戯れに語る！

〈戯言〉

実際、御堂に御信徒さん御相談者さんが来参された時に話した事の一つ。

『仲良い時に仲善く成る、仲善くしとくのが一番善いですね。

と、言うのも、人の性格は思ったより変わりやすいんですね、意外に。特に病気そのものの影響、治療薬、そして年齢から来る老いや認知症の場合もあるし、慣れない仕事や人間関係や借金から来る欝の場合もあるでしょう。明るい人が暗くなり、静かな人が短気になったりもします。

御自身が、そのように成る場合もありますし、家族や友人がそう成ることもあるでしょう。

あなたは、夫婦共に善く生き、どんな苦労困難を共に手を取り合わせ乗り越えここまで来たわけですが、だからこそ越えられない事は無いはずとここまで頑張って来たわけですね。

でも、この辛さ苦しみ悲しさは自分の努力が足りないからなのかな、今までどんな苦労も乗り越えて来たんだから、と自分を責めてませんか？あなたのせいではありませんよ。

生まれたばかりの赤ちゃんが泣き叫び喋れない立てない自分で食べられない事を親としての自分の努力不足だと思わないものですよね。

連れ合いの方が、姿そのものはそんなに変わってないのに、感情の出し方や行動や考え方が、前と違う変わって来ている、こんな人じゃなかたのに？と思ってるのではありませんか。

自分も実は親父の介護をした事があるんですが。親父がクモ膜下出血で倒れましてね。

今は車の運転も出来るし、年相応に読み書きも出来るように成りましたが、手術して頭いじった後、しばらくは確かに性格が変わりましたね。まさに、こんな性格だったか親父は？と思いましたね。人の性格は変わる事があるもんだなと。元々、奥底にあったのかもしれないが。

もちろん様々な方がいて、おとなしいまま、短気なまま、変わる方といるでしょうが。

いずれにせよ、まず、あなたが、明るく楽しく笑って生きることが一番ですね。

家にいて疲れたら、うちの御堂で静かに過ごしたり祈ったり、御経を唱えたりしても善いでしょう。

話を聞いて頂きたい時は聞きますしね。

人生や日常の一休みに一時を御寺で過ごすのも善いでしょう。朝六時半から夜七時まで開けておりますので御自由に。

祈るにしても御経を唱えられなくても、祈る方法を教えて差し上げますよ。』

と、このように話したことがある。

自分一人だけの一休みの時間を取る場所や行為は、いくつか在った方が善い。

南無