堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

〈御温習意(オサライ)・『漫画』〉

2012-05-19 00:40:02 | 日記
〈御温習意・『漫画』〉

初めて読んだ漫画は、『釣りキチ三平(矢口高雄・作)』と『俺は鉄兵(ちばてつや・作)だった。小学校低学年の頃の事。
どちらが先かは忘れた。

同時期に、『暴力大将(どおくまん・作)』や『蔵六の奇病(日野日出志・作)』を読んだ。

どれもこれも、北海道江別市大麻の小学生低学年には、余り縁の無い【時代と場所】の設定であった。(麦藁帽子と草履で近所の川でヒョイと釣った川魚を串刺し炭焼きにする習慣は、すでに北海道江別市大麻の我が家や御近所では無かった…。)


『釣りキチ三平』の生活が、自分がガキの頃の昭和50年代初めの東北秋田県の集落ではまだあったのか?今だによく分からんとこではある。
(ちなみに、小学生の頃友達と「釣りキチ三平は、放課後と土日と夏休み冬休みの話しだろうな、きっと…。毎日釣りの生活は無いだろう…。」と話しをして居た…。)

雑誌は、マガジン・ジャンプ・チャンピオン・サンデー・キング・ビッグコミックと読み始めて居た…。


少女漫画を読み始めたのは小学校3・4年の頃だった。

夏休みに従兄弟の家で従兄弟のお姉さんが持ってた漫画や雑誌でだ。

『スケ番刑事(和田愼二・作)』『エロイカより愛をこめて(青池保子・作)』『綿の国星(大島弓子)』の三つからである。

また妹も居て雑誌を買ってたので、花と夢・ララ・マーガレット・ブーケ・リボンを読んだりした。

其頃、学級文庫で『はだしのゲン』を読んだ。
戦争を描いた漫画は『暴力大将』や『はだしのゲン』からだった。


小学生高学年で嵌まったのは永井豪だった。
永井豪作品を教えてくれたのは、例の『スターログ』を創刊号から持って居た友人からだった。(実際には友人の兄貴が買い始め友人が引き継いだらしいが…。)
友人の家には『ぼくらマガジン』が在った……。
友人は言った、
「伴、原作の『デビルマン』は話しが違うしパンツはいてないぞ。しかも『デビルマン』の前に『魔王ダンテ』があるぞ。」と。
早速、友人の家で『魔王ダンテ』を読んだ。『デビルマン』より先に読んだ気が……。

『手天童子』『黒の獅子』『ミッドナイトソルジャー』『バイオレンスジャック』と読んだが一番嵌まったのは『凄ノ王』だった。(『バイオレンスジャック』は其後東京で最終話を読んだ…。)


其間にも少女漫画も読んで居た。
特に歴史を学んだのは『ベルサイユのバラ(池田理代子・作)』『日出処の天子(山岸涼子・作)』であった。
メルヘン系だと『小さな御茶会』『空君の手紙』『銀曜日のおとぎ話』か。

山岸涼子・竹宮恵子・萩尾望都・三原順・坂田靖子・川原泉。

で、『熱笑花沢高校』『男大空』『男組』『極虎一家』も。

段々ときりが無くなって来た…。

漫画はとにかく読んだからあげるときりが無い…。幻想系・スポーツ格闘技武道系・宇宙系・妖怪ホラー系・不良系・超能力系・歴史系・刑事系・戦争軍事系・政治系・商売系・食べ物系・音楽系・恋愛系などなど…。(当然ガロ系もだ…。) 
          少女漫画は、『僕の地球を守って』『輝夜姫』あたりの頃から読まなくなった。
此頃は詩や小説を読み始めたぐらいの頃だ。其為此二作品の存在も知らなかったのである。何れ読むつもりである……。


うーむ。大友克洋・吉田秋生・松本大洋も読んだな…。

ますむらひろし・鈴木志穂も…。

当時住んで居た東京下落合木造モルタル風呂無しアパートの近所のゴミ捨て場で拾った平凡社版美術全集の面白さに気付くのに『アタゴオル玉手箱(ますむらひろし・作)』は役に立った。抽象画や現代美術に興味を持ち始めた頃だった……。

一つの物に想いの繋がり、一つの事に想いの積み重ね、一人の人に幾世代の想いが引き継がれ、一つの時間に想いの結晶、一つの場所に想いの脈張り巡らし、一つの歴史に想いの絡み合い…。

漫画を通して、何かの面白さや理解に繋がる事も有る。

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