晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

月の美術館

2008年07月10日 | 日常
月だけを描いて展示されている”月の美術館”が館内町から中島川沿いへ移転したと聞き及び、さゆりさんと覗いて見ました。
以前の住居の一部を美術館に充てた素朴な佇まいがとても好きだったので、立派に成り過ぎていて興醒めしないか・・・とおそるおそる向かいましたが、杞憂でした。そのままの雰囲気を保たれてあったのです!

←オーナー曰く「築60年。私も還暦です」

嬉しさのあまり玄関からサンダルを脱ぐのももどかしく上がりこみました。



私の好きな三日月、半月、満月とトリオで描かれた月の画像が最初に飾ってありました。(照明が光って原画の持ち味が半減されて写ってしまっています)



幾分小さくなった部屋に、私が好きな淡いブルーを基調に月がぽっかり浮かんでいてまるで水族館のようです。



管理人であり製作者でもある彼は美術の先生を30年されていたのですが、体調を崩し好きな絵を描く時間を持てる暮らしに踏み切られたのだそうです。ちょうど絵画教室「アトリエラピス」の生徒さん(大人)も絵を描かれていました。前回お邪魔した時には大分からセラピーを受けている感じのカップルもいたのを想い出しました。癒しを与えてくれる月は、moonというよりラテン語でルナの響きがぴったりです。「三日月を3回続けて見れれば幸せになる」と教えてもらったのは一年足らず前でした。2回目までは覚えていたのですがなかなか3回目が難しいのです。ツイテイルのも、月のつくが語源とか。勿論憑くもそうだけど、やはり月は太陽と違って奥が深い・・・。私設美術館や私設図書館など私設○○ができたらもっと楽しいでしょうね!(寺子屋・小川亭もその中の1つだと思っています)

勢いで帰りに図書館で「太陰暦で暮らす」本を3冊借りて帰った私です。

☆水無月の”無”は助詞で”の”という意味合いなのでした。どうりで井原山の水無鍾乳洞が納得!昔古典で習ったっけ?

 市民会館少し上流の平たい橋を渡って右折したら1、2分で着きます

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6 コメント

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Unknown (いさな)
2008-07-11 17:00:36
ずいぶん便利のいい所に移転したのね。
雰囲気が変わってなくてよかった。
あの館長さん若く見えますね。

私も先日テレビで水無月の無が「の」だってこと知ったばかりです。6月が水無月で納得!


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Unknown (bamboo)
2008-07-12 06:49:08
を見つけるのが上手ないさなさんへ

いさなさんが来崎しなければ月の美術館との出会いはもっと後になっていたかもね。昨日Aさんも五島からの友人を連れて行かれたはず・・・。月の絵葉書を買い込みましたのでその内に送ります。

ラジオで、山椒に産卵したアゲハ蝶が無事に旅立ったと腹ペコ青虫のラジオネームで投稿されているのを昨日聴きました。あなたのことを思い出しながら、音量を大きくしたわよ。
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マリーの冤罪 (いさな)
2008-07-12 17:16:38
いいな~腹ペこさん。
私の幼虫、母の山椒に連れて行った翌日にはいなくなってたの。
がっかり……思わずまりーに「食べちゃったんじゃないでしょうね」と疑いの眼を向けてしまいました。
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色々です (ばんぶー)
2008-07-14 08:21:42
人生厳しいかな・・・。
山中では、生物界は食うか食われるかの闘いが日々行われているのだと実感する時がままありますよ
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Unknown (さゆり)
2008-07-14 11:52:53
「月の美術館」誘っていただいてありがとうございました。月って不思議な魅力がありますよね。月曜日の夜7時からの「月の音色」(NBCラジオ)っていう番組,聴かれたことありますか?私は好きでよく聴きますよ。息子が部活から帰ってくるまでの時間ですけど…。
 それにしても,写真撮るのうまいですよね~。その場の雰囲気がよく伝わってきます。
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今夜拝聴 (ばんぶー)
2008-07-14 13:03:25
NBCラジオはほとんど聴いていなかったから、ツイ(月)テルぅ!
情報って貴重なお宝です。
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