして、このブログを書くのも何と1ケ月振りとなった。
 そこで、ブログのテンプレートのでデザインも変えてみた。

 昨年12月は少し株の売買に気を取られ(その割りに売り買いは出来なかったが)何となく慌しく過ごし、迎えたお正月は又、只ダラダラと過ごしたというのが実感である。
 
 それにしても昨年の株式は8月以降急激に株価が上昇し(平均で40%も)、その恩恵を小生も受けることが出来た。
 しかし、今年はどうなることか?  期待先行で新年を迎えることになった。

 只、現役時代と異なり追われるものがないため、結局マイペースで何もかも行うことになり、結果的に緊張感を欠き、ダラダラしてしまうことは事実である。
 そうすると脳の働きも衰え、結果的に認知症になりかねないため気をつけなければと自分に言い聞かせている。

 さて、今年の正月を振り返ってみると例年通り、一寸した読書をしながら、箱根駅伝をTVで観るという過ごし方であったが、今年も箱根駅伝で人生を想わせるドラマを見せて貰った。
 
 普通の状態では考えられない順天堂大学そして駒沢大学の有力選手の脱水症に依る大ブレーキが亜細亜大学に優勝をもたらした。大きな感動と又面白さを与えてくれた。
 まるでサラリーマン人生の出世競争を想わせるような展開であった。
 
 老婆心ながらブレーキとなった選手にとってこの試練がプラスになってくれることを切に願うものである。
 (実はとても比較にはならないが、小生にも、中学・高校時代に中距離の選手として陸上競技を行い、対抗駅伝にも出場した経験があり、それらの経験に照らし合わせると一層その感が強いのである。)

 一方、その外のTV番組は相変わらずの「おせち番組」ばかりであったが、大きな事件もなく、六星占術の細木数子さん出演の番組ばかりが目に付いた、天下泰平のお正月であった。

 そして、今日はもう9日、明日10日までの連休が終わったら、小生も正月気分を卒業しなければと思っている。