桃とかなへび

いらっしゃいませ。

さまよえるオランダ人

2021年09月25日 | クラシック
今日は在宅勤務だった。仕事を終えておやつを食べて、福助がテレビの番組表を見ながら言った。「今日は何も見るものないぞ」どれどれと見ると確かにそそられるものはない感じ。
しかし、ふと見つけたCSのwowow plusに「メトロポリタンオペラ さまよえるオランダ人」、これ見ようよ。18時15分から21時まで、長くなくていいじゃない。
結局オペラ見ながらスンドゥブ作って食べて、最後まで見た。もう序曲の金管のメロディーはヨホホイとしか聞こえない。カピタンはキャプテンなのね。
オペラには、日本人のソリスト、メゾソプラノの藤田美穂子さんが出演していて、本編前にインタビュー映像が流れた。
演出は新しく、衣装も含め舞台の色は地味でモノクロに近い。シンプルだけどとても印象に残る映像。序盤は歌が長いなと思ったが次第に慣れて、じっと聞けるようになった。歌も演奏も素晴らしかった。
一幕なのでストーリーはシンプル、こんな話だったのかと初めて知った次第。
3時間くらいならオペラ聞けるな。ただしテレビは字幕があった。生で見るならお勉強が必要だろう。
高校の時、文化会館で本格的な文楽の公演があり、担任の先生が希望者を引率して下さった。早目に行ってパンフレットをしっかり読んで見た文楽は、ものすごく面白かった。今でも忘れない。
オペラは、私にはまだ未知の楽しみ。生で見たのは、小学生の時に見た県民オペラ、立川澄登さんの「吉四六昇天」だけだ。
今日テレビを見たことで、いつかちゃんと生で聞いてみようと、現実的な目標ができた。知らないことだらけ、退屈なんかしていられない。ああ早く動きたい。


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