想うこと、願うこと

人生のひと時、その時に想ったこと、こうありたいと願うことを書き残したい。

日本の将来を想う

2006-01-13 15:34:33 | 社会との繋がり
 今年9月の小泉退陣を前にポスト小泉は誰か・・、これからの日本はどうなるのか・・・などがのマスコミを賑わせている。
 色々な意見が飛び交うことは歓迎するが、しかし、政治家とマスコミ(一部評論家)の言葉遊びの、無責任なものはもう沢山である。
 本当に国民一人一人がこの国がどうあって欲しいのか、そのためにどういう考え方や努力等をしないといけないのか・・などを真剣に討議してほしいものである。
 
 そこで、小生のこうあってっ欲しいと思う日本であるが、大戦後に得た民主主義に基づく、「平和で、民主的な国であること」が基本となることは当然である。
 しかし、現在の日本は余りにも豊かになり過ぎたためか、ハングリー精神がなくなった。
 
 そして、国民の多く、特に若い人達は権利のみ主張し、義務を忘れてしまっておる様に見えて仕方がない。若者達は夢を持てずにいるし、凶悪な殺人事件が毎日のように報道されていることは周知の通りである。
 
 これ等は、お金が最も重要視される拝金主義と他人とのコミニュケーションが軽視される結果、一昔前の日本人独特の優しさ、思いやりがどこかに行ってしまっている為であろう。 

 前回記した熟年離婚など・・、その離婚したい理由は我が侭以外のなにものでもないのでは・・と、小生には想われる。
 長年一緒に暮らして来た中での「性格(=性ということもある)の不一致や、家庭内暴力など離婚して当然と言うものは離婚の原因として否定するものではない。 しかし、独りで自由に暮したい為に離婚したい・・というのはいただけない。
何の思いやりも持たない、我が侭な行動としか考えられないのである。
 年齢が若いからと言って、年齢の上の人より何時までも元気でおれると言う保証はなく、奥さんが先に病気になる事だって十分に有りうるわけである。
 
 更に、夫婦間だけでなくご近所の人達や地域社会の人達の間に夫々思いやりの気持があれば、今の介護保険のように赤字が雪ダルマ式に増えると言うようなこともないのではなかろうか。

 今盛んに取り上げられているが、我々が今迄に経験したことがない高齢者人口が増加し、反面、若年齢者を含めた総人口が減少する時代を迎えようとしている。
 その結果、わが国はどうなるのか・・・。

 特に官僚・政治家は責任を取らないくせに、国民に不安を与え、増税など自分の都合の良い方向に世論を誘導しようとする傾向が強いため、労働人口の減少や年金制度の崩壊など・・マイナス面ばかり強調されているように想う。
 
 しかし、国土の狭い日本としては耕作できる土地が増え、あるいは大規模農業が出来るようになり、結果として食糧の自給率が向上するというプラスの効果が出ることも考えられる。
 
 したがって、政治家も、官僚も自分のことだけではなく、他人(国民)のことを第一に考えてくれたら、国民も我慢すべきところは我慢すると思うのだが。

 兎に角、「我々はこの世にワケあって生かされている」と謙虚になり、「それ故に自分独りだけではなく、皆が協力してよい社会造りをしよう」と考えることも必要ではないか。
 その為んも、お互いを思いやる気持を大切にすることを心掛けたいものである。

 そして、特に子供の教育現場では徹底して教え込んで貰いたいと思うものである。