深紅の花が咲く「アメリカデイゴ(亜米利加梯梧)」(Erythrina crista-galli)
マメ科デイゴ属の落葉低木です。
和名:「カイコウズ(海紅豆)」は、あまり使われません。 鹿児島県の県花です。
花期は6~9月頃。比較的寒さに強いのが特徴で関東以南なら地植えが可能です。
雄しべは先のほうまで合着し、そこで分かれる。
長く伸びた花茎に、花径5㎝ほどの赤色の花をたくさん付けます。
葉は3出複葉で互生し、葉の柄や葉の裏面などに棘があります。
こちらは「サンゴシトウ(珊瑚刺桐)」 (Erythrina x bidwillii)
別名:ヒシバデイゴ マメ科 「アメリカデイゴ」とよく似ています。
「サンゴシトウ」はオーストラリアのシドニー植物園で、アメリカデイゴ と北アメリカ原産の「エリスリナ・ヘルバケア」↓(Erythrina herbacea)を交配して作られた園芸種です。
「アメリカデイゴ」の蕾が、ふっくらとしているのに対して、 「サンゴシトウ」は根元が、黒っぽく平らに見えます。
また、「アメリカデイゴ」の花は下向きですが、「サンゴシトウ」は、 上向きに咲いています。
こちらは「デイゴ」の花です。
「♬デイゴの花が咲き、風邪を呼び、嵐が来た~......」THE BOOMの名曲『島唄』でお馴染みの「デイゴ」。
「デイゴ」(別名:エリスリナ)は、インド原産のマメ科の落葉高木で沖縄の三大名花のひとつ。奄美以南でなければ越冬できず、根本や根からも芽が出るため、人家の庭に植えられることはあまりないそうです。
沖縄でも「カエンボク」(写真)や「ホウオウボク」の並木は見かけますが、「デイゴ」の花は中々見かけないそうです。
因みに沖縄の三大名花は①「デイゴ」、②「サンダンカ」、③「オオゴチョウ」です。
②「サンダンカ」
沖縄では「サンダンカ(三段花)」と言いますが、正式には「サンタンカ(三丹花)」(別名:イクソラ)です。
アカネ科の常緑低木で、年に3回開花します。
関東では温室でしか見ることが出来ませんが、比較的どこの植物園でも見かけます。
「サンタンカ・コクシネア」
③「オオゴチョウ(黄胡蝶or大胡蝶)」ジャケツイバラ科。常緑小高木で葉は二回羽状複葉。
花姿がまるで蝶のように見えることからこの名がつきました。太くて鋭い棘があります。
「キバナノオオゴチョウ(黄花の黄胡蝶)」。「オオゴチョウ(黄胡蝶)」の黄色花品種です。
沖縄では「サンタンカ」、「オオゴチョウ」は初心者でも簡単に育てることが出来るそうです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます