二足の草鞋

よくある話のよくある一人の凡夫のブログ。これは日々のわらじの足跡・・・。

弁当「越路弁当」

2006年06月02日 | Pleasures & Seasons
昨年度まで務めていた文部科学省関係の仕事からようやく放免されたと思いきや、再びこの6月から新たな業務への参画を依頼された。第1回目の会議に出席して気付いたのだが、これまでの業務より遥かに重い仕事のようである。

というわけで、これからまた毎月のように東京出張が入ることになる。お陰で、カテゴリー「Pleasure」の連載記事としての「弁当」シリーズが再スタートである。

今回は、池田屋製「越路弁当(こしじべんとう幕の内)」(840円)。鮭、卵焼き、蒲鉾、揚げシューマイ、野菜の煮物などのおなじみの品が並んでいるのだが、それぞれが上品に整理整頓されて詰め込まれていて、味もなかなか。この値段ゆえに決して上等な弁当というわけではないが、日本海側特産のいくら、鮭、ほたて、蟹などの個性の強い食材をメインに弁当とは異なり、食して不思議と落ち着く。

ところで、牛肉の時雨煮(これがまた味が濃すぎず薄すぎず旨い)が紙でできた笹舟に乗せられて入っていた。越路と長岡市街は信濃川を隔てて対岸同士の地理関係になる。その昔、河川が物流の中心であった頃、渡し舟を利用して人々が行き来していたという。時雨煮の舟は、往時を偲んだものだと思いたい。

なお、この弁当には「幕の内」と記されているが、本来は、いわゆる「俵おにぎり」が入っているものをそう言うらしい。まあ、味に免じて細かいことは言うまい。

さて、東京出張の車中のもう一つの楽しみに「トランヴェール」((株)ジェイアール東日本企画刊)がある。JR東日本の新幹線の車内誌で、月刊だ。月1度の出張の際に読むのにちょうどよい。毎号、甲信越、東北地方の歴史関係の大きな特集が組まれているのだが、これが非常に深く詳しい記事で、また写真が多く取り入れられているので読んでいて飽きない(愛読者も少なくないようだ)。今号のテーマは「蒲生氏郷」であった。日本屈指の名城「鶴ケ城」を建立し、会津若松を作った戦国の武将だ。ちなみに冊子の表紙は、今も会津若松に城下町の面影を遺す桂林寺通り周辺のイラストが飾っていた。
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1 コメント

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シリーズ復活 楽しみ! (otokonosyugyou)
2006-06-25 12:35:29
 月いちレポートが又復活したようで、ご同慶の至りです。確かに"俵おにぎり"でない「幕の内」は、詐欺のそしりを受けかねない。省力化で取止めたのかも…。越後路を略して"越路"だと思っていました、お陰で又一つ新知識が。越路吹雪はそこの生まれかなあー。「トランベール」が定期閲覧できるとは羨ましい。愛読者としての名誉が続くよう研鑚に励んでください。

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