想うこと、願うこと

人生のひと時、その時に想ったこと、こうありたいと願うことを書き残したい。

巨人軍は優勝できない?

2006-05-28 13:19:39 | 雑記
 交流戦前まで独走していた巨人軍も、終に昨日の対ロッテ戦連敗で阪神に首位の座を奪われて2位に陥落した。果たして今後どうなぅて行くのか?
 
 確かに交流戦に突入した頃からエースの上原投手を初め、故障で戦線を離脱した投手が多く、それが影響して、負けが込んで来た感じである。
 しかし、果たしてそれだけであろうか?、自分なりに考えてみた。

 交流戦もオリックス、ソフトバンクそして楽天には勝ち越したが、対戦相手が西武、日本ハムそしてロッテとなり、苦戦を強いられ、日本ハムとロッテには負け越した。

 今、確かに巨人軍も若返りの最中であり、小生のように最近では殆どTV観戦もしない者には名前も知らない選手が多くなっている。
 ただ、同じ様に名前も知らない選手が多い西武や日本ハム、そしてロッテの戦い方を見ていると巨人軍の戦いとかなり異なっている様に思う。

 極めて感覚的なものであるが巨人軍と比較して所謂「勢い(覇気)」が強く感じられる。
 例えば、試合途中で今負けていても、今後どうなるだろうか・・ワクワクして観ておれる。換言すれば「何かサプライズがあるのではないか・・」と想わせる何かがある。何故だろうか?
 
 小生の私的な見解を言わせて貰えば、「巨人軍の選手は既に出来上がっていて、それ以上何か+アルファがあるのではないか・・と想わせる選手が少ない」が、
先ほどの他球団(例えば、ロッテ)の選手には、荒削りであるが、その分+アルファがあるのではないかと想わせる選手が多い様に思う。
そこに楽しみが多くある。

 巨人軍は球界で最もお金持ちの球団であり、今までもお金に物を言わせて、次々と既成の一流高名選手を獲得してきた。よく言われる様に、「巨人軍だけで2チーム以上編成できる。とか、4番バッターが何人もいるとか、・・・」色々揶揄されている程である。
 それでも、ここ数年優勝出来ていない。
 
 結局、巨人軍は成熟したお公家様の集団であり、パリーグのロッテのように未成熟の、野武士集団ではない。
 そのため、ある一定の力を出すことは可能であっても、爆発的な力を発揮することが難しく、そのため競り合いには弱い。
 
 その結果、セリーグが競り合ってくれば来るほど、巨人軍の実力は発揮しづらくなり、結果的に優勝は難しくなるのではないかと考える。

 実は日本が今後大きな問題として考えなくてはいけない事項として、「官僚や政治家などその指導的立場に就く人が巨人軍の選手と同様、エリート集団出身者に限られてきている為、いざと言うときの対処に実力を発揮出来ない場合が多くなるのではないか」と危惧している。

 もっともっと幅広い層から、型にはまらない野武士的な有能な人も出て、日本をリードしてもらう必要があると切に想うものである。
 

「殺人者には死を・・・」刑法の改革を望む

2006-05-20 17:13:36 | 社会との繋がり
 新聞やTVで毎日数多くの殺人事件が報道されており、特に最近の秋田県の事件の様に幼い子供がなんの理由も無く殺されているのをみると胸が痛む。
 本当に日本は法治国家なのかどうか、何故こんなに命が軽んじられるようになってしまったのか?

 現在の日本が抱える多くの問題が行過ぎた自由や権利主張によるものが多く、その最大の要因は戦後の教育の失敗に有ると言うことで、今国会で教育基本法改正が審議されている。
 これもまた、教育の問題であることには異論がない。
 
 しかし、「何故こんなに簡単に人を殺せるのか?」、小生にはとても理解が出来ないが、小生の考えるところでは次の様なことも大きな原因ではないかと考える。
 即ち、
 ①殺人犯に対する刑が軽すぎるのではないか。
  そして、死刑判決を出したり、又は死刑の執行を嫌がる関係者(大臣など)が多いこと。
  例えば「1人殺しても絶対に死刑にはならない・・」といわれる。
  そして、無期懲役というのは「一生拘束される」のではなく、結果的には長くても10年刑務所におれば出所できると言う。
   一体誰がこんな基準(判例)を作ってしまったのか。
   世間には「死刑反対論者」と言う方もおられるが、その方達は「若しも自分の親兄弟・妻子が非道な目にあった場合でも、犯人の死刑に反対される」のであろうか。

 ②今の司法制度では「犯人の人権の擁護に偏り過ぎ」で、誰もが弁護士を雇えるが、その弁護士が刑罰を軽くすることばかり考えていること。
  結果として、刑罰を軽くした弁護士が(人権派弁護士などと)賞賛される。
  その上に、年齢的な理由や一時的に「心神喪失状態であったなど・・」の主張により、刑罰を免れようとする。
  こんな弁護士の費用を我々の税金から支払って良いのだろうか。  
  
