堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

復修・如是我語壱番病苦状

2010-07-24 08:53:25 | 日記
『此処に我は是の如く語りき壱番病苦を唱え読み想い行いに裏付け付随復修し具える。

病める、病ませる、病まれる。
此の中より生まれ出る苦しみ執着に、己身内仲間内其他有り。

衣食住、生活、仕事、社会、人生に絶望不安疑問在り。

病める事の苦しみ辛さ悲しみに始まり、
御気に入りの衣纏う事叶わず着脱すら容易に成らず、食欲減退拒食過食点滴と自らの食欲も儘成らず、住居広く狭く遠く近く軽く重く暑く寒く静かに煩く成り果て、自他共に生活調子維持整理改善に奔走し、生きる為の収入源責任有る立場故の重圧負担を掛ける事への後ろめたさ、世間衆生から取り残される孤独焦燥感、過去現在未来想えば想う程暗夜行路希望の灯途絶え暗中模索堂々巡りの迷宮伏魔殿に入城す。

三千大世界、森羅万象、大小内外の宇宙、時間空間、現世前世後世、唯一人病に成る事に不思議無し、神秘無し、秘密無し、道の理也。

仏の法を教わり唯一人孤独孤立孤高へと道を歩み悟り得る事、大砂漠に金剛石一片、金粒銀粒を探し求めるが如き事也。

其過程道程こそ観て聞いて体験し感じて、学び気付き気付き学び、心の眼を開き覚まし、身体を以って覚える道なり。

己身内仲間内其他を問わず、心身の過負荷和らげ関係向上し忍辱強化し病と共に生きる覚悟を創り練り上げる道も又、仏の道の中に在り。

州堂 南無 』

最新の画像もっと見る

コメントを投稿