堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

【「辺境」の誇り・アメリカ先住民と日本人/鎌田遵(集英社新書)を読んで】より……#世界平和非暴力非...

2015-06-12 10:12:43 | 日記
【「辺境」の誇り・アメリカ先住民と日本人・鎌田遵(集英社新書)】を読み始めた理由に、沖縄の知人を通して沖縄独自の音楽や文化や信仰や基地問題のみならず琉球史沖縄史の流れを知り、沖縄の現状の理由原因過程結果の一端を知り、それが北海道の道央系和人やアイヌの方々に於ける現状の理由原因過程結果を知る為の型枠形を学んだ事に為った結果による部分が大きい……。


近過ぎると話し難い聴き難い打ち明け難い話しが有る。


又、沖縄の知人を通して沖縄も、総てで賛成!総てで反対!で、意見が統一されて居る訳では無い事を知る……。

家族一族友人知人先輩後輩や恩師や先人と沖縄の人間関係は濃い……。


沖縄本島でも地域集落や島で、文化や信仰や政治経済の立場で共通点相違点が当然在る様だ……。
人間関係が近過ぎて喋り難い事も在る事も察せられる……。


世界の原住民先住民遊牧民漂泊民少数民族の方々が外国異民族と接触した歴史を省観ると、【侵略】【強制か生活向上便利化に因る同化現代化】【核家族個人主義に因る伝統信仰文化共同体弱体化】【移住】や【差別抑圧】が、多かれ少なかれ在る……。


外国人が遠くの国の方々のノンフィクション・ドキュメントを書くと、自国内や地元の現状や背景背後裏事情を書くより書き易い面もあるようだ。(例えば地元では、話し難い聞き難い事など…。地元だと人間関係が特定され易い。)


此の本を読む事により日本列島に措ける、沖縄の方々やアイヌの方々や差別抑圧を受けて来た方々の人間関係で起きた事の一端が見えて来る聞こえて来る……。


先日、読み終えた「森と湖のまつり(著・武田泰淳)」と言う小説も、本州の和人作家が書いた戦後直ぐのアイヌの方々の現状の一端を描いた小説と言える。


家族や一族や集落共同体が、生きる為生き抜く為生活する為と言う事は一様では無い……。

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