  なお、ついでに書いておきたいが、こうして刑罰を軽くして貰った犯人が再び凶悪な犯罪を引き起こした時の裁判官や弁護士の責任はどうなっているのか。
  恐らく、自分の責任を認め、反省し、以後姿勢を正すと言う人は少ないのではないかと想う。 

 凶悪事件が起こる度に、教育者や司法の専門家はあれこれ解説するが、残念ながら犯罪(特に凶悪な)の抑止効果にはつながっていない。
 しかも「その犯行の背後に有るものを知りたい・・」などと言うが、結局は裁判が長引いても結果は一緒である。
 
 その裁判がどんなに凶悪で、情状酌量の余地のないもの(例えばオーム真理教の裁判など)でも、地裁・高裁・最高裁と最後まで行き、判決が出るまでにあっという間に10年以上経っている。
 
 結局、我々が余り知らないし、問題にもしないが、膨大な国費(税金)を使って、その結論はどうかと言えば国民が期待していた結果(判決)は出ていない場合が多い。
 時には、地裁や高裁の裁判では極端なものは裁判官の独断と偏見でとんでもない判決が出ている。

 少し、話が横道にそれたが、「罪を犯したものはそれなりの罰を受ける」こと。即ち、
「最も大切な他人の命を奪った者は自分の命をもって償う(死刑)」を原則とすべきである。
 このことを周知徹底しない限り、他人の命を奪う者は絶えないであろう。
 (愉快犯)などという輩が許される世の中がおかしいのだから。
 勿論、世の中には止むに止まれず殺人を犯す人もあろう。その場合にのみ、弁護士を通じてその正当性を主張し、その結果としての判決を受けるべきである。
 
 兎に角、殺人事件が毎日のニュースに出てこない世の中に一日も早くなって欲しいと想うものである。

悪くなるばかりの医療制度

2006-05-18 18:00:22 | 社会との繋がり
 今日の新聞に新たな医療制度改革案が衆議院の委員会で採択され、今日18日には本会議に掛けられ、参議院に送付される予定であることが報じられている。

 今回の改訂の主旨は「高齢者の医療費の負担をより多くし、医療費の抑制をしたい」という厚生労働省の意図に沿ったものであり、国民に一層の負担をして貰おうと言うものである。
 
 同じ紙面に、厚生省労働省の所管する「診療報酬の改定案」により、看護師の大幅不足・看護師争奪戦が行われている由の報道もある。
 その結果、大病院は人集めも可能であり、その結果診療報酬は高くして貰える。しかし、人集めの難しい中小の病院は看護師不足のため、診療報酬のランクを引き下げられて報酬が減る為、経営が困難になり、入院患者を断わるしかなくなるという。
 
 我々一般の庶民には近くに大病院がある地域に住むことは必ずしも容易ではなく、しかも、大病院に受診し、入院させて貰うことは又そんなに簡単ではない。

 しかるに、診療報酬の改定は国会での審議は必要とせず、厚生労働省がシンパを多く集めた委員会を開催し、決定できることになっており、「医療費の削減」を目的とすることで、決められたものである。
 その結果、じわじわとその影響が出てきて、国民がその影響を大きく被るわけである。

 実は、以前にも述べたが、同じく厚生労働省の指示により医師の研修制度が変更されて、地方の病院が医師不足で大変困っていることについても書いたことがある。
 
 振り返れば、医師の不足から各県に必ず1校以上の医学部を持つ大学が設立され医師の養成が図られた。そして、10数年経ったら今度は医師が多くなり過ぎたということで、医学部の定員を減らされた。
 更に、今度は医師になるための研修制度の変更で又医師不足を引き起こしている。
 とにかく、政策が猫の目の如くクルクル変わってきたのが現実である。
 
 これらのことは全て、厚生労働省の役人と一部御用学者の医療現場を知らない人達により決められ、その結果医療現場は混乱し、迷惑を被るのは決まって患者である我々国民である。

 医療費の削減が目的であれば、先ず間接経費である事務処理費用(保険点数の簡素化や、カルテの審査にかかる費用など)を削減すべきである。
 然るに、制度を益々複雑にし、その上に「健康保険制度」に、「介護保険制度」、更には「老人保険制度」など・・、次々と制度の複雑化をはかる。
 そして、狙い通り、「制度を理解できるのは自分達の仲間だけ・・」と先輩や同僚を天下りさせる。
 
 医療費の無駄を減らすことは大賛成であるが、それらの方策が稚拙で、結局患者にのみ負担を掛ける内容になっていると考えざるを得ないのが最近の状況である。

 結局、医療制度は益々悪化し、国民は経済的にも負担が増え、受ける医療の質は落ちるばかりと言うのが現状である。
 我々国民はただ呆然として観ているしかないのだろうか。(最近の小生はストレスが増すばかりである。)