桃とかなへび

いらっしゃいませ。

9月20日の夢

2021年09月21日 | 無意識と意識の間で
玄関を開けて人が入る音がしたので目を覚ました。階段を登ってくるようだ。
起き上がって自室のドアを開けると兄がいた。「あれ、兄ちゃん」
私を見ると一瞬ギクっとして、「おお」と応えた。旅行カバンを持っている。
そうか中国から帰ってきたのか。私はパジャマを着ていたので、またベッドに戻ろうとした。
しかしついさっきまでいたはずのベッドはなぜかおもちゃやなんかが並べられている。わざわざきれいに飾ってあるような感じもする。
家は今住んでいる自分の家と実家のどちらでもあるようだった。
なんとなく感じる違和感はなんだろう。
外の様子も変な感じがしたので、パジャマのままだけど外に出て見た。2階を見上げると私の部屋の部分が部屋ごと削られたようになくなっている。
ハタと思いついて、家に戻り兄に話しかけた。
「兄ちゃん、もしかして私、もう死んでる?」
兄が、ああそうだと言う。
そうか寝たまま私は死んだのだ。
兄は暗闇を怖がる子どもだった。私のことが見えるらしい。申し訳ないけど助かった。

そんな夢を見た。

夢の通りではないにせよ、私は死ぬという当たり前のことが目の前にストンと落ちてきた。「いつか」はいつだかわからない。

部屋の窓から月明かり。
中秋の名月まで地球はもうひと回り。







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