想うこと、願うこと

人生のひと時、その時に想ったこと、こうありたいと願うことを書き残したい。

いい加減にして欲しい

2006-07-08 13:47:59 | 社会との繋がり
 小泉内閣最後の「骨太方針」と言うのが昨日の会議で決定された由。
 その内容は20011年(今から5年後)に国家財政を収入と支出を均衡させたいが為に、無理やり歳出を削減し、それでも足りない分は消費税のアップで帳尻を合わせようということの様である。。
 
 しかし、削減については公共事業の削減はともかく、福祉関連事業や医療費の削減があり、国民に大きな犠牲を強いるものであり、そう簡単には実現は難しい。
 それに、来年は参議院選挙があると言うので、とても初志貫徹は難しいであろう。
 ・・と言うことで、絵に描いた餅以外の何物でもないと思う。

 実は今回の件に関連して、小生が問題にしたいのは国家予算(約80兆円)の概算2.5倍(200兆円)を超えると言われる、特別会計については何一つ触れられず、今迄通り、官僚と政治家の好きな様に無駄遣いされることである。

 例えば、新聞によると一時期あれほど騒がれ、もう決まっていたとさえ想っていた、自動車税やガソリン税などの道路特別財源の一部一般財源化も今年は見送られた。
 と言うことは又要らない道路造りに使われるのである。(一体、道路公団の分割民営化やそれに伴う無駄遣いの中止という小泉首相の当初の公約はどこに消えてしまったのか)

 更には未だに結論が出ない「社会保険庁の解体」の問題なども同様で、何も解決されていない問題が山程あるが、実は特別会計に関連するものが多いのである。

 前にも述べたが特別会計と言うは何か特定の目的を持って使う為に決められた税金の為の会計で、所管する各省庁が独自で管理しているものである。
 従って、本来の目的が達成されたり、世の中が変わり要らなくなれば廃止されるべきものである。
 我々の身近なものとしては社会保険といわれる年金・健康保険・失業保険や先の道路財源とされるものなど、沢山尾特別会計があり、その総額は実に200兆円にも上ると言われる。
 
 しかし、この道路関連税に代表される様に、国民が車を持ち、ガソリンを消費するのを増やせば官僚が何の努力をしなくとも、収入が増えてくる。それを毎年毎年使い切る努力をするというのだから無駄遣いが多くなるのは当然である。
 
 更に、もう一つ身近なもので例を挙げれば「失業保険」がある。今から5年も前に世の中は不景気となり、その為失業者が増え、特別会計がそれまでの蓄えも無くなり赤字になりかけた。
 その為直ぐに、失業保険料(労使折半)を引き上げ、その上長年勤めて定年を迎えた人の失業保険給付期間をそれまでの12ケ月から6ケ月以下に引き下げられた。
 それだけ、働く人たちが犠牲を強いられたのに、その間に厚生労働省の関係する部署は人も予算も増やされ、そして、今景気が回復して来て再び失業保険の特別会計が黒字化してきても、今度はその予算をいろいろ使う算段ばかりしていて、増えた人や組織を減らすとか、保険料を引き下げるとか、将来の為にキチンと蓄えるなどの、将来又不況になったときに備える計画が全く無いのは何故だろうか。
 結局、又、無駄遣いが増えて行くだけである。
 
 従って、前にも話題になったが前記の道路や各種保険の特別会計だけでなく、各省庁の下にある沢山尾特別会計について、見直しを進め、特別会計でなく一般会計の優先配分予算として、処理をして行くシステムに変更してゆけば、相当大きな無駄省きが出来、今回検討されたものより確実に健全な収支に戻せると思うのである。
 
 結局、政治家や官僚はあいも変わらず一般の市民を犠牲にして己の保身と利益の確保に全力を尽くして取り組んでいる。
 そして、マスコミの前では美味しいことばかりを並べ、「自分はそう思うのだが、他の・・・がそうしないから出来ない」と言うだけである。
 これらの政治家や官僚に何故責任を取らせられないのか・・・・つくづく無力を感ずる今日この頃である。
 兎に角、「いい加減にして欲しい・・・」とだけは言っておきたい。 

先の読めない齢

2006-07-01 17:53:41 | 雑記
 今日元首相の橋本竜太郎氏が亡くなった。齢68歳(享年69歳)である。
 橋本氏は先月(6月)4日お腹が痛いと言って入院、即手術をした由であるが、術後の経過が思わしくなくて重態が続き終に帰らぬ人となった。
 それにしてもたった3年位の間で、日本歯科医師会からの派閥への闇献金問題から、小泉首相との政争に破れ、前回の総選挙には出馬さえ出来無かった。
 そして、政治家だから既往症などあったのかどうか分らないが、失意のうちに急に亡くなったとしか想えない。
 実は小生は橋本元首相とは同じ歳であり、そういう意味でもある種の感慨をもつ者である。
 
 ところで、今年前半の5月、6月で、連続して友人を亡くした。
 一人は昨年このブログでも書いたが一歳年上のH氏で、昨年5月に突然肺ガンを宣告されたった1年で逝ってしまった。享年70歳である。
 もう一人は会社の同期であったS氏で、彼は長年糖尿病が原因で、闘病生活を強いられてきたが、終に戦い敗れてこの6月に亡くなった。享年69歳である。

 こうして、みると以前は人間50歳の坂、そして次は60歳の坂を越すのは大変だろう・・・と想っていたが、今は70歳の坂を果たして元気に越せるのだろうかと考えざるを得ない。
 
 小生としては、どこかが悪くてベットの上で過ごしているのは真っ平ゴメンである。
 先ず元気でなければ意味が無いわけで、それにはどうすればよいのかが最大の問題である。
 幸い、今はどこも体に悪いところは無い。
 
 ただ、家にいる時間が多いためか家内とのイサカイが多くなっている。
 それは小生も家内も歳をとり頑固(自己中心)になってきており、家に一緒にいる時間が多くなると結果的に相手のやることが気に入らなくなる。
 
 特に、家内にとって小生の存在が鬱陶しいものとなる様で、その都度不穏当な発言が多くなっている。
 そうすると、小生も何となくプライドを傷つけられた様で不機嫌になると同時に黙ってはおれず、つい大きな声で言い返す・・・。
 
 と言うことで、家庭内不和で、精神的なストレスが大きくなっている。
 このストレスがいつ大病の引き金になるか分らない・・・・と言うのは
もう直ぐ70歳と言うことで、外からは見えない体の変調が宿っているかもしれないからである。
 明日のことは分らない・・・そんな齢いである。