待ち時間に思い出した。
2〜3日前に久しぶりにみた飛ぶ夢。
時々高く飛べる、五重塔みたいな建物の屋根の上あたり、観光地なのか眼下には人が沢山いる。
その上をふわりと飛び越して、降下するといつもの低空飛行。
飛ぶというより数十センチから2〜3メートルの高さを浮いて歩いている感じ。強いて言えば、ハウルと一緒のソフィーみたいに。
特別に何をするということもない飛ぶ夢、最近は覚えていようと意識してないので、みた夢もすぐ忘れてしまう。
奇想天外奇天烈な何かが、まだ私の無意識の中にあればいいのに、なかなかお目にかかれない。びっくり箱の錆びついた蓋が開くのはもしかしたら、歳とってボケちゃった時なのかもしれない。そう思うと、シャンとしてパッタリ死ぬのは甚だ惜しい気もする。
年取ったなと思っているのに、私の父は90でまだ商売している。先は長そうだ。奇想天外にはもう少し鍵をかけておくか。